12/19 「魂炸裂♥ハピエン・メリバ創作BLコンテスト」結果発表!
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2025/12/19 16:00

8月から募集スタートした「魂炸裂♥ハピエン・メリバ創作BLコンテスト」。先日までの投票期間と最終審査を持ちまして、ついに受賞作品が決定いたしました~~!
総応募数130作品を超える力作たちの中から、編集部内審査を通過したのは計29作品! みなさまにはその中から小説部門26作品を読んで投票していただきました。沢山の投票ありがとうございました!
泣いたり笑ったり頭を抱えたり……色んな意味で濃厚な作品で溢れていましたよね……(ニッコリ)。
ということで早速、激戦を潜り抜けた、選ばれし受賞作品を発表させていただきます~~!!!
〈選考方法〉
投票期間の評価を加味し、ちるちる編集部及びBLソムリエさま12名の評価を基に審査いたしました。
◆目次◆
◆ハピエン小説部門 結果発表
◆メリバ小説部門 結果発表
◆ハピエンコミック部門 結果発表
◆メリバコミック部門 結果発表
あらすじ
五十四才の山野部長は、夜中のトイレで自分が二十才に若がっていることに気が付く。検証を重ねたところ、夜中二時から四時の間だけ、若がっていることが確定する。
思考回路も若返った山野部長は、恋心を抱く部下の青木(二十八才)と、若返った姿での接触を試み、無事成功。セックスすることができた。
実は青木はおじさん好きで、彼もひそかに山野部長に恋心を抱いていたのだ。
山野部長、若返った山野部長(リョウ)、そして青木の危うくてイヤらしい関係が始まった。
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◆ちるちる編集部コメント
若返りをテーマにした作品の中でも、深夜の二時間だけ若返ってしまうという設定が新鮮かつ魅力的でした。逢瀬が限られていることにより、さらに「バレない……⁉ 大丈夫……!?」というドキドキが止まりません!
おじさんである部長を、一途に想っている部下も応援したくなるほど素敵! 一途な年下攻め、好き……!! 部長の肌艶までも気にかけていて、若返った部長を見ても「似てる」と思うなど、深すぎる片思いをする部下には「頑張れ! 目の前にいるぞ!」と声をかけたくなってしまいました。その若い子、部長なんやで。
二時間の逢瀬で描かれるベッドシーンも超・濃厚。部下と部長の距離が縮まっていく描写も丁寧で、自然と物語の中に入り込み楽しめました。今後とも2人がイチャイチャ楽しく過ごしてくれますように!
あらすじ
クズ彼氏にばかり引っかかって心をすり減らし、友人から「ダメンズホイホイ」と揶揄される、大学二年の永木惟央。小遣い稼ぎで続けていた男性専用アダルト撮影会で、学内でも有名な美形ヤリチン・伊崎瑛心に下着姿の写真を撮られてしまう。写真を消す代償として瑛心に迫られたのは、予想外にも「交際」だった。てっきり執拗に身体を求められると思いきや、一切手を出してこない彼に拍子抜けする。そればかりかやたらと自分を甘やかしてくる瑛心に、惟央は戸惑いながらも次第に心をほどかれていき──?
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ヤ〇チンクズ男かと思ったら甘々溺愛メロ男だったんだが???(鼻血)
クズ男にばかり引っ掛かる惟央。交換条件として嫌々ながら同級生のヤ〇チン・瑛心と付き合うことになるも、噂に反して一向に手を出してくる様子がなく……?
第一印象と違いすぎる瑛心の激甘彼氏っぷりに、段々絆されていく惟央。最悪な出会いから始まった2人の駆け引きラブが、大賞受賞となりました!!
◆ちるちる編集部コメント
こういうのこういうの!! と頷きたくなるほど、オタクが大好きな展開が盛りだくさん。さらには攻めの愛情と執着具合がこちらの想像を超えてきて、非常に面白いストーリーでした!
ダメンズホイホイの惟央が可愛らしく、アダルト撮影会でバイトしているというのも魅力的な設定。仕方なく瑛心と付き合い始めるも、少しずつ惹かれていく様子が丁寧に描かれており、「幸せになってくれ~!」と願うばかりでした。歴代彼氏のハズレぶりも面白かったです。惟央、見る目なさすぎやろ……(だがそこがいい)。
瑛心もクズなのかと思いきや、めっちゃ惟央に一途という素晴らしすぎる展開には、ニヤニヤが止まりませんでした!
キャラクターも展開も魅力的で、今後の2人の幸せな日常も覗いてみたくなっちゃいますね!!
あらすじ
恋人だった洸平の死のストレスで右耳が聞こえなくなった保科朋は、自宅で目眩を起こし倒れていたところ、フードデリバリーで来た大山陽太に助けてもらった。大山は朋のデビュー小説「24時間恋物語」を気に入ってくれている若手新人声優だ。
その後もなにかと気にかけられ、弁当を作ってくれるようになる。
次第に大山から好意を向けられるようになり、朋は怖気づいてしまう。誰かを好きになることはすなわち、洸平を否定することになってしまう。
ブックインフルエンサーのお陰で再び注目を浴びた「24時間恋物語」がアニメ映画化することになり、大山がオーディションを受けた。そのときの演技に衝撃を受け、大山と向き合うことを決意する。
お互いの想いを確認し、二人で洸平の墓に行き、大山と未来へ歩くことを誓う。
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ドラマを一本観終わったような読了感に思わず天を仰いでしまうこちらの作品が、優秀賞受賞となりました!
倒れていたところを助けられたのをきっかけに、交流が続く朋と陽太。関係が深まっていく中で、朋は亡くした元恋人のことを断ち切れず……。
2人それぞれの人生とお互いへの想いがじっくり進んでゆく様子に涙止まらん……。温かい気持ちになれること間違いナシです♥
◆ちるちる編集部コメント
恋人の死がストレスとなり、右耳が聴こえない保科。少し暗い雰囲気かと思いきや、年下ワンコ攻めの大山のきらめきで、明るく魅力的な物語になっていました。
なかなか素直になれない、恋人の死を抱えたままの保科が少しずつ大山に心を許し、大山が作った料理を食べ、2人で映画に行き、と前向きになっていく様子が非常に丁寧に描かれており、思わず笑顔になりました~!
大山の圧倒的ワンコ攻めぶりも素晴らしい。毎日やってきて、元気よく話しかけてると思いきや、オーディションに落ちてしょんぼりしていたり。声優の卵である大山の声なら、保科も聞き取りやすいという関係性もキュンキュンしました。
2人の唯一無二な関係性、末永く続いてくれ~!!!
あらすじ
大阪の暴力団組員である昭一郎は、知人で何度かセックスしたことのある東京の暴力団組員である昭太郎に拉致され、倉庫内で暴行を受ける。心当たりのない昭一郎だが、幼少期の不遇や孤独感から慢性的な希死念慮を抱えており、ここで死ねるのならそれでいい、と思う。
しかし昭太郎は、組の金の横領に失敗し、見つかる前に自殺するため、昭一郎を道連れに心中しようと考えていた。なぜ自分なのか、と聞く昭一郎に、昭太郎は「おまえがかわいくて好きだから、幸せにしてやりたい」と言う。昭一郎はそこで初めて、一緒に死にたいほどに誰かに求められ愛されることで孤独を埋める、それこそが自分の求めていた幸せだと気づき、人生で初めて幸せを感じ、昭太郎と一緒に死ぬことを受け入れる。
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死の淵で煙草を吸う男達……いいよな。
◆ちるちる編集部コメント
圧倒的質感が素晴らしかったです! 2人の間に流れる空気が丁寧に描写され、唯一無二の小説に仕上がっており、鮮明にシーンを頭に思い浮かべることができました。
希死念慮を抱える昭一郎。一緒に死にたいほど求められてようやく「幸せ」を知り、2人がキスを繰り返しながら向かう結末には、心が奪われました……!!
昭太郎の「好きだよ。愛してる。おまえよりかわいいの、この世に存在しないから」には、この世で最も深い愛を感じ、心が洗われます。
「幸せ」を主題とした本作。読了後、「幸せ」とは何なのだろうかと考え込んでしまいました。2人は本当に幸せなのだろうか、2人がそう思うのならそうなのかもしれない、と。2人の会話と、丁寧に描写される情景が儚く、魅力的なストーリーでした!
あらすじ
選ばれた者しか招かれない美食家達の晩餐会。
そこでは特別な料理が提供される。
ショーケースから選ばれる丁寧に育てられたケーキ達。
古参の主催者は古城で特別な晩餐会を開く。
振る舞われたのは、美しくもおぞましいフルコースであった。
たった一つの約束と、たった一つの恋が散る場所で、何を見る事になるだろうか。
残酷な救い無き美食の物語。
ケーキバースを題材とした、残酷で切ない一つの恋の物語です。
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フォークがケーキを食す、会員制の晩餐会。ケーキバースならではなこちらの見事優秀賞受賞となりました!!
美食家の晩餐会に提供されるために育てられたケーキ。彼らはより甘く、美味しくなるために恋心をも植え付けられていて……?
容赦ないグロテスクさの裏にある、切ないラブストーリー。彼らの運命をぜひ最後まで見届けてください!
◆ちるちる編集部コメント
美食家たちの集う晩餐会が非常に丁寧に、そして残酷に描かれており世界に引き込まれました。ケーキバースが主題となっており、晩餐会で提供される料理はすべて、最高級の美しいケーキたち。シェフが丁寧に行う料理の解説も、切なく、官能的です。
残酷な晩餐会が終わった後、どういった展開になるのだろう……? と思っていたところで、シェフと調理されたケーキの関係性が明らかになります。切なすぎるよ……!!
シェフがケーキに隠していた驚きの事実には、思わず涙が浮かびました。フルコースに沿って進むという物語の構成も非常に美しく、終宴という言葉の締めくくりもタイトルにぴったりでした。2人が、幸せに生きれる世界に行けることを祈るばかりです……。
あらすじ
戦争体験を取材している新聞記者。
その取材中に出会った一人の老人のもう一つの戦争体験。
太平洋戦争真っ只中の日本。
徴兵を目前に控えた青年が、戦地から戻った兄の部屋で見つけたのは、名もなき戦友Sからの手紙だった。
赦されぬ愛、戦争神経症、愛と裏切り。
偽りと真実を織り交ぜて、弟はある“嘘”をついた。
時代に翻弄された彼らの運命は――。
⚠︎注意⚠︎
本作には、戦時中の同性愛、戦争神経症(PTSD)、精神的な錯乱、近親を示唆する表現を含みます。
また、当時の価値観や制度、差別的な言動が登場することがあります。これらは史実を背景とした表現であり、差別の助長を意図するものではありません。
救いのない描写や、重たい心理描写が含まれます。苦手な方は閲覧をご注意ください。
※こちらの作品は性描写がございます※
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◆ちるちる編集部コメント
戦時中、生きて帰ってきた兄と、懸命に2人で生きようとする弟。兄弟の許されざる愛から目が離せませんでした! 戦後50年の記事のために、新聞記者が取材をした男性が語るようにして、進んでいくストーリー展開も魅力的。
兄に届く手紙を盗み読み、弟が兄のためにとある嘘をつき身体を重ねるという、あまりにも許されない展開には心が締め付けられました。さらにその後、兄に届いていた「手紙」の秘密が明かされ、「うわー!」と思わず声が出そうに……!
さらに、男性の語り口が終わった後、新聞記者に明かされる事実は、予想を超えるどんでん返し。本当に驚かされました。読了後の締め付けられるような感覚が、唯一無二でした!
該当者ナシ
あらすじ
彼氏はデートでもスマホを見てばっかりで、自分はもう飽きられたと思っていたけど…?
※こちらの作品は性描写がございます※
総ページ数4ページと短めながら、秀逸でまさしくハピエンなコチラの作品がハピエンコミック部門優秀賞となりました!
デート中、スマホに夢中な彼氏に怒りをぶつける強気金髪クン。問いただせど素っ気ない様子に涙を浮かべながらスマホを取り上げると……。
デカくてムキムキな彼氏は愛までデカかったーー!!(歓喜) 2人の馴れ初めに想いを馳せずにはいられませんね♥
◆ちるちる編集部コメント
超かわいかったです~!! スマホをいじってばかりの攻めにもやもやし、思わず大声で「俺とスマホ、どっちが大事なんだよ!!」と聞いてしまう受け。か、かわいすぎる~!! 大量のホイップとソースがかかった飲み物が好きなのもたまらん。
該当者ナシ
あらすじ
平安時代。検非違使の藤原基行(ふじわらのもとゆき)は同僚の平禎康(たいらのよしやす)と恋仲になる。二人の関係を知った禎康の許婚・珠紀(たまき)は出奔し、非業の死を遂げる。基行は珠紀の死に責任を感じ、出家する。一方、基行を忘れられない禎康は還俗を迫り、基行(出家名は永照(えいしょう))に肉体関係を求める。厳しく禎康を拒む永照だったが、胸の内では禎康以上の執着が渦巻いていた。
※こちらの作品は性描写がございます※
複雑な執着と決意が渦巻く本作品。作者さまの個性が生きる時代設定とストーリー性が支持され、優秀賞受賞となりました!
自分たちの関係が知られ、禎康の許婚が亡くなったことをきっかけに出家した基行と、基行に還俗を迫る禎康。時代設定を活かした展開と激重感情の相性が抜群でたまりません~~!!!
基行が還俗を拒み続ける本当の理由にゾクゾクすること間違いナシです!
◆ちるちる編集部コメント
平安時代を舞台に許されざる関係が描かれるストーリーに心惹かれました!
藤原基行は同僚の平禎康と恋仲になるけれど、二人の関係を知った禎康の許婚・珠紀が非業の死を遂げて、という怒涛の展開からは目が離せませんでした。これだけでも許されなかったのに、さらには出家した基行の胸に疼く執着。「どうなっちゃうの⁉」「そうなるの⁉」の連続です!
平安時代が舞台になっているため、2人の和服や和室も丁寧に描かれており、世界に入り込んでどんどん目を動かして読み進められました。和服、和室での行為はあまりにも耽美です。
2人の日常からどんどん話が進んでいき、最後の最後まで目が離せない圧巻の物語でした!
あらすじ
主人公・浩二はクラスメイトの霧野が嫌いだった。どんなに酷いことをしてもただ静かに見つめてくる深淵のような目が嫌いだった。しかし、とある事件によって浩二は霧野に対する本当の気持ちに気付くのだった…。
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強い感情に振り回される男ってかわいい。
霧野への強い苛立ちから精神的・肉体的暴力を繰り返してしまう浩二。エスカレートした末に迎えた結末で垣間見える、浩二の複雑で劇的な感情に心を揺さぶられます!!
かわいらしい絵柄と静かでダークなストーリー。唯一無二の‘‘味‘‘が審査員の心を掴み、優秀賞となりました!
◆ちるちる編集部コメント
すごいものを読んでしまった……! そう思わせられるほど魅力的な作品でした。
主人公・浩二はクラスメイトの霧野をいじめるも、いつも深淵のような目で見られます。どんどん嫌いと言う感情を募らせていく浩二に対して、霧野の目が非常に印象的に描かれており、思わず目が離せなくなりました。
とある事故をきっかけに浩二は自身の想いに気づきますが、最後の一コマが本当に衝撃的! とある事故の描写も本当に美しく、読後感はなんとも言い表せず、もう一度読み直したくなります。
「まなざしの檻」のタイトル通り、読み手もまなざしから逃れられなくなる圧倒的な、「まなざし」が主題の一作でした!
