NEW!06/16 松原硝子先生インタビュー 冷酷王子×忌み子!身代わり婚×溺愛×オメガバース作品。小説『身代わり婚の忌み子オメガは年下冷酷王子に溺愛される』
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2025/06/16 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4015回
松原硝子/夜市/ラヴィ/ラヴィノベルズ
小説『身代わり婚の忌み子オメガは年下冷酷王子に溺愛される』 6月21日発売
サイン入りグッズプレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
忌み子として生まれ、そのせいで平民として暮らしていたクリスだが、失踪した双子の兄に代わって王子に嫁ぐことになった。王子妃として迎えられたのに周りの冷たい態度。冷酷と噂される王子・ジェームズとの最悪の初夜。心ない言葉、拒絶される視線――けれど、耐えるしかなかった。これは王族との政略結婚。自分の正体は決して知られてはならない。懸命に王子妃として努めるクリスに、ジェームズは違和感を覚える。そしてある夜、クリスの真実を知ってしまう。「……もう一度、初夜をやり直させてくれないか。俺の大切な妻のクリス・ローレンスとして」冷たく凍っていたはずの王子の態度は、誰よりも甘く熱を帯び始めた。忌み子のオメガが冷酷なアルファの王子と「本当の番」へと変わっていく――とろけるような愛に溺れそうなオメガバース・ロマンス。
――作品紹介をお願いします
結婚が嫌で失踪した遊び人のオメガの兄の身代わりとして、冷酷と評判のアルファの王子のもとに嫁ぐ真面目で鈍感な弟が主人公のお話です。主人公もオメガです。手癖でいつも男前な受けを書きがちなのですが、可愛い受けを書いてみたくて考えました。ストーリーは日課の散歩中にパッと思いついてすぐスマホにメモしました。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻めは恋愛にまったく興味がない金髪碧眼の王子ジェームズです。戦術に長けており、最小の犠牲で勝つことをモットーとしています。国内外問わず、国民を苦しめる王侯貴族には容赦がないため貴族階級からは「冷酷王子」と言われている堅物です。
受けはクリス・ハーツ(ローレンス)という名前です。双子の弟として生まれましたが、双子は忌み子と考える国の慣習で生まれてすぐに殺されるところを、両親が逃して辺境の地で平民の子として育てられていました。黒髪に紺色の目の可愛らしいタイプの、庶民的で真面目な平和主義の伯爵令息です。
二人とも恋愛に興味がなく生きてきたという共通点があります。
――当て馬や重要な脇役は?
当て馬はゼインという、隣国の王子です。攻めであるジェームズの従兄弟のチャラ男です。クリスと仲良くなったことで、嫉妬に狂ったジェームズに嫌われまくります。でもジェームズの事もクリスの事も好きないい奴です。
個人的にはクリスの父親であるレオン・ローレンス伯爵がお気に入りです。かなりひねくれた性格なので、息子に素直に愛情を示すことができず常に煽るようなものの言い方をしてしまいます。夫人が大好きで子どもより嫁を優先するタイプです。いつか彼の話も書いてみたいと思っています。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
読んでいて疲れない物語というのを意識しました。大人になると生きているだけでつらいことの連続なので(苦笑)、しんどい時に読んで心が癒されるような作品にしたいと思っていました。攻めのジェームズは、最初クリスが彼の双子の兄のアレックスだと思って冷たい態度を取ります。この時もやりすぎるとクリスが可哀想になり書いていても辛くなってしまうので……そうならないように力を入れました。
読むときににエネルギーがいる作品も素晴らしいですし大好きですが、日常の中に小さな楽しみや癒しをプレゼントできるような作品作りに力を入れました。できているといいのですが……(汗)。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
食べる事と作る事が大好きなので料理や食事の描写に力を入れて過ぎてしまう癖があり、推敲する際に大幅に削っています(笑)。貴族の邸宅を知るために小笠原伯爵邸や庭園美術館に行きました。特に小笠原伯爵邸は友人とランチを楽しみましたが、すべてが勉強になりいい刺激を受けました!
――今作にまつわる裏話はありますか?
ゼインをもっと嫌な奴にして、ジェームズとクリスの仲をかき回そうと思っていたのですが書いているうちにゼインがどんどんいい子になっていきました。ゼインを書いたことで、自分は「100%悪い人間というのは作品の中だとしても存在してほしくない」と思っていることに気づきました。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
毎日1時間は早朝や深夜に散歩をして思考を整理するのですが職質を受けた時はショックを受けました……。
また友人の猫を1ヶ月ほど預かったのですが、PCに乗ったり執筆の邪魔をされました。いつもSNSで見ていたことを体験できて嬉しかったです(笑)。猫を飼いたいなと思い始めています。
――今、何かハマっていることは?
野球観戦です。昔からずっと好きですが大谷翔平選手が出場予定のドジャースの開幕戦に行けることを願って生きています。お酒を飲むことが本当に大好きで、お酒を飲みながら野球の試合や映画を観ることが一番の趣味かもしれないです。沖縄人なので泡盛の『金龍』と『松藤』をよく飲みます。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
3作目となりますが書き下ろしは初なので緊張しています。私自身、疲れて誰にも会いたくない時や鬱々としてしんどい夜にベッドの中でBLを読むことで癒されています。私がたくさんの小説に癒しや元気をもらえたように、一人でも多くの方の日々の小さな癒しになることができましたら幸いです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして。松原硝子と申します。ここまでインタビューを読んで下さり本当に有難うございます。昨年の7月にデビューしたばかりのBL作家1年生ですが、これからどうぞよろしくお願いいたします。嫌なことやしんどいことがあったときに読んで下さった皆様の心を癒せるような作品を書いていきたいです。
◆ラヴィノベルズ編集部より
松原先生の作品は以前から読ませていただいているのですが、読みやすくわくわくする作品ばかりです。
今回の作品もタイトル・作品内容ともに読みやすく読者様に楽しんでいただけると思います。
とにかくジェームズの溺愛が始まるポイントが素晴らしく何度も読み返しました。
冷酷王子とは…!? ぐらいに甘々な態度が楽しめます。
異世界ファンタジー好きにはたまらない一冊となっていますよ。
また、夜市先生のちょっとえっちでかわいらしいイラストがとっても素敵です!
是非沢山の方に読んでいただけたら幸いでございます。
またこちらの作品でショート動画も作成予定です。
よろしくお願いいたします。
皆さんの感想が先生に届きます♥
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(C)松原硝子・夜市/ラヴィノベルズ