break it

穂澄一家に癒されるー

両親が共働きで留守がちだった皐を可愛がってくれたおじいちゃんから
合気道を教わっていたが、おじいちゃんが亡くなり
本当に一人ぼっちになってしまった高校生の皐は何かを壊したい衝動になり
不良狩りをしだす。

そんな皐を見つけた警官の穂澄は、
両親がいない日は自分の家に来るように言いつける。
皐は穂澄の実家で過ごす時間も増え
気を遣わずにどんどん農家の手伝いをさせる穂澄一家が
少しづつ皐の居場所となっていく。


前半の『孤独な皐を救う穂澄』のストーリーは
切なく、少しづつ本当に少しずつ惹かれていく二人にほっこりもしました。


しかし、後半は事件ムードが段々大きくなり
穂澄の学生時代の友人であり恋人でもあった雅人が
実は殺されていたことが判明。
（ネタバレ回避で詳細割愛）

数年後、遠くの大学に進学した皐は長期休みの度に
穂澄家へ遊びに来ていたが
穂澄との関係性はあいまいなまま。
そのラストでやっと二人が結ばれるが途中で穂澄が涙を流す。

ここで皐がまだ雅人の事が好きなのかと聞き
穂澄が答えるんですが
このシーンがあまり・・・なんというか・・・
個人的に「ん？？」でした。



皐の成長のお話としてはとても好きですが
皐と穂澄の恋愛は、穂澄の愛がよく理解できず
イマイチ萌えきれませんでした。