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あらすじ

絶種(オメガ)の鷲尾彦は因縁の故郷へと呼び戻される。待ち受けていたのは戦場で負傷し、傷痍軍人となり帰還した須永冬二郎であった。超種(アルファ)として全てを手にしていた冬次郎だが、現在では声も出ず、体も殆ど動かせない。幼馴染の変わり果てた姿に、彦も初めの内は、憐れだと同情をするが…。かつて冬二郎から受けた仕打ち、幼き頃友情を誓い合った夏の日の思い出、さまざまな想いが駆け巡り、次第に絶種としての卑しき本能が目覚め始める。

作品情報

作品名
傷痍アルファ ~ある青年将校の帰還~
著者
伊藤ヒロ 
イラスト
壺也 
媒体
小説
出版社
徳間書店
発売日
ISBN
9784198648008
3.4

(5)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

刺さる

私の性癖に大いに刺さりました。人によっては地雷といえる設定もあるらしいのですが、BL小説をあまり読まないためか、全く気にならず。めちゃくちゃ面白かったです。時代物BLっていいね。
そしてなんといってもイラストが綺麗。軍人とか大日本帝国とか日の丸とかそういうのに惹かれる人は好きかも。
この作品は「BL文脈がない」と評されることがあるのですが、それが逆に新鮮な気持ちで見れて、あらたな「萌え」を発見できるかも?
文章も美しくそして官能的でエロティズムが漂っていました。ずっと主人公の視点で書かれるのでお相手がどう思ってるか想像するのがたまらなかったです。
人を選ぶ作品かもですが、私はめちゃくちゃ萌えましたし何度も読み返すくらいハマってます。
オススメです。試し読みもできるので是非!

0

本の内容的には神だが挿絵がダメで泣ける

初レヴューです
どうしてももやもやが消えないのでレビューさせていただきます

昨今のオメガバースの話とは一味ニ味変わっており
しかもライト小説作家さんが書かれたとあってか
2人に降りかかってくる波瀾万丈な運命も非常に読みやすくうまく展開されています
本当ならば声を大にして皆さんに勧めたいところ
なんです
が…
表紙及び挿絵が非常にこの物語の良さをそいでいるとしか思えない

陸軍の士官学校の主席の人間が
こんなお姫様のような状態で人心を率いることができるだろうか
しかも首席
しかも飛び級して戦地に行っている
αは威風堂々とまでいかなくても良いが偉丈夫な姿でいて欲しかったしそうであるべきなのではないだろうか
せめてαとΩは同じ位の体型でいて欲しかった
この挿絵だとαが本当にαの資質があったのかどうかさえ悩ましいとこだ
むしろ姫様姫様と扱われ本当の姫様のようだ
それなら左河原がわざわざ部下をそそのかして彼を窮地に落とし込まなくても
もっとやり方があったんではないだろうか
それに陸軍の中であんなにか弱く美しくひ弱そうな人間がトップにいたときの周囲の軋轢なども書くべきだ
その記述がないのならばやはり陸軍の人間としての体格で描くべきだったんではないだろうか

作家さんも絵師さんもライトノベルの方のようだが
もしかして編集もラノベ担当の方なのでしょうか?
だから芙蓉の美しさ
美麗な若者
そして受ける側
としてこのような体格になったんだとしたら非常に残念


強く大きいものの抱える痛みや美しさでも良かったんではないだろうか
大きくて立派だった人間だったからこそ傷痍状態になって床から上ることもできずひたすらオメガの名前を呼ぶだけで
その彼がΩの手を借りて軍服を身にまとう
鏡に映るのは以前偉丈夫だった男
なんでこれはダメだったんでしょう?

挿絵が入るたびになぜこの体格差なんだと辛かった

と言うわけで
私個人としてはこれは挿絵を見ずに物語を読んでもらいたいです
なんなら挿絵替えて欲しいです

物語はとても面白いです
(受け攻め固定
相手以外の人間と関係持つのがNGの方はやめておいた方がいいでしょう)

3

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