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表題作飼い主はお兄様

桐生翠
人気作家の義兄
植草智紀
高校生

あらすじ

思いがけない母親の再婚が縁で高校生の植草智紀は、実力とルックスを兼ね備えた人気作家の義兄・桐生翠と同居することになる。
以前から桐生のファンだった智紀だが、実際の桐生は高飛車で智紀を迷惑に思っている様子。
おまけに家事一切を押しつけられ、なんだかんだと嫌みを言われ智紀の気分はすっかりシンデレラ(涙)。
しかしある夜、桐生を相手にエッチな妄想をしてしまった智紀は、桐生への自分の気持ちを自覚し始めるが…。

作品情報

作品名
飼い主はお兄様
著者
斑鳩サハラ 
イラスト
樹要 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592874652
1.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
1
評価数
2
平均
1.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

尻切れトンボ

 ものすっごい、尻切れトンボな話だった……(茫然)

 はっきり言うと、「これから」というところで終わってます。
 まぁ、これで出てるレーベルが「コバ●ト」とかだったら、全然納得ですし。
 他の作者さんとかだったら、何とも思わなかったと思うんですけど……。
 花丸文庫で、この作者さんで、このオチは正直ないよなー……と、思うんですけど。



 以下、いろいろネタバレです。

 はっきり言って、物語のページ数のバランスが絶対におかしい! って思うんですけど……。
 いやまぁ、ページ数が全てじゃないのもわかった上で、あえて言うんですけど。

 大事な大事な告白のシーンが3ページで終わりってどういうこと!?

 いえ、そらねー。もう、2人の気持ちがお互いにじわじわお互いにわかってて、最後のとどめの告白シーンが3ページだったら全然、問題ないんですよ。
 今まで積み重ねてたものがちゃんとあるんなら、そんなに言葉はいらないと思いますし、とどめはきっぱりはっきり一撃で、というんなら、いいんですけど!

 全くの誤解のまま、主人公が「俺はおもちゃじゃねー」って叫んで。
 そしたら「お前はおもちゃじゃない」って相手が出てきて。
 抱きしめて、ハッピーエンド……
 しかも、そこで物語がぶちっと切れて終わり。

 酷い……これは、いくらなんでも酷過ぎる……。

 もう少し、余韻とか情感とかあったら一番いいと思うんだけど。
 普通は、ここから怒涛のアレなシーンになる……のが、今のBLの常識、のはずだったんですが、そんなことこれっぽっちもなかったです。

 まぁ、最後の後書きを読んだら、作者様、体調を崩されていたようなので、しょうがない、と言えばしょうがないと思うんですが……。
 それでもやっぱりなー……。
 出すからには、最低限のクオリティは確保してほしいところですが……。

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