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春闇の情深き体~春ちゃんシリーズ

haruyami no jouhukaki karada

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あらすじ

今宵限りの京美人、雛瀬春実は、一夜の相手に「割りきった遊びができるのが、あんたの取り柄や」そして「俺の取り柄でもあるんや」と別れの朝に告げる。黙ってうなずく相手。双方のその態度は、いわば遊び人たらんとする者の紳士道(?)であると、二人を取りもった子猫には分っていたのかもしれない好編『ネコの海岸物語』。
 そして、同時収録作『ほほえみを咲かせて』には、こんな会話が登場する。「ミィは、情の深い体になったなぁ……」。血縁はないものの親戚筋にあたる哲兄ちゃんこと哲彦と同床し、そうささやかれた時、春実は「それ……最高の……誉め言葉や……」と応じる。なぜならそれは、真にひとを愛した経験のある者しか持ちえない、いわば恋の形見であるカラダにのみ、ふさわしい形容だったから――。
 旧家に生まれ、男たちをとりこにする伝説の美女顔「雛瀬の顔」をもつ青年、春実の恋と秘められた過去を描くシリーズ第三弾!

144ページ

作品情報

作品名
春闇の情深き体~春ちゃんシリーズ
著者
湊川理絵 
イラスト
水樹氷 
媒体
小説
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネノベルズ
電子発売日

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