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表題作トランジェント―儚い愛―

柏崎偖塙,大学生
橘田悠也,大学生

あらすじ

一人旅をするつもりで乗った電車の中、俺は一人の青年に声をかけられた。相手は同じ大学の学生だがこれまで交流はない。見知らぬ相手というわけでもなくそのまま一緒に目的地へ行くことに――。激しい恋に落ちるとも知らずに。イラスト1枚入り。

作品情報

作品名
トランジェント―儚い愛―
著者
高嶋凛壱 
イラスト
天満あこ 
媒体
小説
出版社
夕霧文庫
レーベル
フリチラリア文庫
電子発売日
3

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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

愛の始まり

知らない作者、作者紹介もないので、どうしようか迷ったけれど、
意外とオモシロイ掘り出し物かもしれない・・と意外性に期待して購入。

残念だけど、校正が入らないネット小説の商業化なのか、誤字や脱字が多かった。
出版社や編集担当は、ちゃんと見てあげて欲しい。

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柏崎堵塙 心理学部
橘田悠也 同じ大学の応用生物部

大学の夏休み、堵塙は、一人旅で電車に乗っていた。
途中、長袖を着た中性的な美青年が電車に乗ってきて、声をかけてくる。
「ぼくのこと覚えてませんか?」
入学式で道に迷って助けてもらった時のお礼をしたかったという悠也。

堵塙と同じ駅で下車して、課題探しに来たという悠也もついてくる。 
真夏なのに長袖で汗をかかない 体温が低い。弱い脈動。
・・と、歩く場面で悠也の奇妙さを書いている
タイトルは「儚い愛」 
・・悠也は幽霊?!ホラー小説だったのか?・・と思ったら、そうじゃない。
昔受けた虐待の跡が残っているので長袖NGな人だった。

堵塙は、悠也の祖母の家に泊めてもらうことになる。
虐待されていたという悠也に庇護欲が湧く。
別れを寂しがる悠也に、夏休みが明けたら一緒に住む約束をする。
別れ際、泣く悠也を振り向かない堵塙

夏休みが明けるまでは、会えない・・という据え置きという意味の「儚い」愛。
これからスタートの愛の出だし。

なんだかなぁ・・・  次作に期待します。ガンバッテ 誤字で不愉快になったので辛目評価。
良い作品、良い続篇を書いて、読者を楽しませてください。
トランジェント:始まりのとっかかり部分の意味。
始まったばかりの愛に「儚い」って虚し気な文字を使うかな~?
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トランジェントとは:
「一時的な、はかない」「過渡的」立ち上がり部分や消え際のこと

儚い:「果敢無い」「果無い」
束の間であっけないさま。むなしく消えていくさま
不確実であったり見込みがなかったり、「すぐに無くなり虚しいさま」

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