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申し訳ない…好みじゃなかった。
序盤は「展開早いな〜。あと貴族ものにしては語り口調がフランク過ぎるな〜」と思いつつも、面白く読んでいました。
けれど攻・アル視点で語られるターンになると、あまりに心情の口調がフランク過ぎて、何だろう…小説というより、萌え語りを聞かされてる感じ。
決定打は、二人がようやくお互いの気持ちを吐露し、心が通じ合った場面。
アルのことを恋愛対象として見られるかわからないと言う受・フィンに対し、アルが言った台詞。
「私はこれから君を全力で口説く。それでも無理なら、養子を迎えるなり第二夫人を迎えるなりしよう」(侯爵家には跡継ぎが必要なので、フィンがアルに落ちなければ、アルは第二夫人を迎えて子作りするということ)。
無い。
これは無い。
「養子を迎える」はまだわかる。
でも「第二夫人を迎える」は無い。
フィンもアルの気持ちを知る前は、アルが失恋した相手に似た第二夫人を探すべきか?みたいに考えていたので、物語で設定された時代背景として、一夫多妻制も珍しくないのでしょうが。
読者としては、無い。
そこは何がなんでも、「私は君しか愛していないから、第二夫人を娶るつもりはない」と言ってほしかった。
この台詞を読んだ時点で本を閉じ、続きは読みませんでした。
途中で読むのをやめたのは初めてかも。
それくらい「第二夫人を迎える」は地雷でした。
将来的にフィンは必ずアルに落ちるだろうし、第二夫人を迎えることはないと読者としてはもちろんんかりますが、そういう考えを攻が持っていたという時点で無理。