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表題作1999年の夏休み

和彦

あらすじ

森と湖に閉ざされた、全寮制の学院の夏休み。
和彦、直人、則夫、帰る家のない三人の夏に、一人の転入生が現れた。
薫。
和彦に恋し、自ら命を断った悠に瓜二つだった。
四人の少年のためだけに、いつしか時間はとまり、永遠の夏休みが始まる―。
幻の名作ファンタジー、小説版で遂に登場。

作品情報

作品名
1999年の夏休み
著者
岸田理生 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044340018
2

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

共犯者は、時代

本作は、JUNEと言う世界観が時代に僅かながらでも
定着したからこそ世に出た作品ではないでしょうか。

世紀末を舞台に想定した一種の吹き替え映像作品が
醸し出した妖しさのエッセンスが、現在何処まで通用するかは
兎に角として、一里塚的な作品ではあるのでしょう。

便宜的に受攻の区分を記したものの、その駆け引きは
二元論では説明できますまい。肉の交わりを伴わぬ故の
複雑さが存在しています。

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