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表題作水色のプレリュード

昆布谷録一郎
海棠飛鳥

あらすじ

飛鳥は目が大きい。
それはたぶん、骨格のなせるわざなんだろうけど、額から眉、瞼、睫、頬と続くあたりに、甘いニュアンスがあるんだ。
そしてこの、淡い水晶のような瞳…。
気がついたとき、僕は飛鳥と十センチと離れていないような至近距離で立っていた。
「あ、キスしちゃえそうだね、これじゃ…」慌てて離れ、しどろもどろに言うと、「うん。してもいいと僕も思った」え?えっ?えええーっ。

作品情報

作品名
水色のプレリュード
著者
青海圭 
イラスト
二宮悦巳 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062552851
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

水色のプレリュードレビュー。

たけうちりうとさんの別名作品。多分私が初めて読んだ「BL小説」というジャンルの本。普通に図書館に置いてあって、水色というタイトルに惹かれて手に取ったら…。

コンブ「あ、キスしちゃえそうだね、これじゃ…」
ラッコ「うん。してもいいと僕も思った」
……あれ?ラッコは外国の血が入っているから片目が水色で、おまけに目が大きくてまつ毛も長くて、骨格も華奢だけど男…ですよね?
何コレって驚きつつも興奮しました(爆)

中身は青春バンドモノ!主人公は昆布谷録一郎。登場時は高校二年生で音楽部副部長、担当はギター!
そしてコンピュータ部部長で沈着冷静・頭脳明晰の親友・岡部息吹と共にバンドを組み、新入生の海棠飛鳥をギターに迎えたことでベースに変更する。そして音幅の弱さを補うため、キーボード担当にサッカー部特待生の山形類を勧誘。

音楽とかバンドに興味のある人なら面白いんじゃないかな?
恋愛要素よりもそういう青春要素が大きい作品です。ただ、コンブさん(攻)に飛鳥(ラッコ/受)がやたらと懐いて微笑ましい。友情メインの親友CPって雰囲気です。
当時はBLって単語がメジャーじゃなかったらしく、あとがきで「やおい」って単語が使われていて…時代を感じた。うん。

Gケルプ3作品の1作目です。

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