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表題作HOLD ME TOUCH ME

和田森省吾 登山好き大学生→社会人
菅野黎 家庭に難ありの中学生→高校生

あらすじ

大学生の省吾がコンビニでアルバイト中に出会ったのは、キレイな顔をした少年・黎。どこか暗い目をして、男に身体を売る事をなんともないと嘯く彼。会えば説教ばかりの生意気なガキなのに、懐いてくる彼を放ってはおけないでいた。ある日、傷だらけで省吾の前に現れた黎。客にやられたと言うが、どうやら黎の家庭には問題があるようで…。

作品情報

作品名
HOLD ME TOUCH ME
著者
姫野百合 
イラスト
杉原チャコ 
媒体
小説
出版社
ドリームメーカー(文苑堂)
レーベル
バジルノベルズ
発売日
ISBN
9784861170898
2

(2)

(0)

萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

社会派小説

BLはBLなんだけど、どちらかというと社会派小説のような印象でした。
共依存の両親に虐待されている少年・黎と、危なっかしい彼を放っておけない省吾。
ウリのふりをする黎を本気で叱り、支えてくれます。いい人です。

省吾はずっと兄のような気持ちで見守っているので、中々黎に手を出しません。
それどころか『温かい家庭』を味わわせてあげるために、女性と結婚しようとします。
ノンケの生真面目さが炸裂です。

最終的に黎を抱くときも、「いいか? 黎。これから俺はおまえを『傷物』にする」ですからね。一生責任取るそうです。真面目でいい男です。

この話は暗くて一度は出版が見送られたけれど、いい話なのでやっぱりノベルズ化された、という経緯があるそうです。
確かに「萌えー!」というようなお気楽さはないですが、しんみりして良い話だと思います。

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