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表題作君がここにいるから

都築俊彦 高校1年
今井樹 高校1年

あらすじ

好きな奴いんの?高校一年の今井樹が好きな相手は、クラスメイトの都築俊彦。
親友ってわけじゃないけど、いつも自分を庇ってくれる俊彦…告白。
初めてのキス。
初めてのセックス。
でも、こんな筈じゃなかったのに!?抱かれてばかりじゃイヤなんだ!甘えてばかりじゃダメなんだ!!意地っぱりで不器用な少年達のイーブン・ラブ。

作品情報

作品名
君がここにいるから
著者
沖田翼 
イラスト
遠野麻紀 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813000273
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

付き合い向かい合うという事…

つき合う前に一悶着あり、つき合ってからラブラブ一直線になる-というのはよくあるパターンですが、これはちょっと違う。つき合った後がハッピーらぶらぶとは少々縁遠い。

樹(たつき)は、都築のことを意識する前と後で、都築から受ける厚意に違和感を感じ、好きなのになぜかいらついて仕方がなっていく。「そうじゃないのに」「こんなはずじゃなかったのに」という焦りが、心と態度をちぐはぐにさせていき、互いの誤解から仲とも上手くいかなくなり…が、大間かなあらすじ。

くっつく前までは正直読み進めるのがきついのですが、くっついてからは大きな山谷があるわけでもないのに読み応えを感じます。樹が受けという立場に甘んじず「対等でいたい」とする葛藤や、ふたりの思いがすれちがいなどが片恋のようでいいのかな、と。

1999年の作品。どうもこの時代のBLが好きなようです。

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