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正論しか言わない理系男子と同僚になりました

seiron shika iwanai rikei danshi to doryo ni narimashita

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表題作正論しか言わない理系男子と同僚になりました

桐生孝哉
システム開発部所属の天才SE、26歳
竹永律
IT企業リーマン(営業部→システム開発部へ異動)、28歳

その他の収録作品

  • 特別な君と普通の恋
  • 不本意な幹部候補生(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

中途入社2年目にして、営業部からシステム開発部へ異動!? 左遷まがいの辞令に落ち込む竹永律(たけながりつ)。しかも、チームを組むことになったのは、2歳年下の天才SE・桐生孝哉(きりゅうたかや)。発想も能力もずば抜けて優秀!! なのに必要最低限しか話さず、集中すると返事もしない。新企画より、俺はまずこのひとを理解したい──。人と交わることを諦めていた孤高の天才と、言葉と心を繋げていく、共鳴と救済の恋!!

作品情報

作品名
正論しか言わない理系男子と同僚になりました
著者
野宮まち  
イラスト
夏江夢子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011986

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9

4.1

(42)

(30)

萌々

(2)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
9
得点
167
評価数
42
平均
4.1 / 5
神率
71.4%

レビュー投稿数9

満足度がすごい!

すごい満足度です!
人として社会人として会社勤めとして大切なことはみんな竹永が桐生に教えてくれましたね。

竹永の自信のなさや卑屈さに共感もしましたが!
なんといっても桐生ですよ!!
こういうコミュ障で対人スキルがなくて諦め開き直ってる孤独な天才。
そんな桐生の心を開いた竹永。

あ〜、他人事とは思えない辛さ。桐生絶対傷ついたよね。心を開いたら避けられだして。
でも竹永の言葉はちゃんと桐生の中に根付いて成長してて。

きっと一生懸命竹永とのことを分析検証したんですね。こんなに話して一緒にいて楽しい人はいない!頑張ったね(泣)

2人とも初めてこんなに達成感を感じられたんじゃないかな?お客様やその先のことまで見据えてしっかりやり遂げられたんじゃない?

前半だけでも満足度が高すぎてすでに疲れました。まだ後半まであるなんて!
エッチなくてもいいからここで終わってもいいよって感じです。ちょっと休憩します。

後半もすごかったです。
集中しすぎて疲れるぐらい良いお話でした。
お付き合いしながら仕事でリーダー研修にも参加して。
2人の距離感をはかったり、研修や尖った後輩やそもそもリーダーなんてと悩んだり。

竹永のやりたいことが見えて良かった!そして桐生が色んなことを考えてたり、竹永ファーストだしいいトスをあげたり。

研修最終日の発表から2人が週末を一緒に過ごすところが、もうもう達成感がすごいです!

ちゃんと言葉にしてお互いわかり合うことを怠けない、諦めない。誠実に向き合って2人とも大好きです!

短編
お誕生日を祝いたい
桐生視点です。竹永の誕生日の3ヶ月前からプランを立ててて。大好きな人の誕生日を祝うのは大事なイベントらしいって。
なのに自分の誕生日は忘れてて…。

誰かに期待することを諦めてた桐生に竹永があらわれて本当に良かったですね。
お幸せに!

3

とても面白かったです‼️緻密なお仕事の描写も秀逸でした‼️

リーマンBL、お仕事BL、またタイトルにあった理系男子など、自分の好きな要素ばかりでしたので迷わず読んでみたら、大正解‼️
とても良かったです。

登場人物たちに好感がもてたこと、また、仕事の内容がとても緻密に描かれていて、リアルでわかりやすく、引き込まれて一気に読みました。

***

桐生


営業からシステム開発の部署に異動になった律。
自分の求められている役割を真面目に遂行する中で、同じチームの桐生とのコミュニケーションは必須だった。とっつきにくい桐生を飲みに誘い、じわじわと切り込んでいく律。

2人で飲んでた時に、なぜ自分を飲みに誘ったのかと問われ、「今までは仕事でこれという成果を出せていないこと、仕事で一度ちゃんと結果を出したい」と答えた律。
自分の気持ちを素直に伝えた律がとても印象的だった。
そして、飲み会以来桐生は律に懐くようになっていく。

自分の弱点を開示して、周りを巻き込みながらチームとしてのパフォーマンスを最大化していく。仕事が周りだす。開発したものを企業に売り込む。
多言語化の追加装備のところなど、実際の業務やり取りを見てるような
仕事内容がきっちり描かれていて、お仕事BLとしても本当に面白かった。


律は最初から好感がもてました。人に対して気を使いすぎたり、自分を低く伝えたりするけど、とても優しい人。一生懸命で、素直。
この律の熱に桐生もだんだん心を開いていく。

初めて致すところの2人のやりとりがとにかく尊くて、優しさと相手への気遣いに溢れていて、とても良かったです。

とても素敵な作品でした。
ありがとうございました。

2

リーマンBLとして素晴らしい

野宮まち先生のデビュー作。雑誌に掲載されていた時に少しだけ読んだのですがこのふたりが好みすぎて絶対一冊の本になるということを願って待ってました!

そしてドンピシャ好みのお話でした。
営業からシステム開発に異動した律と桐生の物語です。リーマンBLが好きな理由として仕事と絡めたお話が読めること。逆に言えばその描写が取材が足りてなかったり、勤務態度がお世辞にも良くないような登場人物だと読者としても感情移入できないのですがそのあたりが素晴らしかった。

桐生は生い立ちや本人の特性もあり
一見とっつきにくいけど懐くと素直で可愛い男子ですよねえ。初めての感情に戸惑っている様子はあったけれど・・。システマチックに物事を考える彼が律と向き合い、自分の感情を分析しつつw恋に落ちて愛を育んていく様子がすごくよかったです。

律に関しては自己肯定感の低さが恋愛面で桐生とのすれ違いを生んでしまったりするんですよね。
2人は意思確認を大事にしようとするんだけど根底の部分で腹を割って話していないので何度かズレが生じていたなと思います。

物語は恋愛の面白さと別に仕事面でも面白かった!後半のリーダー研修は個人的にとても勉強になりました。自分は1人で成果を出したいわけではなく、チームとして成果を出していきたい、上に立つのではなく後から後押しするぐらいというのは私も一緒なので律がそこに気付けたところがとてもしっくりきました。

猛田もなかなか癖の強いキャラだったけれど彼の良さを引き出し、チームとしてうまくまとまっていく様子が読んでいてすっきりしました。ただの嫌なやつとして終わらせない描写がさすが!

先生の今後の作品も楽しみです!

3

突然畑違いの部署に異動となりました

今回はシステム開発部SEと
システム開発部に異動した元営業部員のお話です。

営業部から畑違いの開発部に異動した受様が
自己世界に沈む攻様との関係を構築するまでと
受様がリーダー研修会に参加する続編を収録。

受様は新卒入社した会社が半年で経営破綻
紹介で転職した会社はブラックで
胃に穴をあけて入院して退職します。

3社目はしっかり吟味した会社に入りますが
1年もたたずにIT企業に吸収合併されて
今の会社は4社目となります。

2年たってようやく慣れ始めたと思っていたら
ずっと営業職を続けてきた受様に
システム開発部への異動が発令されます。

開発部は主力商品に加えて新商材となる
技術やサービスも注力しており
顧客への売り込み屋企画調整の担当として
受様が選ばれたと言われますが
受様は見限られたと思ってしまいます。

転職を繰り返している受様は
なかなかに自己肯定力が低くモヤモヤなまま
新しい上司や同僚との顔合わせを迎えます。

受様の所属するチームは
直属の上司でプロジェクトマネージャー
デザイナー、エンジニアの4人態勢ですが

受様とエンジニアのみ専任のため
実質2人の連携といわれますが
肝心のSEは時間が過ぎてもやってきません。
このSEこそが今回の攻様です♪

遅刻した攻様は
マネージャーの姿を確認すると彼の隣に座り
自己紹介もマネージャーが代弁した上
開いPCから目も上げないのです。

しかもマネージャーもそんなやりとりを
気に留める様子もありません。

どうやら開発部は成果主義で
能力が高い優秀な攻様に
社会性が無くても許されているようです。
受様の開発部での日々は前途多難!?

キャラ文庫小説大賞佳作受賞作を元にした
雑誌掲載作に書き下ろしをつけての文庫化で
唯我独尊な攻様と自己評価の低い受様の
社内恋愛になります♪

ほぼ会社都合によって転職を繰り返した受様は
営業で目に見えた成果を上げた事がなく
今の会社にもようやく慣れてこれから頑張ると
思っていた所で異動を言い渡されます。

営業部から開発部への異動も前代未聞で
開発部というかエンジニアは
能力が高ければ社会性は不問みたいな
営業部なら社内外で問題な事がまかり通るという
異次元空間なのですよ。

受様に求められているのは
顧客の要望をくみ取り攻様にうまく説明し
顧客の望むモノを作り上げる事という
かなりなプレッシャーも感じさせて
どうなるのかとハラハラでしたが

攻様が自分なりの考えと受様の指摘を
まっすぐに受け止めて消化していくので
受様も今までの自分を変えることなく
攻様と対していく様子にワクワクしていき

攻様が受様を知る様に受様も攻様を知る事で
徐々に互いが惹かれていく展開にドキドキし

受様達の新規事業の成功と受様達の恋の成就を
楽しく読ませて頂きました (^-^)/

続編の研修会のお話は
本編とはまた違ったお仕事話で
会社員あるあるなリアリティがあって
とても面白かったです。

次作も大いに期待しています♪

1

気遣いが過ぎる受けにイライラ…からの、成長に拍手!

攻めも受けも成長がすごい!
お仕事面もしっかり描かれていて面白さがあるし、二人の人間的な成長が著しくて…最後はブラボー!と拍手を送りたい。

特に主人公の受け。
正直最初あまり受けのこと好きになれなかったです。人のこと考えすぎて気遣いすぎてるし、自分のことは下げまくる。ちょっとイライラしました。

タイトルから、癖ありは攻めの理系男子だと思ったのです。確かにコミュ障で周りとうまくやれない面が最初にあって…でも、受けに懐き出してから(これは受けの長所がうまく活きてた)、攻めは割合素直なんです。言葉も行動も基本ストレートだから、変に邪推しなくてよい。誤魔化しが利かないし分かりにくいけど、受けには分かる微細な表情&感情変化。

でも本当に厄介なのは、尖った個性がなくて平凡、自分なんて…と思い込んでる受け自身の自己評価。平穏にやりたいという気持ちが強いし、周りが見えてるからこそ、人の長所を見つけて調整したり場の空気感を整えることができてるのに!

悪い方に転換することもある。
例えば…
天候不良で帰れなくなり攻めが家に誘ってくれる。
→受け:申し訳なさすぎ。できる限り攻めのプライバシーを侵さないように視界は狭く家の中は見ないようにする。そして疲れる。(ん?)

職場で自分の趣味について話した(雑談)
→受け:職場なのに。つい気が緩んで感覚的な話をしちゃった。ほんと自分てだめ。(え、それダメなの?)

私には、「そこそんな気の遣い方必要?」と思えちゃうことが重なって、やり過ぎてむしろ嫌…に感じて。リアルなキャラクターと言えばそうなんだけど、ちょっと友達にはなれないかも(笑)めちゃくちゃ善良で誠実でいい人なのは間違いないです。

でも、後半の書下ろし部分でしっかり受けが成長を見せてくれました!研修を通して、人間関係で更に揉まれて、攻めに支えられたりグラグラ揺れたり…。何となくやってはいるけど自信がなくて仕事もパッとしなくて…という受けが、自分の持ち味はこれだと実感を持って見つけられた喜び。しっかり描いてくれてました。

攻めとの恋人関係もすれ違いを繰り返して、素直なコミュニケーションを重ねて、きちんと対話できる関係になって感無量。「嬉しい」とか「好き」をナチュラルに言い合える人たちなんですよ。素敵。

そんなわけで色々と読み応えありました。
個人的にCP萌えはないけど、お仕事BLとして1冊の密度がしっかりしてたという印象です。

野宮まち先生、雑誌掲載されていたホテルのお仕事BLも良かったですし、はやく発売されるといいな。
今後も期待したい作家さんです。

2

この作品が収納されている本棚

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