性モザイクの千翠、タランチュラの翔との恋。シリーズファイナルとして素晴らしい物語でした。先生も仰ってたけど最初のムシシからは時代にあわせて色々とソフトになりましたよね。
ただ千翠に言い寄る木戸のひたすら話の通じないストーカーってこういうやつのことだろうなというキャラクターの気持ち悪さ。樋口先生さすがだなぁ。何を言っても通じない、周りは木戸のイメージに騙されて受け入れない千翠がおかしいと持っていくのがまた恐怖で!いわゆる性的な関係の強要ではなくて精神的に追い詰めていくタイプの登場人物を出したのがうまいなと思いました。
翔は両親の姿を見て育ち立派な青年だなと思いました。翔を苦しめたのが翼の状態なの切なかったですね。自分は千翠の人生を背負えるのか、母親のことで動揺もしているのにと考えるのは当然のこと。翼の状態を見てカイコガの郁は今どうしているのかそのことも気になりました。
愛する人には長く生きてほしい、でもいつか死を迎えるその日まで自分が生かしていく支えていくという覚悟をするのは並大抵のことじゃないですよね。でも恋をしてしまったら、やはり離れられないよね。色々と諦めていた千翠が生きていていいんだ、生きようと思えたことが何より嬉しかった。
虫には何の興味はなかった私、むしろ今も苦手だけど先生の書く物語に引き込まれ夢中になりました。特にファイナルは生と死を見つめた物語としてとても印象に残りました。なんだか、泣けてしまった。素晴らしかったです。
さいっこうでした!!なんだあの攻めは!!
時田先生、最初の登場から色気まっしましで、どひゃ〜いい男だ〜!ってなったけど学校でシレッと初めまして…って顔しておきながらの電車で今日は金曜日ですけど?はズルい…。
沼ですね…沼ですよ…教師ですけどスーツ好きの私としては時田先生がネクタイを緩めるたびに頭を抱えてました(エロすぎて)なんでしょうあのごりごりの身体。
花村先生は可愛いですね。頑張り屋さん。エッチだって縄跳びだって苦手なことだって頑張っちゃうのが可愛い。努力家だから開発されて素直にどんどんえろくなっていくのも最高ではないですか…!!
熱出して好きって言っちゃうのも可愛いし誤魔化しちゃうのもかわいい。好きって言わせたい時田先生、がんがんに攻めるけど、ちゃんと自分から言えばよかったと反省できるのも良い。
10キロ走ってきた時の顔の色気、3億点!!!
ふたりの触れ合いもエッッチで素晴らしい作品でした。続編楽しみですねぇ
アニメイト小冊子は必読です!!!
ベータとして生きてきた新太。いつも通りかかる工事現場で見かけて想いを寄せている男性、国嵜がいる。そんな国嵜に告白するけれどもあえなく玉砕。
そんな中ヒートを起こしてしまい、オメガということが判明する新太。
面白いなぁと思うのはいわゆるオメガバースにおける先入観がてんこ盛りなところですよね!新太も当然ベータとして生きてきて、ひとりでオメガとアルファについて勘違いして暴走するし、それはまた友人もしかり。
国嵜もアルファはこうでなければならないという思い込みから苦しくなっていたわけで…。鬱かもしれないなんて悩むアルファ今までいました?!
いない…笑
ヒートを起こしてついに国嵜と身体を重ねて
責任を取らせてくれ!と言われて、自分に恋しているわけじゃない…と悲観して連絡を絶ってしまう展開大変好みです!!
やっとやっとふたりが結ばれた時の国嵜はやっぱりアルファぽいな…なんて思ったりもしたけれど
先入観によってどれだけの人が生きづらさを抱えて生きているんだろうなとも思う物語でした。
それを変えるためには新太みたいに突っ走りつつも状況を変えていく強さが必要なのでは?と思いました。彼の真っ直ぐさはとても良かったな。そのせいで傷ついてしまうこともあるけれど…
ジェイムズと人生を共にすることを決めたベン。
メディアに騒がれるのは一時的なものですぐ普通の生活に戻れると思っていたが…。
男性パートナーというだけでなく、王室の人間と恋をして人生を共にすることがどんなことなのか
を痛感させられる。そして常につきまとう自分は王の付属品なのか…
仕事も騒がれすぎて、結局辞めることになるしね…。ジェイムズは最初からそのことをわかっていたから、いつでも彼を解放しなければと常に決意しているのが切ない。
そして場合によっては王位継承権を放棄することも…。
ベンの思いもジェイムズの思いも伝わってきて苦しい苦しい一冊となりました。お腹の中にいる時から注目されている有名人(それもトップクラスの)と、今まで自立してきた一般人の社会人の男との恋は難しい!
最後に2人が出した決断とは…。
簡単なものではなかったけどいいラストでした。
それにしても長年隠れ蓑になってくれていたジェイムズの友人キャスの素晴らしいこと。
ジェイムズからキャスへの贈り物も愛があって良かったなぁ!
異国の地で出会った英国の皇太子ジェイムズと経済紙の新聞記者ベン。雨の中でチェスをしながらお互いを知り、ベッドを共にする2人。
その後口喧嘩でひどい別れをするものの、英国でまた再会する。
2人とも過去に傷を負い、ベンはその傷のせいでひとりを好みそしてジェイムズは立場から自由に恋愛などできない。
先がない、これ以上踏み込まない、でもお互いの身体は欲しい…から始まった2人の関係はどうなるのか…。
何よりの障害はやはりジェイムズの立場ですよね。両親は亡くなり、現在の王も先はない。いつわりの恋人を演じてくれている女性にもついに運命の相手が現れた。妹は心の病。
ベンは安全であるところにいるジェイムズを暗に批判していたけど彼の立場や思いを知るにつれさまざまなしがらみの中にいる彼を理解しようとする。
2人でいる時間が大切になりすぎてなくせない…距離を取らなければと思うのに惹かれあっていく様、そしてジェイムズのカミングアウトへの決断まで夢中で読んでしまった。
2人は共にいることを選んだけれど果たして…
次巻が気になるので早急に読まなければ!
秘密のデートもドキドキしたー!最高でした!
オペラ歌手を目指している留学生の凛。自分の実力に悩み、同じ寮のルームメイトに陰口を叩かれていることを聞き飛び出した先でエリアスと出会う。恋人になるか?というエリアスに初めて恋をした凛は夢中になるが…。
何が辛いって恋人になったはいいものの、エリアスは人を愛することはしない人だということ。凛の他にも長年のパートナー、そのほかに数人の相手。
エリアスの後押しを受けてデビューする凛はスターダムを駆け上がるけれども、いつ自分は飽きられるのか、捨てられるのか、歌手としても恋人としても怯えていくようになることが辛い。
人形のようにただ歌うだけの凛が新しい才能に嫉妬して壊れていく様子はしんどかったですね。
ついには伸ばした手を拒絶されて彼は日本に帰ることを決める…。ここ1番辛かったです。好きだけど…。
エリアスが凛を失ったことでその存在の大きさに気づいたわけですがもっと懲らしめてやっても良かったですけどね!!
凛があの時歌っていた歌をまた新たな気持ちで歌えるようになったのはすごく心に響いた。
長い長い2人の恋の物語。辛いことも多かったけれど、遠回りしたからこそのエンド。好きなお話でした。