ロイヤル・シークレット

royal secret

ロイヤル・シークレット
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神105
  • 萌×222
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

69

レビュー数
21
得点
639
評価数
138
平均
4.7 / 5
神率
76.1%
著者
ライラ・ペース 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403560385

あらすじ

国際的なニュース配信社
「グローバル・メディア社」の記者、
ベンジャミンは、上司の命令でケニアへ赴く。
英国の次期国王ジェームス皇太子を取材するためだ。
取材に乗り気でなかったベンだったが、滞在先のホテルで、
ひょんなことからジェイムスその人と知り合う。

知的でユーモアのセンスもあり、
気さくなジェームスの人柄に好感をもつベン。
ジェイムスもまた物書きだというベンの、
若きヘミングウェイのような堂々とした
佇まいや率直さに引かれていく。

ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、
一つ駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。
最初は軽いゲーム感覚だったのが、
二人の間に不思議な感覚が通い始めた。

世界一秘密の恋が、今幕を開けるーー。

翻訳:一瀬麻利

表題作ロイヤル・シークレット

ベンジャミン・ダーハン,経済記者
ジェイムス,英国皇太子

レビュー投稿数21

二人の関係性の深まり方が切ない

タイトルとあらすじを読んでキラキラしたロイヤルラブかと恐れつつ、表紙のセンチメンタルさに惹かれて手に取りました。

出会いからラストまで質のいい映画のように素敵。
ロイヤルラブにありがちな非現実的な感じは少なくて、感情が深まっていく過程が丁寧に表現されていて、とても切ないです。

クラブのロールプレイと、ジェームスがベンのフラットで過ごす週末が美しくて、お互いにいつかは別れなくちゃいけないと決意しているなかでの蜜月が悲しい…。

ラスト以降をあえて書かない意味はわかりますが、二人の未来も読んでみたいです。

タイトルから、ハーレクインみたいな予想をしてる方は読んだらいい意味で裏切られます。
ジェームスの身分は確かにプリンスですが、とても地に足の着いた恋が書かれています。

悩んでる方は是非読んでください!

ただ、完全にリバなので苦手な方は気を付けてください…。リバ好きにはたまりませんが…。

24

力強い

途中読めないかも!と厳しいところがあったけれども、読み終わってみたら、なんと力強い言葉たちの美しいこと。申し分なく神でございました。読後感がとにかく素晴らしい★ ただ日本のテンプレなBL小説とはちょっと違っている部分もあるので、戸惑いを覚える方もいるかもです。そんなもん気にしないわ!という方は是非!!!!!!!!本編390P弱。終盤の何ページかはすべての言葉が好き・・・

パパラッチに恋人との時間を撮られておかんむりのキャスが電話したのは英国皇太子ジェイムズ。ジェイムズは笑い飛ばし、嘘につき合わせることを謝り、今後の仲直り計画を立て・・・。ジェイムズはゲイで、キャスは大親友でありフェイクの恋人。キャスをいい加減解放してあげないとと思いつつ、仲直り計画にそってジェイムズはケニアに出かけます。そこで雨降りの日に偶然出会ったのは「物書き」だというベンジャミンで・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は割と多い。でも「階級呼び、称号呼び、セカンドネーム」ないし、登場人物一覧あるから楽勝!印象深いのは、
インディゴ(ジェイムズの妹、精神的に不調)、キャス(ジェイムズの恋人役をしている貴族の娘、この人最高!)、グローヴァー(ジェイムズの執事)、ロベルト(ベンの同僚、こいつもナイス!)、キンバリー(超絶優秀秘書!!!無敵感たっぷり!) というところかな。悪党役も少々います。

**好きだったところ

ケニアで出会って惹かれて、でも記者だっていうのがバレて というのは何となく皆さんヨメる展開だと思うのです。
そこから二人の心が近づいていくところと、終盤の心を決めていくところが猛烈に良かった!!!!!!

皇太子、可愛いんです。大学時代以降、出来ていなかった市井の人のような行動一つ一つに大喜びするんです。普通に公園で散歩する、恋人の家でただ一緒にいる、普通のアパートで聞こえてくる上の階の人の生活音、普通の小さいトイレ、ごく普通のショッピングカタログ・・・そうだよね、皇太子ともあろう方は、生活音なんて理解できないよね・・・と愛おしくて愛おしくてたまらなかったです、ここ。

ベンもそういう気持ちだったんでしょうね、めっちゃ愛し合ってもいるし、ただ側に寄り添っているだけでもあるし・・・自分の役割を認識していて、諦めているわけではないですが大変理性的にふるまおうとしている皇太子です。きつくって、ぎりぎりだなあと感じますが、インディゴ(妹)が既に振り切っていて自傷行為をしてしまう子なので、自分がと懸命に踏みとどまっています。うう・・エライけどキツイ。

そんな厳しい、ストイックな彼が愛そう、一緒にいよう、一緒に闘おうと思える人(ベン)に出会えて良かった。そしてベンも自分の本当の気持ちを受け止めて、ジェイムズと一緒に闘うと決意できて本当に良かった。このベンの「一緒に闘う」宣言がめーーーーーーっちゃカッコいいんです!(こんなチープな表現じゃない!是非読んで!)この何ページかは本当に素晴らしい。こんなに力強く励まされる心地になるお話、少ないです。ほんとに読んで良かった!

ながながと失礼いたしました。攻め受け確定&女性的な受けというようなお話からはかけ離れているのですが、ちょっとでも気になった方は是非トライしてみてください!本当におススメしたい!!!

13

モノクローム・ロマンスの世界へようこそ〜!!となりました

コミックしか読んでなかった時は小説は敷居が高いように感じていたし、小説を読み始めてからもつい最近まで「モノクローム・ロマンス?値段高いし、なんか読むのめんどくさそう……」って思ってた自分を殴りたい!!

1200円は全然高くない!!

英語力ゼロなので自力で原本は読めないし、そもそも広い世界からこんな素敵な作品を見つけ出せる能力もない。
そう考えるとむしろたった1200円で、こんな素敵な翻訳でこんな素敵な作品を読ませてもらえるなんていいんですか?って感じ。

生まれて初めてのモノクロームロマンスでしたが
・ウィットに富んでる会話に痺れる。
・さりげないリバが最高。
・攻めとか受けという概念がないところがいい。
・これ男である必要がなくない?みたいなところが一切なく、どちらも魅力的で自立した男同士というところが最高。
・エロの書き方が好み。唐突感がないところとかもいい。
・普通の海外小説みたいに見えるのでこれなら紙でもいい。
(BL小説は開いてすぐの口絵に過激な濡れ場の絵があることが多いので、危険すぎて絶対に紙では置けない)

ケニアでの出会いシーンは映像のようだし、冒頭のチェス部分ときたら……!
置かれた立場や、生き方の問題で刹那的な関係に甘んじるしかない二人の切なさ。
どこをとっても最高でした。

24日に続編が電子で発売されるそうなので、自分へのクリスマスプレゼントとします。
モノクロームロマンスという新しい世界へ踏み込んで良かったし、まだ読んでない作品がいっぱいあると思うとワクワクします!!

おすすめしてくださった方に大感謝です!

13

なんだこの素敵作品は!!!

表紙の雰囲気と英国皇太子に惹かれて買いましたがお話もビックリするほど良かったです…。

設定にちっとも負けていない確かな描写があるからこそリアリティがあってロイヤルシークレットが際立っている!!
二人の出会いの時点であっ、これ良作でしょ…と直感が告げ予想通りのめり込みました。


男としての魅力ムンムンだしそんな二人の駆け引きに各所でニヤついてしまう!
日本人のセンスだとこうはいけない。

純粋に肉体関係を楽しむ割り切った関係から変化していく二人の様が見事でした。

ベンから漂う強烈ないい男感…
ジェイムスは気品ありつつもとってもチャーミング…

逢瀬を楽しむ二人と一緒になってニヤニヤしちゃうし同じ気持ちになれる素敵な小説です。

これは続きはよ!!と切願しちゃうやつ…待てるかな?
いや、待てない!!!

12

これは映画化した方がいい

めっちゃ話が面白かったし、細かい素敵エピソードや萌えシーンもたくさん詰まってた。モノロマ文庫って原作厳選してるのか本当にハズレがない。読み応えのある小説好きの方には絶対オススメです。

ストーリーは架空の人物とはいえ設定が英国皇太子×グローバルに活躍する経済記者。まるで往年のハリウッド映画みたい。海外BLって基本リバなのでプリンス攻めもプリンス受けもたっぷり堪能できます。

プリンスも記者のベンも立場は違えど自分の仕事に真摯に向き合う真面目なゲイです。遠いケニアのリゾートホテルで出会った2人は運命的な恋に落ちます。2人は性格も体の相性もバッチリ!なのにプリンスはもちろん王位継承問題があり、ベンの方も若い頃悪い男に弄ばれた経験から恋愛にのめり込めないタイプ(この辺すごく受けっぽい)。お互い好きなのに常に別れを意識し合ってるのが切ないのです。あと外を気軽に出歩けない王子様の為に2人でゲイクラブごっこをするシーンが素敵。大人のごっこ遊びイイ!

ラストシーンはベンの決断に感動し、とっても後味の良い仕上がりになってますが、2人が困難に立ち向かうのはこれからだ!って所で終わってるので続きがあるならぜひ読んでみたい。ベンの悪い元彼にも登場してほしい。あとyocoさんのイラストでベンの方が背が高いけど顔が美人さんなので受けっぽくみえる。ギブアンドテイクの関係なのでどっちでもいいのですが、私はそういう印象を持ちました。

10

今の世の中にマッチングしたストーリー

読み始めて、物語の設定を知った時は「盛るなーw」と驚きました。よくあるファンタジー世界の王子でなく、イギリス王室の…設定で、しかもメンズラブときましたから。こういう話は外すと痛い読み物になるので、少々不安でしたが、2、3ぺ-ジ読んで不安が吹き飛びました。話の進め方が上手く、引き込まれました。
あまりに面白いので作家の事を調べてみると、ニューヨークのベストセラー作家の一人の別名義だそうで、納得しました。

リアル王室事情が覗けて興味深かったです。ロイヤルファミリーの華麗な生活とその裏にあるプライベートでの犠牲の数々も。資産が大きければ大きいほど抱える負債も大きいなーと…。まさしく有名税ですね。イギリス王室の次期担い手であるからこそ、カミングアウト出来ない諸事情の数々により、プライベートでの幸せは諦めた偽りの日々を送るジェイムスが切ない。王室の中でもスペシャルなイギリス王室であるが故に、超えなければいけないハードルは当然スペシャル級で。。

恋愛部分はわりとシリアスで王道ですが、NLであればベタな話になるところが、男同士であるとLGBTの話も絡むため、問題提起もありな深みもあるストーリーになっていて非常に読み応えがありました。ジエィムスもベンも好感が持てるキャラクターで萌えましたw
洒落たラブストーリーも楽しみつつ、考えさせられることも多くて満足しました。二人の事情が切なくてとても泣けたし、何よりも続きがあることもビックリでした。

価値観の多様性が認められつつある現代とはいえ、人は皆社会において役割分担を求められ、多かれ少なかれペルソナをかぶって武装をして生活していかざるをえない所はいつの時代も変わらないので、多くの人の共感を呼びやすいリアリティー溢れるストーリーだと感じました。
読んでいる最中にちょうどリアルでも王室の離脱問題もあがり、ロイヤルファミリーの方々も色々窮屈で大変なんだと推測できるし、なかなかタイムリーな読み物でした。

9

初海外M/Mもの

M/M小説はかねてより気になっており、そんな中偶然見かけたyocoさんのなんとも色香際立つエロスな表紙に目を奪われました。
内容はロイヤルファミリーと記者の密かな逢瀬という、どこかラブロマンス王道なベタなものかと思いきや、とんでもない。非常に現代にマッチしたスマートさを兼ね備えた皇太子の立ち居振る舞いと、ネットが普及した今だからこその危うさや繊細さを妹のインディゴと自身のLGBTを交えて綴られているのは、まさに今読むべき作品といった説得力に溢れていて、非常に楽しめました。
なによりも浮き彫りにするのはジェイムスの圧倒的な孤独さと重圧。宿命とも呼べる立場や生き方とはまったく関係のない位置で、ベンという存在が普通のゲイとしての楽しみや恋愛をジェイムスに与えてくれる場面はとても良かったです。ベンというキャラクターが海外でいうとこのスタンダードなゲイなのかは分かりませんが、彼のスタイルはとても現実的で現代的で、ジェイムスとのバランスが良い。
海外ものですからいわゆるBLとは違った代物だなというは印象は強いです。リバがあったりしますから。けれど、このリバの描き方はまさにゲイの肉欲ってこうなんだろうかと目からウロコというか、とても自然に感じました。
特に印象的なのは、クソ!ファックしてくれ!という台詞。今までファックという言葉にネガテイブさしかなかったけど、使いようによってはこんなにエロティシズムを刺激されるのかと脱帽。なんてセクシーな殺し文句!と悶絶してしまいます。
セックスの描写などもただ純粋にセックスや快楽を楽しむといった事に注視しつつ、ドライでありながらこの最高のセックスはこの相手だからこそなのだ!と明確にシンプルに表されていて興味深いです。
こちらは続編があるそうなのでそちらが待ち遠しい。ロイヤルファミリーと社会のありかたがか絶妙なバランスで描かれつつ、しっかりと胸に迫るロマンスもあり、とてもオススメな作品です。

6

愛さずにはいられない

あまり値段を見て買いませんが、1000円オーバーなのですね。軽率に買って欲しいです。原作にも翻訳にもお金がたっぷり渡って欲しい。

最高でした。濃密です。ストーリーも、男性と男性の関係性も、社会との関係性も濃密。社会との関係性が濃密という点は自分が好きになる作品によくある傾向で、こちらに至っては国を背負っている皇太子が主役ですから、存在が社会と直結しています。

舞台がイギリスだけあって、皮肉たっぷりの応酬もまた魅力的でした。ジェイムスはジョークは苦手だそうですが、日本におかれれば随分と言葉遊びの達者な人でしょう。

M/Mロマンスらしくリバ有りで、ベッドシーンも濃密なのに、何故かエロエロ作品とは言い難い趣。決して淡白なわけではありません。ロールプレイなんて、慣れてない人間から見ると関係性が壊れてしまうのではと怯えてしまうほどの主従を、上と下を、決するかのようなプレイが濃密に書かれていますが、隠微さは薄く物語全体を漂う高潔さが勝ります。ベンもたまらなくセクシーなのにね。

原書は続編が出てるそうで、翻訳…読みたいな…

6

凄い作品に出会ってしまった

ロイヤル・フェイバリットが高評価なので、慌ててこちらの作品を購入しました。

ボリュームと値段に尻込みしつつも、読み終わって満足感で一杯でした。

それからちるちるさんにお願いがあるのですが、情報登録で翻訳者も入力可能にして画面で確認出来るように改良して欲しいと思いました。

こちらの本は翻訳がとても素晴らしくて、海外作品にありがちな文章の奇妙さがありませんでした。

もちろん海外作品なので日本のBL小説には無い表現は沢山あるし、ベンとジェイムスの関係性もボーイズラブでは無くゲイの恋物語です。

そして英国王室という華々しくも難しい題材を見事に書き切った作者様は素晴らしいです。
海外物は何冊か読んでいますが、初めての作者さまだったので最初は恐々と読んでいてかなり時間が掛かりました。

ベンやジェイムスがどんな人物でどのように動くのか?地雷は無いかとか探るように読んでたからです。 
ところが後半に差し掛かるに連れて面白くて夢中になって読みました。

ベンもジェイムスも実際には居ない人物ですが、現実のロイヤルファミリーがパパラッチに追い回されている様子は日本人でも知っているので容易に頭の中で想像出来るのです。

登場人物は多いように思われますが、一人一人がこの物語に必要不可欠で、一つ一つの出来事がベンとジェイムスが一緒にいる為の試練なのだと思いました。

6

続きを下さい‼︎

あー、まさにロイヤル・シークレット!
英国王室の皇子(途中から摂政)が、実はゲイで……と、いうお話。
とってもとっても面白かったです。

偽装婚約者、精神が不安定な妹、王位を狙う叔父──そして、秘密の恋。
困難だらけのジェイムスとベン。
愛し合っているのに言葉にすることもできず、いつかくる別れを思っては心を痛ませる。
もう、切なくて切なくて。

ジェイムスがとても誠実な皇子で、自分の事も国民の事も欺き続けることが出来ないんですよね。
それに、恋人のフリをしてくれているキャスのためにも。
ゲイであることをカミングアウトしようと決め、ベンを巻き込みたくないジェイムスが別れを告げます。
本当にどうなっちゃうのー?と、最後の最後までハラハラさせられました。胸がギューっとなりました。

心を決めた二人の今後の苦難を思うと、とても苦しくなります。
早く続きが読みたいです。

5

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