本作が大好きで、こちらも楽しみにしてました。
電子での発売ありがとうございます。
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誰も寄せ付けない、孤独で尖った生き方をしてきた十嘉の緊張が、五十鈴の存在によってほぐれていく。
五十鈴への全幅の信頼と、愛で、十嘉が丸くなっていくのがいい。自分を解放して甘える様子がかわいい。
2人だけの優しい空間。
五十鈴の静かに、そーっと歩く様子がとても愛おしい。
言葉、声が聞けなくても、五十鈴の言いたいことがわかる十嘉。音がないから、手の冷たさや、空気感で十嘉の緊張する様子を感じ取る五十鈴。
お互いに、愛が溢れてる❤︎
音楽に潜る、
潜っても沈まない、
没入をくれ、
先生の言葉選びが大好きです。
こんな2人をもっともっと見ていたい。
とっても癒された素敵な作品でした。
表紙がとても素敵で、ずっと気になってる作品でした。
作画の通り、優しくて爽やかなストーリーで、心を通わせていく2人がかわいくて、
読後感もとても良かったです。
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実央 天涯孤独
駿 ゲイ
実央と駿、2人とも過去に辛い出来事があって、心に抱えてるものがある。
本島の施設に行く実央。駿のことを気にしつつも、島を離れる。
そして再会。
「俺、駿のこと好きだよ。だから俺のこと好きになってよ」
ど直球の告白がすごく良かった。
島から出る前の少し暗い印象だった実央が、一皮向けたようだった。
3年間、実央なりに同性と付き合うということについて真剣に考えた結果の告白。
とても良かったなあ。
実央は真剣に考えていたのに、駿がその気持ちを信じきれなくて、もだもだが切ない。
駿のもだもだは、実央のことが好きで実央のことを思ってのことだった。やっと駿が実央を一緒に連れていく決意をしたときの実央の嬉しそうな顔が可愛いかった。
背景にある海辺の景色、木々の感じも素敵だったな。
そして、勝手に抱いていた攻めと受け、逆かと思っていて、良い意味で裏切られました。
素敵なストーリーでした。
もうカバー絵があまりにも素敵でとても惹かれました。
ストーリーも、再読してみて、じわじわと沁みてくる余韻がすごい。
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明け方に止む雨
里村書記官
結城刑事
里村の弟の自殺から始まる。
弟の書いた大事なメモを見せられない結城。
弟はゲイ。結城もゲイ。自殺の理由を探る里村。
どんなに近くにいても、わからないことや知らないことはある。
深い部分なんて兄弟でもわからない。
知らないが故に、何気なく発した言葉が相手を傷つけていたなんてことはままある。
真面目で、正しく生きてきた里村だから、余計に苦しむ。
弟に愛されること、弟の気持ちを理解しようとする里村が切ない。
結城がそばで支えて、そして里村の「だけど来てくれて良かった」。
結城は里村に翻弄されながら、隣で見守っていって欲しいです。
リーマンものが好きで、本作もとても良かったです!
同じ職場の上司と部下、ノンケとゲイのカプです。
上司 元川 離婚歴あり
部下 奥村 ゲイ
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上司の元川が大好きなキャラでした。
デリカシーがなくて、お節介で、ズケズケと人の心に踏み込んできては、思ったことをすぐ口に出してしまう。雑なのに、気遣いができる元川。
毎日外食かと思いきや、自炊派というマメな一面も意外性があっていい。
性格は男前で、部下を守る最高の上司。イケオジ。
受けの奥村も、仕事が出来て、フラットで公平な評価ができる上司の元川のことが最初から気になっていたことが後半に描かれていました。
ゲイであることが社内にバレて、みんなから距離をおかれている奥村。
周りから孤立している奥村のことを元川はずっと評価していて、そしてとてもかわいがっている。
奥村も元川には笑顔を見せたり、最初から元川への信頼度が高くて、懐いているのがよくわかります。
お節介で色々構ってくる元川を、雑に扱う奥村も好き。
2人のやり取りがとにかく面白くて、いつもじゃれててとにかく仲良しなカプ。
ゲイであることを意識しすぎてて、ガードがとにかく固かった奥村。このガードがゆるくなってくるのも良き。
好きだから、かわいいって言われることも素直に喜べない、距離が縮まると元川の立場とか、好奇の目に晒される心配とか、真面目に考えてしまう奥村。
そして、そこを無意識に攻め込む元川だから、惚れてしまうのもわかる。
奥村良かったね。
最後には元川のメガネも拝むことができて、読後感も良く、素敵な作品でした。
最終巻、とても素晴らしくて胸がいっぱいになりました。涙。
自分にとって、また神作品が増えました。
本巻を読むにあたり、前巻から読み返してみました。
日高の気持ちに感情移入し過ぎて、切なくて、苦しい場面が続き、コウ、吉田さんなど、誰も報われなくて苦しかった。
これ以上日高の涙は見たくないと思いながら、読み進みました。
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学生時代から、ずっと一緒にいて、好きになってふられて、新しく好きになれそうな人と向き合って離れて、長すぎて、好きな気持ちを封じ友人としてそばにいることを考えたり、ずっとコウに振り回されてきた日高。
友人としてそばにいることはできるけど、
他の子と付き合うことを本気で勧めたり、友人枠を超えた家族枠になりつつある。
家族枠に入って
自分は新潟に離れて、
コウには新しく恋人を作ることをすすめても、
結局のところコウには気持ちがバレてしまう。
日高の涙が重い。
そこからの日高の返しが、まさに悟りを開いた感じになっていた。
コウの幸せを本当に願っていること、
だからいい人がいれば付き合った方がいいと本心で思っていること、
でも自分は一生コウのことが好きであること。
日高にとって、もうコウとの恋愛が辛すぎて、この境地に逹したのかな。
気持ちの落とし所として。
心は凪いでいるって言っていたけど、ここに来るまでの日高が切なすぎた。
だから「信仰のようなもの」という言葉に妙に納得した。
なくてはならないもの、あたりまえにようにずっとそこにあるもの、日高のコウへの思いの深さがわかる言葉だった。無償の愛。
コウがやっと日高の大切さに気づく。
先のことはわからないけど、ずっと一緒にいて欲しい。
日高の涙はもう見たくない。幸せになってと願うばかりです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
改めて読み返してみて、やはり素晴らしい作品なのだとしみじみ感じました。
とにかく読むと気持ちが揺さぶられ、胸が締め付けられます。
前巻が切なくて、苦しい場面が続き、日高、コウ、吉田さん、どの立場に立っても、それぞれの気持ちに感情移入してしまう。
やっぱり日高が好きです。
日高は真面目で、コウが好きでどんな状況でも誰に対しても、いつもきちんと向き合ってきたと思う。真面目ゆえに、傷つき、振り回され、苦しんでる。
日高の苦しみは恋愛だけではなく、向けられる言葉にもゲイであるがゆえの苦しさもあって。
一方のコウ。私は日高に感情移入しているから、いまいちコウの気持ちがわからなかったけど、いつも誰かが近くにいて、日高はずっと親友で大切で、日高との関係が男女の恋愛にははまらなくて、コウも日高の真剣な気持ちをどう受け止めたらいいのかわからなくて、近づいたり、遠ざかったりをしているんだと。
そのたびに、日高は振り回され、前進したいのに、留まってしまうのが切ない。
コウの説明に???の日高。とても気持ちがわかる。
前進しては、後退して、離れたのに引き戻される。日高もこの気持ちの振れ幅にいい加減ついていけなくなる。
揺り戻しの日高の苦しみが長くて苦しい。
でもコウにも変化の兆しが見える。
この作品はこうしたお互いの気持ちの揺れを本当に丁寧に掬って、噛み砕いてくれて、私もそれを反芻しました。
こんな丁寧にじっくりと描かれている作品って少ないのではないかと思う。
ここに惹かれ、苦しいけど、応援したくて、読み進める。
コウの気持ちが自分にはわからなすぎて。でもこうして丁寧に描いていただけると、コウにも日高に向けられた気持ちが確かにあることがわかった。
15年は長い。もう日高の涙は見たくないな。
本当に素敵な作品。切なくて苦しいけど、読み続けたい。
BLではありませんが、ma2先生のわた恋が好きで、スピンオフということで、本作を拝読しました。
先生の描く絵がとにかく好きです。ストーリーも好き。
あと、オフィスを舞台にしたリーマンものということで、今村くんと、伊丹くん、そして伊丹くんの好きだった黒澤さん、もう全員スーツ姿が眼福で嬉しいです。
こんなイケメンばっかりの会社、羨ましい。
幼馴染の今村くんと伊丹くん。
伊丹くんの失恋や、言葉でいちいち言わずとも空気で察するような今村くん。
伊丹くんの様子を見て、コンビニに一緒に付き合うところとか、すごく好き。
さりげなく励まして、寄りそう、幼馴染の絆がじんわりきます。
今後の2人が気になります。
高校教師同士のお話です。
表紙の2人そのままのイメージで、とても素敵なカプでした。
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ゲイで陰キャでコミュ障、子供の頃はいじめられていた小泉先生。
この小泉先生がとっても可愛かった。
いじめられて、傷ついた過去を乗り越えて、自分のような生徒を守るために先生になりたいって、素晴らしいなと。
いじめられていた当時の先生とのことも、分かり合えて。
こんなに優しい先生がいたら、ちても安心。
一方の鰐淵先生も、素敵な先生だった。うまく主張できない小泉先生を守り、助けてあげる姿、良き。
溺愛の片鱗がうかがえる、かっこいい先生でした。
読後感良く、とても楽しく拝読しました。
かわい先生買いです。
前巻に続き、本巻も最高でした。
常に命をかけて戦う男たちの緊張感ある現場。アサルトスーツの強い男たち、萌えしかありません。
遠藤も神宮寺もとても好きなキャラで、読んでいると、ついつい感情移入してしまいます。
ちなみに個人的には、神宮寺が特に好きです。
無骨、不器用で、寡黙で、漢前で、優しく、強い。最高❤︎
そんな神宮寺があの手この手で遠藤をデートに誘う。実家に呼んで花火を見せたり、とにかく頑張る。
遠藤の気持ちを推測して、喜んだり、落ち込んだり、ひとり振り回されています。
そんな遠藤の心に変化の兆しが見えてきます。
明るく振る舞う遠藤の固く蓋を閉めてしまっている本音が、少しずつ見え隠れするようになっていく。
想像していた以上に過去の事件によって、傷ついていた遠藤の心。
大事な人を失うくらいなら、自分が死んだ方がマシと思っている。他人からの愛情を怖くて受け入れられない。
彼女作って親孝行したらいいと、遠藤から言われた神宮寺の切なさが想像するだけで辛い。
過去のエピソード、タイトル回収、遠藤と篠口の共通するところ、こうしたエピソードたちが、ストーリーと、人物たちの心理描写にさらに深みを足してくれて、素晴らしかったです。
そんな時に事件が発生。
遠藤は血縁がないから選ばれた、重い事実。本人もそれをわかっている。
遠藤が拘束されていた子供に、神宮寺が助けに来てくれると伝える場面で、神宮寺のことを「格好良くて痺れるぞ」と言っている遠藤がとてもかわいかった。
神宮寺推しとしては、ハピエンでとても安心しました。
はあ、読み終わったのが寂しすぎて、もう少し浸っていたかった。
篠口が登場する別作品である墨と雪も、読み直したくなりました。
すてきな作品した。
ありがとうございました。