年下フリーターとゲイ小説家のじれったいほど切なく、心が洗われるようなボーイズラブ。

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表題作海辺のエトランゼ

知花実央 親を亡くし天涯孤独
橋本駿 沖縄の離島に移住した若手小説家

あらすじ

小説家の卵でゲイの橋本駿と、物憂げに過ごす高校生・知花実央。3年前、2人は沖縄の離島の海辺で出会い、日に日に距離を縮めるが、実央が島を離れることに。そして3年後、島に戻ってきた実央は「3年考えた。男でも駿が好き」と迫る。しかし駿はいざ実央と恋人同士に、となると一歩を踏み出せなくて…。
大注目の作家・紀伊カンナ、待望のデビューコミックス!

作品情報

作品名
海辺のエトランゼ
著者
紀伊カンナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
海辺のエトランゼ
発売日
ISBN
9784396783488
3.9

(529)

(266)

萌々

(94)

(76)

中立

(39)

趣味じゃない

(54)

レビュー数
61
得点
1973
評価数
529
平均
3.9 / 5
神率
50.3%

レビュー投稿数61

絵が好きすぎる。

「on BLUE」で初めて見たとき、
アニメの「サマーウォーズ」(?)っぽい絵柄だなぁと。

とにかく人物もですが、
背景描写がとってもステキです。
だからか1ページの情報量が多くて、
アニメを見ているような感じで読んでました。

「on BLUE 14」で元アニメーターで市川春子先生の「宝石の国」の宣伝アニメ(?)を制作した人だったと知って、
すごく腑に落ちました。
なんたって、この出来がものすごく素晴らしく何度も見入ってしまいますから。

さて、内容の方はと言えば、
小説家の卵でゲイの橋本駿と年下フリーターの知花実央の思いが成就するまでの話。
最初はなんだか気になって声をかけた駿ですが、
なんとなくお互い好意を持ったけど親を失ったまだ子どもの実央は本島にやむ無く行ってしまいます。
「たぶん実央は女の子と恋をして自分のことは忘れていくんだろうし、それが良い事なんだ」なんてこと自分に言い聞かせながらゆっくり思い出に変えようとしていたところに、
大人になって自分のことが好きだという実央が帰ってくる。
嬉しいけど実央が自分に向ける愛情に、
「こちらに引き込んで本当に良いのか?」と愛情を返せないでいる駿。

と、話としてはどこかで読んだこともあるような内容なんですが、
丁寧な描写とキラキラした絵が可愛いのと、
表情が繊細なのとで、
1冊読んだ満足度が高い作品でした。

そして、何より駿が受け!!
絶対逆だと思い込んでたので、読み終わってもう一度最初から読んじゃいました。

連載が続いているのでこれからの2人も楽しみです!

14

海辺の

ひたすらにかわいいが止まらない(*´▽`*)癒しBL
等身大な感じがジワジワとしみるようなお話しでした。

離島に暮らす攻。ゲイ。
海でたたずむ少年が気になった。
少しずつ近づいて、好きになった。
けれど二人は離れ離れになってしまう~なところからのスタート。
しょっぱなどうにも暗そうな少年だなーとみてたんですが
帰ってきてからの印象がガラッと変わってて驚いた。
連絡のないまま3年。
突然帰ってきて「好きだ」と告げる。
最初はどっちかっていうと暗そうだとおもっていた少年はなんだか
明るくてサッパリした雰囲気に。
ゲイな俊のほうがいろんなもの抱えてたんだなと思う部分が多かった。
それだけに妙にリアルな感じがしました。
ノンケのほうが腹くくるとwな展開も好き。

まさに眼福v

7

甘くて切なくてじれったい

毎日一人海を眺めている早くに両親を亡くした美少年、実央と
訳アリ小説家の卵でゲイの駿が出会ったのは沖縄の離島。


島の綺麗な風景と二人の切ない想いがすごくマッチした画。
両親がいないことに同情されることを嫌い、反発しながらもほんとは寂しい実央を
最初は下心アリで声をかけた駿だったが、その距離が縮まるにつれ
好きになる気持ちと、それをセーブする気持ちでぐらぐらして・・・
すぐに島を出て行った実央が戻ってきたのは3年後のこと。
ちょっと大人になった実央が3年かけて出した答えとは・・・?

とにかく、この2人お互いがすごく大切で大好きなのにじれったいほど臆病なとこがある。
特に年上の駿。ゲイである駿は初めて会った時から実央が好きだったのに
恋人同士になっても、なぜか手放しに喜べない。
その理由が単純ではなく、すごく複雑であること。
嬉しいのに切なくなって、好きなのに素直になれない。
過去のトラウマに縛られて、なかなか前へ進めない駿の背中を押す実央。
島を離れた3年間で、ずいぶんと大人になって後ろ向きになりがちは駿を
支えられるだけ成長して、最初に会った時とは打って変わってなんか頼もしく見えてくる。

ゲイであることに負い目のようなものを感じているのか
そんな思いが、実央に対する気持ちに現れて
好きな想いと本当にいいのかという気持ちが堂々めぐりしています。
ゲイであることで、実央を悩ませたかと思っているような駿だけど
実央は駿が思うよりずっと大人になってて、そんな駿のじれったい気持ちごと
全部つつみこんでしまいそうなくらい、良い男になりました。

どちらかというと、少女マンガ的な画で、年上で大人なはずの駿もすごく可愛らしい。
だけど、沖縄の海や自然はまるで波の音が聞こえてきそうなくらい綺麗に描かれています。
その自然なのかで育まれていく二人のラブストーリーは
じれったくて、「どっちなんだ!はっきりしろよ」と言いたくなるほど
主人公の想いが、行ったり来たり・・・揺れてばかりで
決して激しいものではなく、沖縄のゆっくり流れる時間の中で
少しづつ少しづつ大きくなっていき、やっと1つの形になった・・・
そんな感じに思えるお話でした。

6

純度満点の作品

まずこの絵師さんがまさかBLを描くとは…!と驚きました…
名義は違いますがやはり絵柄がとても好みです!

おすすめされて読みましたが私的にとてもよかったと思います。
社会人設定なのに幼すぎるという意見もあるようですが私はまったく気にせずに読めました。(というかショタっぽい方が好き)

内容はほんとに純粋な話で読んでいて胸が締め付けられました。
恋人という関係になっても、イチャイチャするのではなく逆に素直になれなくて距離を置いてしまう…
実央くんに彼女作ればいいのにって言ってしまったときはああ~…と思いました…切ない…。

沖縄を舞台にした作品というのが背景で伝わってきました。海や住宅もしっかり書き込まれていて惹きつけられます。あと猫かわいいです。

続編もあるようなので早く読みたいです。

5

本当に心が洗われるボーイズラブ

「雪ノ下のクオリア」で紀伊カンナさんのファンになって約半年、エトランゼシリーズを大人買いしました。
結果、更に紀伊さんのファンになりました。
安定した作画、動きのあるキャラそれが先生の作品の真骨頂だと思っています。それが、この作品でも思う存分堪能できます。
雪ノ下のクオリアと同じような設定ですが、蓋を開ければ あらやだ!違うじゃない! と驚きました。これにはこれの良さがあります。
では、ここから感想を
ほぼ前情報なしで作家買い&表紙買いでしたが、十分すぎるほど満足しています。
帯通り本当に心が洗われました。ギスギスドロドロな作品を読み続けた後だということもあるでしょうが、なにかボーイズラブの本来の姿を再確認出来たような気がします。
ノンケのみおに一目惚れしたゲイの駿(受け)、健気で可愛らしいみお(攻め)
ノンケ攻め&年下攻めという自分が好きなシチュを同時に読めてとても良かったのですが、それだけではないのです。
みお君の可愛さが半端じゃないです。言動や性格が可愛いのですが、先生の可愛らしい絵柄がより可愛らしさを引き出しています。
また、そんな可愛らしいみお君に葛藤する駿君。彼もまた可愛い奴なのです。でも、ノンケのみお君のことを思いやる大人な1面もあり、とてもいいキャラです。
また、かつて駿君の許嫁(?)だった桜子さんもとてもいいキャラです。当て馬という立ち位置なのに、しっかりと描かれていて彼女にも感情移入できるのは先生の力量からだと思います。可哀想なのですが、二人の関係を引き立てるだけではなくて、話に更なる旨みを増しているというとてもいい女キャラでした。惚れました。
しっかりBLしているのにBLじゃないような。BLを読まない人からよく読む人まで色んな人に胸を張ってオススメしたい作品です。
また、読んでいてとても楽しかったです。細かいところまでよく描かれていて、読む度に新たな発見ができます。
本当にいい買い物ができました。心が洗われました。こういう作品があるからBLはやめられない。

5

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