谷崎泉が贈る天然貴公子×クールな小児科医の華やかラブバトル!

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表題作もしも恋なら

十和,花屋
伊達,小児科医

あらすじ

小児科医の伊達は、とあるパーティーで花屋の十和に出会う。まるで優雅な王子様のような華やかな容姿の十和に思わず微笑んでしまった伊達だったが、初対面の十和になぜか口説かれ、強引にキスをされてしまい…!?
出版社より

作品情報

作品名
もしも恋なら
著者
谷崎泉 
イラスト
史堂櫂 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044544010
2.2

(9)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
14
評価数
9
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

突飛さが惜しい……

ワーカホリック気味の小児科医・伊達先生(33歳)。
彼が、あるパーティで出会ったフラワーアーティストの十和(29歳)に
迫られ押されてついにはほだされて、という話。

この十和だが、フランス育ちの王子さまのような容姿だが
妙なテンションのゲイで、一目惚れしたらしい伊達にストーカーの如く迫る。
結構途中までそんな彼にイラッとしていたのですが、
綺麗なお花を捧げてくれ、美味しい料理を作ってくれ、
センスと居心地のいい部屋まで用意してくれるなんて、実は悪くない!?

伊達のクールに見えるけれど、意外に情にもろいキャラも悪くないのだけれど、
後半弱った彼が十和と寝ちゃうところは、ええ〜?一気にそうなるかぁ?と
突飛な印象がありました。
そこで癒されてほだされるところまでは分かるのだけれど、
ノンケのはずの伊達先生、いきなり抱かれちゃったりするのかあ……。

という感じで全体的な説得力とリアリティは些か欠けながらも、
細部では結構分かるなぁというところも多く、その辺りは好みの問題かも。

谷崎作品は、『しあわせにできる』シリーズがとても面白かったのだけれど、
このトンでも攻めに強引に迫られ、っていうのは作者の典型なのかな?
それと、過労死しそうな主役達(笑)
Hしてないで、まずは睡眠取りましょうよ、そう若くないんだしっ!


2

お花屋さんとお医者さん!

谷崎先生お得意のパターンで、とてもまとまっているし、さらりと安心しては読めるんですけど、それだけ⁉といったい感じでした…すみません。
長編のイメージが強いから、物足らなさもあるのかもしれないんですけど、どうしても、評価のハードルが上がってしまうのも確かなので、辛口になってます。

フランス帰りのフラワーアーティストの十和 × ワーカーホリックな小児科医師の伊達のお話。

十和に一目惚れされた伊達は、毎日のように猛烈アタックされ、谷崎先生の王道パターンで、強引に押し切られ迫りまくられ、最終的に根負けしてしまうお話。

仕事人間でクールな伊達と情熱的な十和。
最初は、ストレートな伊達にその気はなく、迷惑そうな反応なんですけど、
伊達に対する気持ちをどうしたらいいのか判らず、ただ、余裕もなく、突破過ぎる行動に移してしまった、十和のおバカで天然な行動力が良かったのか…
徐々に伊達の心や掴んでいき、十和に心を許して、癒され、必要としていきます。
弱みを見せない伊達が、十和には徐々に見せ初めてしまう。
そんな伊達を、自分で出来る限りの事をして、癒してあげようとする十和。
そんなお互い姿が良かったです。

でも十和の行動が行き過ぎといいますか、フランス帰りという事なので、常識がややずれているっていう事なのかもしれませんけど…
ストーカーみたいな印象を受けなくもないかも(笑)

でも、十和の頑張りがあったから
伊達も打ち解けてくれたのでいいのだけれど、最後、伊達の弱味に漬け込んで抱いた事に対して、嫌われたかもと思い距離を置いてしまう所は、ヘタレ攻になっちゃってました(笑)

くっつきそうもない2人だったのに…そこは上手く描かれていくのでさすがだなあとは思います。

十和が、花屋さんで王子様タイプという設定なので、花束を持って口説きにくるんですけど、長髪でイメージ的にはピッタリな印象は受けたものの…
どこかしら違和感を覚えてしまったのも、なかなかのれなかった理由かなあと思います。
でも、好きな方には、キャラツボを刺激しまくられるんじゃないかと⁉…私の萌ポイントとは、ちょっと違ってました。

最後の伊達が十和の元を訪れ、十和の店やお家の雰囲気、食事模様、そこに雪というアイテムが加わった情景のシーンは大好きでした。
うまく言えませんけど、お互いの孤独を、雪のシーンと共に、お互いが癒して温められていく感じでしょうか⁉

それにしても、谷崎作品に登場する女性は、やっぱり強烈な人達が多いなあと(笑)
今回も、登場シーンは少ないのに、インパクト大で、存在感たっぷりな女性キャラが登場していました。
結構サバサバして好きです。

攻め様がやや強烈なタイプでしたけど、最後はほのぼのとした感じで幸せになっていくお話でした。

2

花屋のストーカーぷりに引いてしまった

BLにはよくある、ストーカーちっくな求愛行動。
ストーリーの組み立てかたによっては全然平気なんですが、この小説での攻めのストーカーちっくな求愛行動には引いてしまいました。

小児科医(受け)に一目惚れした花屋(攻め)が、連日のように花を持参して、職場や自宅の前で何時間も待ってるんです。
花を世話する羽目になった小児科医は迷惑がって「もう来ないでほしい」と何度も言いますが、花屋はまったく聞いてくれない。
そのうち小児科医は、花屋の情熱にほだされて――。

「こんなことされたら、私なら超うざい」と思ってしまい、最後までモヤモヤして、くっついても萌えることができなかったです。
てゆか私、花が地雷なんだよね。花がキライというわけじゃなく、花を押しつけられるのがキライでトラウマなのデス。

1

ロンゲ、ゲイ、花屋・・・実写化するなら假屋○省吾先生?

共通の知人のパーティで知り合った花屋の男(ゲイ)に
一目ぼれされてしまった小児科医のお話。

もぉー。この花屋のゲイが王子様みたいなルックスで
グイグイ押す押す!
これは、友人を介して警告されても仕方ないくらいの
ストーカーっぷりw

でもさ、所詮ストーカーしてる奴が
すこぶるいい男で、仕事もしっかりしてたら
ストーカーとして成り立たないんだろうねw
いい男って得だわw

でも基本的に本当に小児科医が花屋を嫌ってたら
もっと法的な手段を使ってでもシャットアウトしたわけで
やはり小児科医のガードの弱さがあだになってるよね。

花屋だからさ、自分の気持ちをぶつけるのに花をプレゼントするのは
アリなんだと思うけど・・・
プレゼントって相手ありきだからさ
こうも毎回毎回、花なんか持ってこられるの困るよね
正直、花を愛でたり花の世話を焼くって
仕事が忙しくて不規則な男性には苦痛でしかないよねw
でも花屋は、自分にも自信満々だし、花のプレゼントにも自信満々なのw
ちょっと・・・うぜぇ。

本気なのはわかるけど、普通はかなり嫌われるようなパターンの
悪いアプローチだと思う。
強引だし、弱ってるところつけこんでなし崩しだもん。
花屋ばっかが悪いわけではないが
小児科医も、もう少しなんとかできなかったもんかね。

普通はハッピーエンドにはならない気ぃがする。
だってさ、ロンゲの花屋でゲイなんていったら
まっさきに思い浮かぶのが假屋○省吾先生なんだもんorz
自分の中には、この発想が浮かんでしまって
萌えれなかったんだわ・・・。

0

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