飢えるほどの……快楽

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表題作禁断症状

日高聖也,23歳,同居人の従兄弟
御厨智史,20歳,触手の夢に悩まされる

あらすじ

大学生の御厨智史は、いとこで保護者の同居人・聖也への恋心を自覚して以来、淫夢にうなされて苦しんでいる。這うような音が頭に響き、蛇のような触手の化け物に身体を弄ばれるのだ――。智史は欲求不満が夢になったのかと不安を覚える。しかし毎夜毎夜おぞましい悦楽に翻弄され続ける智史。ある日、聖也に淫猥な夢に高ぶり乱れた体躯を見られてしまう。その冷淡な瞳で見下されるかと思えば、普段とは違う熱っぽい表情で智史を抱いてくれたのだが……?
出版社より

作品情報

作品名
禁断症状
著者
紗名マリエ 
イラスト
梨とりこ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784877249809
2.4

(11)

(0)

萌々

(0)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
23
評価数
11
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

大将ってば!!いい線行っていたのに!!

2009年刊。
触手ものもイケるクチなので(笑)何冊か買い溜めてあったうちの一冊。
淫夢と従兄弟に片想いしている現実がどう結びつくかってのが楽しみであったが…

触手メインの長編として、一冊通して獲物(受け)を辱める場面ってのをじっくり読めた。
その一方で、従兄弟同士のカップルの絡みもしっかりと書かれている。
聖也に隠してた夢の内容がばれるものの、逆に密かに片想いしていた彼に初めて抱いてもらうきっかけになり、嬉しさからか智史が愛情と官能を刺激されて乱れまくっている。

両想いになっても智史はまだ触手の夢を見続けるので、不安に苛まれる。
その原因について何か聖也が知っているらしく、記憶に無い三年前の出来事をはっきりさせようと因縁の地に向かう二人だった。

しかし、その後の展開に期待しすぎていたせいか、肝心の触手の大将があっさりと身を引いたのにはガッカリしてしまった。
ラストに何かしらの大どんでん返しがあるかと思ってドキドキしていたのに、大将ってば主役の座を強奪しきれず…
起承転結の起・承まではいい線行っていただけに、惜しすぎるじゃないか~~!!

作者のあとがき曰く、触手の本性(正体)について曖昧にぼかしたほうがいいと判断されたようだが、そこは是非とも攻めの姿勢で行ってほしかった。
どうも大将にはとどめを刺された感がないので、二人が安心しきったところにまた出てきそうな予感がする…

1

触手小説

主人公の智史は毎晩謎の触手に犯される夢に悩まされる、という不思議系のお話です。
内容は触手に犯されるシーンと、同居中の年上の従兄弟、聖也とのベッドシーンが交互に繰り広げられて、ストーリーよりえろメインな作品でした。

同居中の聖也はゲイで、淫夢に悩まされ憔悴する智史を救おうとしてくれますが、この夢の原因を知ってるようなそぶりを見せます。
くっつくのがわりと早くて、お互いがお互いをすごく大事にしているように見える、恋愛部分には大きな障害はないように見えました。
私は従兄弟という設定が好きなので基本は楽しんで読めたのですが、ストーリーそのものはちょっと説明不足に思える部分が多かったです。

智史は病弱で大人しい印象のキャラクターですが、淫夢の影響か、何回もあるベッドシーンではとても積極的です。
わりとえろえろな部分はどっぷり濃い感じで好みでしたが、智史が女の子ぽい喘ぎ方をするので苦手な方もいるかも。

カップリングは好みだったんですが、肝心な淫夢の真相はふわっとしていてお話の中核にもってくるにはなんだか、ふわふわしているような…。「禁断症状」というタイトルもそれにそったお話かというと、違うような気もします。

聖也が謎の触手の原因を知ってるようなそぶりを見せるのに、実際解決しようと動くのがかなり最後のほうで、触手か聖也とのえろシーンがずっと続くのでストーリーは薄いです。

ここから先はネタバレになりますが、結局触手の正体や、何故こんなことになったのか、とか、最後は結局智史は悪夢から解放されたのか?というのも非常~に曖昧で終わっています。
作者さんはあとがきて「こういう小説なので正体をハッキリさせるのもどうかな、と思った」そうですが、読み手としてはこれをハッキリさせないと、未完成な小説かオチを考えられなかった小説みたいな印象を持ってしまうと感じました。

ストーリーを期待せず、「触手」という特色設定がBLだとあんまりとありませんので、触手萌えしたい!という方向けの小説だと思います。

3

淫夢 DE 触手☆

淫夢+触手。
もう想像だけでエロエロ確定!

そのへんの期待は裏切らない作品。触手好き垂涎♪

こんなにエロエロなのになぜだか淡白な世界観。受サマ&攻サマのそこはかとなく漂うストイックさのせいか?
あるいは梨とりこ先生の美麗繊細な挿絵のなせる技か。

こんなにエロ描写三昧でありながら話の根底にあるものは純愛。触手にエログロに犯され、ただ快楽を貪るだけの虚しい行為が、従兄への純粋な想いをよりいっそう引き立て、強く感じさせる。

自分は深読みしてしまう質なので(^_^;)
結局触手ってなんだったの!?とか、淫夢の意味は??なんて思ったけども。
そーゆぅかんじの話ではないので(^w^)気にせず触手と攻サマのエロテクを楽しむのがイイかと。

自分としては触手好きというほどでもないけどさらりと楽しく読めた。
攻サマのステキな裸体と、その攻サマとの成り行き的な初Hは胸キュン♪萌評価(*^^*)

3

触手はよかったですが

触手が出てくるの初めて読みました
ちょっと抵抗があったっていうか勝手に苦手意識を持っていたのですが、全然大丈夫でした”(ノ><)ノ
得体の知れないものというだけでどうしてこんなに興奮度が増すのでしょうw
攻の言葉攻めよりも萌えましたww

でも触手以外はあまりよかったとは言えませんでした
読んでいて飽きちゃったんですよね
最後まで読むのにひと苦労
読み終えた後もなんかいまいちすっきりしない
そんな感じでした

他の触手も読んでみようかな~

1

触手いーね!!

最近触手エッチもいいなと思い、どこかのサイトですすめられて買ったこの作品。
とってもエロくてよかったです。(●^o^●)

大学生の智史(受け)は、いとこの聖也(攻め)と同居中。
ただ一つ悩みというと夜な夜な触手の化け物に犯される夢をみること。
睡眠時間を減らしたり声を出さないようにして聖也に隠しているのだがやがて知られてしまいます。
淫夢を見続ける智史を気にかけながらも好きな気持ちを伝え、智史もその気持ちに応え、好きな人とのセックスにおぼれていきます。
しかしそれでもやまない淫夢に原因を突き止めるため昔遊んだ池にいくのですがそこで会ったものとは・・・。

おすすめはやはり触手とのエッチ♪♪夢の中とはいえ何回やられてんの!?ってぐらい攻められまくっています。
強いて言うなら、触手の気持ちというか愛みたいな感情を表現してもらえればさらに良かったと・・・。
それでも、少ない触手Hの作品では個人的に1.2を争うものかなと思います♪♪

エッチ:★★★★☆  触手とのH→聖也とのH→触手→聖也・・・とひたすらいじられる智史。夢でも現実でも、なんて智史の体は大丈夫なんだろうか
と心配になりました 笑







3

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