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表題作柳生非情剣SAMON

将軍 徳川家光
死の美剣士 柳生左門

あらすじ

柳生十兵衛の右眼を潰した美剣士の壮絶なる生き様とは――――!?

話は寛永四年から始まる…将軍徳川家光の剣術指南役は元々十兵衛であったが畏怖され五年目の冬に罷免した。
そして替わりに指南役になったのが柳生左門である。そして将軍家光と左門は徐々にお互いを愛し合う仲になるのだが
柳生家は幕府に替わり諸大名の恨みを引き受ける存在。そんな柳生と将軍が情で繋がる訳にはいかなかったのだ。
そして左門は嫉妬と蔑みの的になる…


『花の慶次』で有名な隆慶一郎の『柳生非情剣』の一節『柳枝の剣』を田畑由秋&余湖裕輝のコンビがコミック化!!

作品情報

作品名
柳生非情剣SAMON
著者
田畑由秋 
作画
余湖裕輝 
原作
隆慶一郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新潮社
レーベル
BUNCH COMICS【非BL】
発売日
ISBN
9784107714879
5

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

尻一つで十三万石。

BL好きさんからも評価の高い『柳枝の剣』がコミック化です。
とはいえこのコミックは左門の父、宗矩の台詞『尻一つで十三万石だとぉ!?』のおかげで爆笑という評価も得たりもします。

そして肝心の中身なのですが、本当に激しい展開に目が離せません!自分が家光と愛し合うことで柳生家に
とって何を引きおこすのか理解した上でその想いを受け取る左門。
左門を心の底から愛する家光。しかし、その想いが暴走し、左門に十三万石与えた大名に
仕立てあげるという暴挙に出ます。それを聞いた柳生家は左門を暗殺しようとし、
左門もそんなもの受け取って生きていけるはずも無いと悟り、また家光と想いを遂げられて悔いは無いと静かに思うシーンは切ないです。
結末も衝撃的ですが、二人が互いに思うシーンも切ないです。

とにかく、人間関係が複雑で悲劇的な話が好きな人にはオススメの一冊です。

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