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あうー
めっちゃ面白かったです。
BL色は極めて薄くて、ニオイ系作品といっていいと思います。エッチな絡みもなし。
でも、ストーリーはめちゃくちゃ面白かったです。
こういう作品好きだな。
小説家で霊能者の先生(諏訪部さん)と新米編集者(鈴村さん)が、とある連続殺人事件に関わることになり、それを霊の力を借りて解決する。
よくある「明智探偵と小林少年」的な関係の二人なんだけど、ベタベタした付き合いはしてないのに互いへの信頼関係が生まれていく雰囲気がとても良かった。
事件そのものも、単純ながら面白い。
成田さんのアヤシイ演技が光ってました。
事件の決着のつけ方も良かったな。あの決着のなかで下手な道徳観念をふりかざしてこないところが好きでした。
続編があればいいのになと思うんだけど、こういう作品って続編作られにくいよね。
やっぱエロがない渋めの作品は、なかなか売れないのかなぁ。
BLレーベルででていますが、BL的な絡みシーンは一切ありません。
一応、先輩が少年と愛し合っていて、それ故…が重要な設定なので、BL系ファンタジーに分類されているだけ。
時は明治、ある能力のある作家・泉鏡花と新米編集者・香月真澄が、怪異の事件に巻き込まれ、解決していくシリーズの第1作。
諏訪部さんの、雰囲気たっぷりの泉鏡花。
鈴村さんの、若々しくて素直な感性の香月。
バンカラな編集部。
そして、今回のもう一人の主人公・神谷千景を成田さんが。
落ち着いたBGMと共に、ゆったりと、雰囲気たっぷり。
BL的な直接的なアレコレはないけれど、仄かに薫る雰囲気と、諏訪部さんの敬語しゃべりを堪能して下さい。
ブックレットにはキャラ紹介とSS「あじさい変幻」
こちらも優しい気持ちになれるきれいなお話でした。
特典のトークCDは諏訪部、鈴村、成田の三方で。
本編の耽美な雰囲気を壊さないように、敬語のまま進む三段落ちトーク。
しっとり落ち着いた雰囲気に、こっそり下ネタを紛れ込まそうとする鈴村さんの技を聞いてね。