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  • 正直売れたい。 -BLマンガ家 天城れのの必死屋DAYS-

正直売れたい。 -BLマンガ家 天城れのの必死屋DAYS-

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表題作正直売れたい。 -BLマンガ家 天城れのの必死屋DAYS-

あらすじ

他人の本の営業や体を張った突撃取材など、編集部のバイト扱いとしていいようにこき使われてきた天城れのが、売れないBLマンガ家の鬱憤と業界の裏側をセキララに描いた同情必至のエッセイマンガ!! 描き下ろしでは雑誌に掲載できなかった「ビブロス倒産」について、そして鬼編集とのガチンコ勝負も暴露★ また、やまねあやの先生、中村明日美子先生の描き下ろし入りのオビも必見!
出版社より

作品情報

作品名
正直売れたい。 -BLマンガ家 天城れのの必死屋DAYS-
著者
天城れの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クリエコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784862636690
2

(6)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
7
評価数
6
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

天城れの救済のために

恥もプライドも何もかも全て投げ売ったかのような、天城れのの体当たりエッセイコミックス。
雑誌掲載時に読んでいた時も、えらく自虐的な人だなあ・・・とは思っていたが、こうして1冊になりまとめて読んでみると、改めてすごい勢いだ。
『マザーファッカーズ』の藤生も底辺BL作家が売りだったが、れのさんも負けてはいない!
底辺BL作家というのはみんなドMなんだろうか・・・(笑)

まずこの本を読んで誰もが疑問に感じるのは、たぶん本文中で強調されている“天城れのが売れてない作家”であるという事実だ。
えー!そんな事ないはず!と私も初めは思ったのだが、ここで言う売れっ子というのは『単行本の売り上げが良い』作家であり、初版部数もイマイチで重版もかからないレノレノは、リブレではカス・・・あいやお荷物扱いという立ち位置のようだ(;´Д`)
まあ多少のデフォルメはされているとは言うものの、それにしてもすごい扱われ方なので(笑)、そんなに遠からずといった内容なのかもしれない。

個人的にはどちらかと言えばれのさん本業の漫画よりも、れのさん自身が好きなのであまりコミックスは買っていないのだが(スミマセン・・・)、どんな仕事であっても最終的には人柄、人物本位であるのは間違いないので、きっとれのさんはBL業界で長く生きてゆける人だと確信している。
え、苦しい言い訳?(笑)
いやいやこれは本音。
しかし今回は少しでもれのさんの作家的地位が向上すればと思い、きちんと書店購入してみた!
本当はコミックスを買ってあげた方がいいのか・・・な(;´∀`)
ぜひこの本が気になっている方は、中古ではなく新品で!

内容的にはBL業界の裏側と言うよりも、いかにれのさんがこのエッセイの頁を埋めるためにネタ的な突撃モノをさせられているか・・・というのが大半なので、あまり過剰な期待は禁物。
そして色んな要求を突きつけられても全てねじ込まれてしまうレノレノのヘタレ具合・・・。
お茶らけたように表現はされているものの、この人の根はきっと真面目なんだろうなあと。
だからこそ必死屋の2巻が出れば必ず購入しなきゃ・・・!と思っている。
コミックスは・・・まあ・・・・・・その時の気分で。
れのさん頑張って!

4

BL業界の裏側をセキララに

天城せんせいの苦悩の日々を描いたエッセイ集。
というかもっとBL色あるのかと思っていましたがそうでもなかったですね。
そんれにしても、私の中では天城先生ってわりと売れてるほうだとおもっていたんですが・・・・そうでもなかったのか・・・。
リブレ編集部でこき使われ、いろんな仕事をさせられて~をセキララに描かれているコメディたっちのお話です。
日々を垣間見られて面白かったというのもありますが、もっと漫画描いてる話なのかな~なんて思っていただけにちょっとセンチメンタルorz
カバー裏にまで描かれた漫画は努力の色を隠せない。

帯で売れ行きが変わる!!
しつこいほどに描かれたエピソードですが、たしかにww
やまねあやの先生と中村明日美子先生のミラクルコラボはみものです。
興味があれば読んでみるのもありかとおもいます。
単価が高いのがちょっと痛いところではありますが

4

頑張れ、BL作家

正直、中村明日美子さんのHPで知って、帯につられて買った口です(ハイ、、)
編集さんの、れのさんの思惑通りに動きました!
原稿料の話、パシリやバイトのようにこき使われる事実はどこまでデフォルメされているのかわかりませんが、突撃をやらされるくらいということは、ある意味愛されている作家さんなのではと思います。
本当はある程度の販売部数を行かないと、原稿料もきっと本人書かれているとおりにさみしいものなのでしょう。
声優さんの世界のギャラもどんなに主役はっても、厳しいものがあると聞きますから。
夢を与えてもらっている作家さんの現実が垣間見れて、もっと応援したくなりましたよ。
それを割り引いても、内容はとても面白いですっ☆

天城れのさんのマンガ読んだことないんですよね(ゴメンナサイ)
読んでみようかな?と思いました。

3

体当たりに敬意を表します。

何がともあれBL作家さん達お疲れさま!というのが最初の感想です。当たり前だろうけど厳しい世界ですよね。読後、れのさんの作品を読んでみたくなりました。


内容はBL(BL漫画)絡みのネタを体当たりでレポートしていくもので、その中にBL業界内部暴露話も入ってます。(話の中の一つという感じで、暴露ネタをメインにしているわけではありません)

ということで、世知辛くしょっぱい暴露はもちろんこだか和麻先生お宅訪問やNHKの取材など、普段覗けない世界が色々見れて結構面白かったです。

それにしても、単行本を出すため本業のBL漫画を描く時間を削って企画書を作り、更には陳情に行き…って何か色々と本末転倒っていうかプラス方向のスパイラルではないよねっていうか。いいのかそれで!?…まあ、いいから連載が続いているんでしょうw


■気になった事
・ネタ無くて苦しいんだろうけど、消防訓練とか京都旅行とかは微妙な気が。せめてBL絡めて欲しいw

・自画像はあまり卑屈なのよりも多少可愛い方が良いんじゃないかと。正直最初のカラーページから数話分はわりとキツかったです…絵的に。


■まとめ
あまり期待し過ぎずに読むといいかも知れません。

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