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表題作雨宿りはバス停で

有家,高校2年生,女王様の犬
“女王様”幾島,高校3年生

同時収録作品うしろむきに、愛。

鬼武一,出版会社勤務
日ノ善,書店勤務

その他の収録作品

  • バス停までは遠すぎる
  • 「雨宿りはバス停で」描き下ろし番外編
  • Free Talk

あらすじ

美人だけど、目つきも口も態度も悪くて、
ついたあだ名は「女王様」──
不本意なイメージに内心うんざりの高校三年生の幾島(いくしま)は、
ある日ひとつ年下の後輩・有家(ありいえ)と出会う。
好奇心旺盛で明るいけれど、相手を煙に巻く笑顔は
ちょっとクセモノ!? そんな有家になぜか懐かれ、
下僕に立候補されてしまい…!?(裏表紙より)

作品情報

作品名
雨宿りはバス停で
著者
夏乃あゆみ 
作画
夏乃あゆみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199604188
2.5

(22)

(0)

萌々

(1)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
48
評価数
22
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数10

可愛い作品でした

表題作シリーズの他に社会人同士のカップルの短編が1作品収録されています。
私は表題作シリーズの方が好きでした。
高校2年生と3年生とのお話です。
女王様と下僕、という風に周囲には見られている2人ですが、実は…。
2人とも素は周囲から見えてるとはまた別の面を持っていて、それが分かる度に幾島は可愛く見えるし、有家はなかなか強かな所を見せてくれました。
幾島の可愛い3人の幼い兄弟たちも可愛いです。

同時収録作の『うしろむきに、愛。』は少しまどろっこしさを感じました。
この2人が付き合っているのもしっくりこなかった感も無きにしも非ず…(汗)。

0

ワンコ×ツンデレ

 とても綺麗な表紙に魅かれて、即買いでした!!絵柄もすごく私好みです。

 「女王様」というあだ名ではありますが、受けは不器用なツンデレ美人と形容するほうがよいかと。実は子どもの面倒見が良かったり、意外と真面目な性格だったり、かわいらしい部分が垣間見える子です。
 攻めの方は、「下僕」を名乗っていますが、ワンコっぽい感じですね。
 
 下僕×女王様な展開を期待していたので、ちょっとあてがはずれてしまった感じはしますが、ライトでかわいらしいストーリーなので、これはこれでアリかなーと思います。
 

0

表紙が綺麗、中身はライト

梅雨時に、丁度いい感じのタイトルに惹かれ。

絵は可愛らしくも素敵なんだけれど……
物語は、薄くてライト。
可愛いと言えば可愛いけれど、どうでしょ。

表題作はバス停がモチーフになった話。
本当は弟妹思いの優しい人間なのに、入学式のとある出来事から
怖い女王様と思われている先輩の、素の姿に触れた明るい後輩。
懐いてくる後輩に、段々ほだされて……という話。
リアリティはないが、雰囲気は可愛い……かな?

同時収録の『うしろむきに、愛』は、
ネガティブな主人公にイライラして、
こんなアホ捨ててしまえ〜〜っ!と言いたくなりました。
(暴言すいません……;)


2

ちゃんとしていて、いいと思います

それなりの長さの連載を、ちゃんとまとめてあるし、
こういう、線が細くてシャープな白っぽい絵は好みなので、
これはこれで、いいと思います。

ストーリーも、ちゃんと、編集の目が入って、ネームを何度も見直しながら、ここに落ち着いたんだなって思える展開で、
わかりやすさが、陳腐さになるところを、何とか納めた感じもありますが、
よっぽどのパッションがない限り、雰囲気だけで押してこられるよりは、
こんな風な、ちゃんと編集のチェックが入った商業作品の方がわかりやすくていいと思います。

同録の「うしろむき~」の日の膳くんは、、、さすがに、好きになれない、、、、

3

薄くはないんだけどさらりとしすぎているというか

あいかわらず絵柄は凄く好みなんだ。
特にカラーとちび絵。
でもお話がさらりとしすぎているというか、ひっかかりがなさすぎるというか。夏乃さんのマンガはいつもなのですが、恋愛のひりひり感とか葛藤が足りない気がするんですよね。

目つきと態度のせいで「女王様」とみんなから遠巻きにされてしまっている主人公と、そんな女王様につきまとう誰からも愛される後輩くん。
主人公は女王様って言われてるにしては割と普通の人で、正直ここまで遠巻きにされるほどなのかなあと思わなくもない。
後輩くんが主人公に惚れるのは、彼の行動の裏の意外な一面を見たからと納得できても、その気持ちに驚くでもなく飄々としすぎているというか。
上手く言えないのですが、なんかこうぎゅっとなる所が足りない気がするんだ。

同時収録の超ネガティブ思考な主人公の話はちょっと楽しかったです。おバカ萌え。

2

流し読み厳禁

ふとしたことがきっかけで、周囲から距離を置かれてしまっている幾島。
表情が乏しく歯に衣着せぬ物言いではあるものの、自分自身はそれなりに悩んでいて・・・
そんな彼のいい部分をたまたま(実はたまたまではないのですが、)見かけた後輩の有家が、まとわり着いてくるようになって・・・

大抵は、二人がまとまったらめでたしめでたしになるものが多いですが、このお話はさらに追加があります。
周囲とギクシャクしていた幾島をみんなに認めさせるまでが語られているのです。
それも、有家がアピールするのではなく幾島自身が自ら行動するというやり方で。
(残念ながら、その関係で出てくる寮で幾島と同室の、習志野のエピソードがちょっとわかりづらかったんですが。)

私ってこういった、もともと“いい子”が周囲に認められずに悩んでいて、その子のいいところに誰かが気付いて、認められるとともに自己反省をするっていう、道徳的なお話って結構好きなんですよね。

同時収録のお話は、残念ながら私には難解すぎました。
最後の5~6ページだけならちゃんとわかるんですけど・・・
そこまでが・・・
表題作の習志野のエピソードしかり、流し読んじゃうと時々意味不明になるので、そこんところは繰り返しチェックが必要かもしれません。

3

久々のオリジナル新刊

夏乃さんは大好きな小説の挿し絵をいくつか描かれてたので、以来コミックスもチェックするようにしてます。でもオリジナルの方はあまり萌えれる作品に出会えてなくて今回もほぼ惰性で購入したのですが…いや~買っといて良かった!!(o^∀^o)
私的には満足出来る一冊でした。

□雨宿りはバス停で□
女王様というからどんなツンツン高飛車受けなんだと想像してたんだけど、実は単に人付き合いが下手で根は真面目(むしろ苦労人?つか天然か?)という予想外の展開。
でも不器用なりにもこう一本筋の通った男前な性格の受けちゃんはすごく好きなんで結果的にはこっちの方が私は萌えたかな。攻めの有家も下僕志願した割にはあまりヘタれたタイプでなかったのも◎
話は軽すぎない程度のコミカル調で間延びせずテンポ良く読めたと思います^^
あと本編にはあまり関わってこないのですが、脇キャラの習志野クン(×叔父?)の恋愛模様も超気になりました~o(≧∇≦)o
もし彼のサイドストーリーがあるなら是非読んでみたいす!(笑

□うしろむきに、愛□
超ネガティブ受け子ちゃんのお話。
でもこのお話は私が予想してた内容とはちょっと違う展開だったですね。受けがネガ思考で悪い方に物事を勘ぐっちゃう行動パターンはまんまだったのですが、それによって攻めも苦悩しているという流れは全く想像してませんでした(笑
別れを切り出した日ノ善(受)に「信頼してくれ。お前が不安がってると俺まで自信なくす」と吐露した鬼武(攻)の言葉はまさに目から鱗。スマートに思えた鬼武の意外な本心が聞けて日ノ善だけじゃなく私までが胸きゅんさせられました(笑
鬼武の気持ちを知り、この人が好きだという自信が相手の自信にも繋がっていくのだとようやく理解した日ノ善。まだ道程は遠そうだけど彼なりに前向きになろうと頑張ってるラストが可愛いかったです~^^
うん、いいお話でした。


以前まではおとなしめな印象の強かった夏乃さんの作品。でも今回の本でかなりイメージが変わりました(勿論、いい意味で)
次回はあまり間をあけず新作が読めるのを期待したいですね~^^;


1

心に入ってこない

ぼくは結構絵や雰囲気に魅せられるので、
作者さん知りませんでしたが表紙と裏表紙を見て購入。
しかし、
キャラの顔がシリアスでも泣いていてもキスをしていても焦っていてもだいたい同じ顔に見えてしまう・・・(ごめんなさい)
コマ割りがすごく複雑な上、1コマ1コマの文字が多いところがなんかよく分からなくなって感情移入できませんでした。
話しの流れは悪くないけど、
ごちゃごちゃしててぼくにはだめでした!
ごめんなさい!

3

不器用な少年期の恋です

夏乃さん、小説挿絵では知ってましたがマンガは初読みです。
目についたのが、絵の見にくさです。
白と黒のコントラストがはっきりしているのですが、全体が白っぽくて背景の描きこみが少なく、人物の線が細く変化がないので、デジタルで描かれているようできれいなんですが、それが難点ですね。
人物の顔も、同じ人物なのに別人みたいになってしまったり、みんな同じ顔っぽくて、その点が自分には苦手に思われた部分です。
しかしながら、登場人物の気持ちを丁寧に表現するセリフの使い方など、考えながら読ませるというところは上手いと思いました。

「バス停」シリーズは、女王様と呼ばれる幾島の素直な部分を引き出させる有家との関係が”疑心暗鬼”と”紆余曲折”を経て信頼になるというお話だと思います。
幾島は、間違ってはいない真っ当な事をズバっと言ってしまうので、女王様と言われて友達もいないみたいなんですが、有家はニコニコして誰にでも好かれる人で人気物なんですね。
そんな有家を調子いいと思っているものの、素直になれる自分に気が付いて好きになっていることに気が付いたんです。
そして、幾島のルームメイトの習志野が有家と知り合いだったことから、二人がすれ違う。
有家はヤキモチだし、幾島は習志野に有家の事を吹き込まれて、自分は遊ばれてたんではと疑っていて。
二人は学年が違って、片や寮生という時間が自由にならないから、ゆっくり話し合う時間もないのかな?と推測しますが・・・
本当、二人がきちんと話をするシーンてなくて、すぐに言いあいになってしまうんですよね。
女王様も人と真っ向から向かい合うことが不器用なら、人のよいイヌも不器用だったと、
もっと二人にきちんと話できる時間を与えてあげたいですね~

「うしろむきに、愛」
は、その名の通りネガティブ思考まっしぐらな主人公です。
これも不器用ですね、今気が付きました!
超ネガの日ノ吉の恋人営業の鬼武は苦労人だな~
気が長くないと続けられないよね、しかし一体このネガ男のどこがいいのかって、不器用で一生懸命なのがいいのかな?
鬼武はSではなさそうだし、日ノ吉もMではなさそうだし、気分はお父さんかな?とか思ってしまったですよ。

3

バス停がキーワード

このお話はタイトルにあるようにバス停がカギになってます。
所々でバス停が登場。そしてバス停で進展したり後退したり。

みんなに恐れられ、偉そうな物言いから女王様というあだ名がついた受けと、
そんな受けの強烈さに惹かれた誰にでもニコニコといい顔をする一つ年下の攻めのお話。
学校を出たら兄弟にベタ甘なところを見られ弱みを握られた受は、兄弟が出したなぞなそのゴールに一緒に行きたいという攻めの申し出を断れずそのまま一緒に行く事になってしまいました。
その間に逆に弱みを握ろうとする受け。
一方女王様と恐れられる受けと一緒にいることが多くなった攻めはなぜそんなあだ名がついてしまったのか知ることになります。

そんな中、一緒にゴールを目指す二人。
ゴールをすればきっとそれまでの関係だとお互いがお互いを気にし始めていました。
そして別れのバス停で、攻めは受けにキスを!!?
どういう気持ちでキスをしたのかと悩む受けは次の日、同じバス停で攻めを待つのですが、下校時刻が当に過ぎても攻めは姿を現しませんでした。
攻めの事で頭がいっぱいだった一日の中で、受けは自分の気持ちに気づくのでした。。
次の日、二人の気持ちが同じだと分かります。
そして1話終了。
しかし私はここからがむしろ本編だと思います。
次のお話では受けの寮の同室者と攻めが部活の先輩後輩の仲、そして仲が悪い!
そんな二人の間に挟まれ受けは、決して自分には見せない顔を同室者に見せるので不安になり、攻めは攻めで自分の握られている弱みを受けに言われるのでは?と焦っていました。
同室者も何だかワケ有りな人間で・・・。
1話で恋人同士になった二人ですが、まだ恋愛は初歩。
お互いどうやって恋愛していくのか、と言うのが分かる前後編でした。

そして読みきりの うしろむきに、愛。
このお話はすっごくネガティブ志向の受けとそんなメンドクサそうな恋人を持つ攻めのお話です。
とってもキュンキュンして可愛いお話でした。
ネガティブさが超ド級!そしてドジな子でした(笑

どのお話も可愛い話でしたし、コミカルな部分もあって笑える所も多かったです。
絵の動きがあまりなく少し固い感じも受けます。だからこそこういうお話が合うのかも。
夏乃先生にはこういうお話をもっと描いて欲しいなと思いました。
久しぶりのオリジナルな一冊という事で、次回作もオリジナルで描いて欲しいなと思いました。

3

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