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トジツキさん載ってればまず買ってしまいますBaby
子連れ萌…なくはないのですが、BLにするとどうしても奥さんである女性の影だとか、離婚、死別とか。
何かやっぱり良いイメージが湧いてこないんですよねぇ…、
とか思ってたら流石Baby『子連れ』というモノの捉え方も多角的でした。笑
しかしやっぱり贔屓目抜きにトジツキさんの『思い出の続く町』
これがいちばんの印象に残る秀逸さ。Baby的だとも思います。
田舎の静けさだとかある種の排他的な部分とか、あぁこんな所があって、こんな話もあるんじゃないの…、とかそんな。ノスタルジー…。笑
ラストは奇麗だと思います。明け透けに出来ないけど、閉じることも出来そうにない。トジツキさんらしい言葉選びがすてき。
あといいなぁと思ったのは、神楽坂はん子さんと和稀そうとさんですかね
和稀さんは初読みでした。始めはピンと来なかったんですが読み終わるとスッキリしました。
読んでるトキは何か、諦めてんだか流されてんだかモヤモヤする感じだったので。
そして、のばらあいこさん。Baby的にこの作家さんも大すきなのですが、
今回の『Rousalka』…怖い!笑)前々からのばらさんの作品はちょっと黒い部分があるなぁ~と思ってはいたけれど。けれども怖い。エロが怖い。
まぁこんなのもまた新しいし、Baby的にはアリ…ですかね(′A`)
最近”子連れ”が変にツボななんで、丁度タイミングよくこの特集。
実は井上佐藤さんの『子連れオオカミ』みたいのを期待して捜していたのですが、そこは「Baby」でしたので、一筋縄ではいかないわな♪
むしろ、余り子供を意識させずにさりげなく作品中に登場するので、ベタではなく、自然に入り込める作品が多く、逆にこれならテーマが苦手な方でも”しまった!”感を感じずに読めそう。
表紙が鬼嶋さんで、このちびっこを挟んだ川の字寝。
お父さん眼鏡おやじだし、もう表紙だけで妄想膨らむ膨らむ♪←いい表紙だ~ww
しかし、中身の『妄想トライアングル』は父子家庭の男性にひたすらアタックする会社の後輩社員。
家で食事することになり訪れると、子供はなんと高校生!
無愛想だったのに、帰る時に顔を赤らめて「また来てね」なんていうから・・・すわ!3P後輩社員は総受け状態・・・しかし夢?
みたいな妄想話。
食事に呼ばれたのに、食卓におかずが1品しか並んでなかった!?それで盛り上がるんかい?と変なところが気になる。
子連れ王道路線だったのが、
■神楽坂はん子さんの『いばらのみち』
金持ちボンボンの家政夫として、子連れの男性がやってくるようになり、好きになるのだが、この男性、実はメチャモテお父さん♪
■山田2丁目さんの『キスしたくなっちゃう』
子連れのマンガ家にあこがれている無表情な芸人のマネージャー。
お父さんは、子供のことで悩んだり苦労したり、そんなお父さんを温かく包むのは無表情な彼。
お父さんの苦しみ、マネージャーの無言の温かさが、無表情な彼がラストに恥ずかしそうににっこりする顔が♪♪♪ちょっと怖いですww
これもある意味子連れ?ホラーな感じ
■のばらあいこさんの『ルサールカ』
これは擬人化なんですね。
フクロムシの兄弟が合体してカニの仲間に寄生して卵を産むのですが、カニは人格が壊れてしまい、、、怖いよー!!
トジツキハジメさんの『思い出の続く町』はあったかい話だけど、ちょっと怖いかも?
何故なら、自転車で職場まで1時間かかる町にわざわざ引っ越して住んでいる男の理由は、昔好きな子が住んでいた町だったから。
一見、昔の淡い恋の思い出を大切にしているようだけれど、これってある意味、昔に縛られて前進できてない、密かな執着ですよね?
そこに住んでいればいつか会えるかもしれないって、、
で、案の定再会することができるのですが、相手はバツイチで子連れ。
「君の田舎はここだよ」って、またおいでよって暗にさそう男の気持ち。
「諦める事も叶える事もできないから、僕の中だけできみだけが思い出にならない」
ってラストが、何か黒さを感じるのは邪道でしょうか?
お話としては、とても秀逸でした。この本の中ではダントツだったと思います。
恋煩シビトさん『花村君とミーコちゃん』
恋煩さんの定番キャラになっている花村君。
姉の子供を預かってというお話なんですが、何やら保育園の保育士さんがブラックだった!
ずっと最後の最後まで、平坦な道だったのが突然薄暗がりに出た、って感じで、ここが恋煩さんだ~と思いました。
印象に残ったのは、上記に挙げた作品達でしょうか?
一筋縄でいかない作家さんが揃っている本だけに味わい深いアンソロになっていると思います。