恋する社会人は止まらない!! まるごとサラリーマン限定アンソロジー

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  • 限定ドMリーマン(アンソロジー著者等複数)

限定ドMリーマン(アンソロジー著者等複数)

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表題作限定ドMリーマン(アンソロジー著者等複数)

アンソロの為割愛
アンソロの為割愛

その他の収録作品

  • 内田つち 「恋は屈辱」
  • 鬼嶋兵伍 「ドエムリーマンはドエスの仮面をかぶるのか。」
  • 夏水りつ 「山田くんと田中課長 番外編」
  • 北沢きょう 「犬にしてください」
  • 佐倉ハイジ 「実のところは」
  • 加東セツコ 「悦びはここに」
  • あきばじろぉ 「感じる営業」
  • 桃季さえ 「Mの事情」
  • 藤原栄 「お前にだけは」
  • 高井戸あけみ 「デイリーワーク」
  • 藤河るり 「満ちる夜」
  • 松田ひなた 「営業ですから!!」
  • 神崎貴至 「ケダモノのヒミツ。」

あらすじ

無理難題は、ご褒美です
今日も元気にサービス残業★オフィス奉仕体質男子だヨ!
巻頭:内田つち/北沢きょう/真山ジュン/佐倉ハイジ/加東セツコ/桃季さえ/篠原栄/高井戸あけみ/藤河るり/松田ひなた/神崎貴至/あきばじろぉ/鬼嶋兵伍/夏水りつ

作品情報

作品名
限定ドMリーマン(アンソロジー著者等複数)
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832286955
3

(1)

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萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

Mの表現にSは必須か?

先月は「ドSリーマン」そして今月は「ドMリーマン」
”ドS”という表現を使うことに、先月は疑問を抱くような内容でしたが、果たして今月は?
・・・SとMは表裏一体なんだよな~と思いましたが、いや、こちらの方を”ドS”にしたほうがいいんでないか?という内容でした。
それはMを表現するのに、Sが必須という前提のもとで描かれているからでしょう。
やはり、こういったテーマものは、それぞれの作家さんの捉え方というのもありますが、全くテーマに沿っていない作品もあり、番宣のような作品も入っており、テーマアンソロとしては先月よりはよかったものの、ぬるさは否定できませんでした。

そんな中で”ドM”を的確に表現したと思われる作品は
■あきばじろぉさんの『感じる言葉』
 お客様苦情係の主人公が顧客にののしられるのが快感で、そのご褒美に上司からもののしられるのが快感といった展開。
たった8Pの短編ですが、それだけに端的でした。
■藤原栄さんの『お前にだけは』
 同期で幼馴染の同僚に踏みつけられて快感を得る男。
そこには、昔の過去とコンプレックスから来る仕返しという部分もあり、、
同期の男のSもありながら、Mの性癖もきちんと表現されていてよかったです。
確か、前回のドSも、この作家さんはイイ作品を描いていたと思います。
■鬼嶋兵伍さんのたった1Pのイラスト
 「ドエムリーマンはドエスの仮面をかぶるか」というテーマのイラスト
自分的にもその定義を持っているので、納得ですよ♪

あと一息でドMというのが、内田つちさんと藤河るりさん、北沢きょうさんの作品。
内田さんのは、デキる後輩に対する負けず嫌いの感情があると共に、それを踏みにじられる快感もみとめているという性格表現。
ただシチュエーションとしてモノローグでそれを明かしていて、絵や流れからはそれは感じられないのが今一歩の理由。
藤河さんのは、今まで見下された相手を見下す立場になることで優位を感じていた社長が、その自分の鼻柱をへし折る相手に出会い、隷属することに麻薬のように惹かれるという話。
そのSからMへの変貌がラストの1Pでしかなかったので、これからいいところなのに!というじれったさが今一歩だった理由。
北沢きょうさんのは、平社員にののしられる事に快感を覚える社長が、実はSで、その社員は実はMという結末。
これも、表裏一体モノなんで、ドSでもいい内容、これから~といういいところで終わっているのでそれが、、、

気になったのが、ツンデレやヘタレをドMとして表現している作品でした。
そこには必ず強引な攻めという相手の存在があるのですが。
読者もこういうテーマを選ぶということは、それなりに期待していると思うので、そういう「あれ?」的な作品の掲載はどうかな~と思いました。

神崎貴至さんの作品に至っては、全く単行本の宣伝の為の掲載になっていたと思います。

次は「セクハラリーマン」だそうです。
SやMよりはハードル高くなさそうなんで、充実作品集を希望します。

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