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表題作新宿二丁目のほがらかな人々

その他の収録作品

  • 何はなくとも恋愛のはなし
  • 自分のことばかりじゃダメ
  • 自分をしっかりもつのも大事
  • 生きるヒントになるかしら?―わたしたちのカミングアウト

あらすじ

昼間は普通に本業をこなし、
夜な夜な新宿二丁目に集っては、おネエ言葉で語り合う
愛すべきゲイ3人組。
男でもなく、女でもない、ゲイだからこそ見えるものがある。

ままならない恋愛の問題や職場の人間関係から将来の不安まで、
どんなにつらい悩みも彼らにかかれば
あっという間に雲散霧消。
社会の常識とはほんの少しずれた視点から、
物事の本質をズバリといいあてる、読後爽快な鼎談エッセイ。

作品情報

作品名
新宿二丁目のほがらかな人々
イラスト
しりあがり寿 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川文庫【非BL】
発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

おしゃれとセンスはゲイに学べ

好きで読んでるBL作品ですが、実際に
本物の方々とお近づきになる機会はそうそうございません。
本書はその道の方々を「ほがらかさん」と呼び、
恋愛、人生観から気になるアレコレを品よく赤裸々に
お喋りいただいています。

まあ半分興味本位だったのですが、見事返り討ちに遭いました。
ほがらかさんは「にっこり笑ってバッサリ斬る」がデフォルトです。
男性同士や男女間でも変わらない恋愛のあれこれ、
お付き合いやちょっとした場所でのマナー、
仕事もそうだし何より自分をしっかり見ることなど、
上品な口調で物事の本質を鋭くやんわりと指摘します。
女性への愛ある飴と鞭的なお言葉がまた、痛い。
身に覚えがあるだけに容赦ないツボ押しです。

会社員、実業家、画家の3人の鼎談形式で、
ビジュアル的には・・・あえて触れずにおきましょう。
恋人や友達間でも参考になる、贈り上手、贈られ上手のお話は貴重です。

BL作品を読んでで「本当にあるのかな」と思うような出来事も、
実際に語られたりするので、ほうほうと前のめりです。
出会いやお別れも、爆笑からロマンチックまで様々。
自らの赤っ恥な思い出も笑い飛ばす豪快さとハイテンションには、
腹筋崩壊しそうです。合い鍵のエピソードには中々キュンときました。

ともあれ、趣味と実益も兼ねて大変為になると思われます。
後学のためにどうぞ一読してみて下さいませ。

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