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表題作プリンスin東京

リック(リシャール) 留学生 25歳
小見健太郎 大学講師

あらすじ

大学講師の小見は留学生の面倒をみることに。しかし、留学生・リックは初日から大遅刻!その後も強引な行動に振り回されて・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
プリンスin東京
著者
石原ひな子 
イラスト
一夜人見 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775516836
1

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
3
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

地雷で怒りが…腹立つわー

強引でイケメンでタラシな外国の王子様が、日本にお忍び留学して、で、講師やってる受けを見そめてプッシュ!プッシュ!プッシュ!
受けが嫌がってもプッシュ!
でもひたすら甘くて優しくて、セクハラじみたスキンシップをいっぱいしかけていく。
受けはひたすらツンケンしてたんだけど、気がつくと惚れてて「好きになってしまったけど、どうせ俺のことなんて…」などと思い込んでぐるぐる。
王子様はそんな受けにさらにプッシュ!もう遊びなんてやめて、これからは受け一筋だぜ!みたくなって、エッチして大団円。
…みたいな話だろーなと、冒頭20ページぐらい読んだときに思ったんですが、若干のズレはあるものの、見事に予想をなぞらうかのようなストーリーでした。
さすがにもうちょいヒネリが欲しいです。

あとこういう話って、外国の王子様が日本の庶民の暮らしで異文化体験してる様子の面白さが物凄く大事だと思うんです。
プロットそのものがテンプレでも、そういうコネタで笑えたり微笑ましく思ったりできればぜんぜんokだと思うんですよね。
でもその部分もまったく面白くなかったです。
ナイナイって言いたくなるような、いかにもとってつけたような嘘臭いエピソードばかりで。

と、ここまでなら中立評価かなと思うんですが、私にとってはすごく腹立たしい地雷があったんですよ。なので趣味じゃない評価に格下げしました。
日本にきたら日本のルールに従いなよと思わされてさ。
建設中の電波塔に権力使ってのぼるとかウゼーよ。
働いてる途中だった作業員のオッチャンに案内させてぺこぺこされて、当たり前のような顔してる王子様って何様だよ。ありがとうは?作業の手を止めてスミマセンは?って言いたくなりました。
どこの国の甘やかされたクソ王子かは知らんが、日本国の大事な礎の一員である建築作業員のオッチャンを舐めんなよ。残業になるだろうオッチャンたちに土下座して謝れ。ちっともカッコよくねーよ。国に帰れ。
受けもオトナなら、ちゃんとそれを言って叱ってやれよ。
そのあとの電波塔のなかでのエッチな展開とか、ひたすらケッて感じ。受けもアンアン言ってんじゃねぇよ。ドアホめが。色ボケしたいなら他の場所でしろ。迷惑かけんな。勤労者に謝れ。

全体的には、大まかなプロットでもいいしコネタでもいい、キャラでもいい、とにかくどこかにヒネリが欲しい、そういう作品でしたね。

6

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