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これだ!と思わせられる作品が少なかったです。
麗人ブラボーは毎回発売を楽しみにしているのですが、今号はちょっと残念でした。
とはいえ、やっぱり安定して面白いなという作家さんの話が読めたので満足ではあります。
『夜の条件』村上左知さん
ネコ×ネコ話はお久し振り!な気がします。
可愛かったです!ネコ同士なので一緒にベッドに眠っていても特に色っぽい展開もなく、だけど可愛い男の子がふたりしてくっついてるのを見るのは幸せ。
パターン的にはよくある話だなぁという感じですが、村上さんのネコ同士の話は好きなので読めて嬉しかった。
『お前のせいでいいのかな』深井結己さん
ちょっとくたびれたオヤジ上司とツンデレ眼鏡受けのお話でした。
とっても深井さん!なお話で安定した読み心地でした。
ツンツンしてるというか、キツイ部下が実は・・・というイタすシーンでの流れがとても萌えでした!
『この山を降りる頃には』せいかさん
たぶん初読みの作家さん、だと思います。
幼馴染の話でしたが、何が面白かったかというとトラブル体質の攻めとそんな攻めの起こすトラブルの犠牲者になる受けという不運な感じがクスリと笑える。
お前と過ごす夏はロクなのもいでない、と言いながらも一緒に過ごしてあげるという受けの心の広さがいいなーと。
『花と青空と夏の終わり』紺色ルナさん
やっぱり、紺色さんは可愛い絵柄なのに薄暗い所の話を描く作家さんだー!という私の中でのイメージ付けが濃くなりました。
お話や絵は好きなのですが、未だにコミックスを一冊も購入したことのない作家さんです。
初めてこの雑誌を買ってみました。
・・・Bravoって割合さっぱりしたほうなんですね。
麗人ってエロのイメージ強いレーベルなんで意外でした。
(いや、村上さんのエロが見たかったとかそういう意味じゃないんだぞ!)
とはいえ、やはり村上左知さん「夜の条件」は期待値はきっちり越えてたんで
やっぱりネコさん・・・というかショタでも少女でもないけど優しい男主人公のお話書かせたらこの人最強だな、と。
お互い本当は好きなんだけどそういう意味の好きじゃないと勝手に思ってた的なところかな。
鬼嶋兵伍さん「後輩が最強っ」も筋肉萌えという別のベクトルで好きな作家さんで、今回も外国産のちょっと黒ゴツイ空手の選手、フリオが日本語つたない所もあって純朴ごつカワイイなぁと思わされました。
個人的に意外だったのは神崎貴至さん「乙女男子と奪われたい男」。こういう「男臭さが先に立たない」作品も書きはるんだ・・・と。
「好きなのを隠していても相手にはバレバレ、待ってても来ねえから奪いに来た」はBLの定石ですが、何度見てもいいものです。
まるっきり絵やストーリーの印象の違う作家さんをしっかり混ぜているのに雑誌全体の違和感がないのは編集さんBrovo!という感じです。
痛々しい話がほとんどなく甘い気分になれます。