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表題作上海ヴァンパイア

上海マフィアを仕切る謎の男 老過樺
日本の商社社員 桜木悠清

その他の収録作品

  • 恋慕~恋しくて~
  • あとがき

あらすじ

上海に出張中の商社員、悠清はたまたま訪れた展示会場でひとりの男から声をかけられる。彼の名はラオイェ、実業家だった。誘われるまま食事を振る舞われた悠清は、ラオイェに奇妙な既視感を覚える。「おまえのことは知っている、ずっと前から」---囁かれ、首筋を咬まれた瞬間、悠清は遥か昔の上海へと…。黒社会を仕切る謎の男、ラオイェ。そしてラオイェがかつて愛した男と同じ魂を持つ悠清。二つの時代を超えて結ばれる愛の奇跡。

(出版社より)

作品情報

作品名
上海ヴァンパイア
著者
朱西美佐 
イラスト
id 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781606965
3

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萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

輪廻転生した受け様に愛されるのか?

上海が舞台のファンタジー系のヴァンパイアの攻め様と
日本人商社マンの運命の再会ストーリーでした。
2か月の長期出張で上海を訪れた受け様はある日、老燁と名乗る
人物と知り合い互いに仕事での話でもと受け様は老燁からの
夕食の誘いに応じたが、その帰りに暴漢に襲われ、見知らぬ少年に
助け出されるが衝撃で気を失う。目覚めた時に目の前に老燁がいて
お店で会った時の印象とは違う帝王のように傲岸な態度の老燁に
こちらの姿が素なのだろうと感じる受け様。
でも、受け様は何故か老燁を見ると何処かであった事があるような
親近感を感じる時があって戸惑う。
そして老燁の意味不明な昔から知っていたという言葉に・・・

生まれ変わりと言うか輪廻転生した受け様と
ヴァンパイアの攻め様の再会ものですが攻め様は
受け様を80年ぶりに見つけ出して歓喜しますが
受け様は前世の記憶なんてないから攻め様に対して
初めはヤバイ人認識なんですよね。
攻め様の話す内容もよくわからない、それはそうですよね
80年前の話をされても現在の受け様ではないのですから
でも、夢で受け様は過去を見る事があるのです。
それが攻め様にデジャブを感じる要因になってます。
初めは訳の解らないことに動揺したり怯えた受け様ですが
次第に攻め様の強引なところにも慣れていくのですよ。
やっぱりどこかで攻め様に対して安心感がある感じでした。
そして、攻め様が受け様に全てを話した時も受け様は
前世の人と同じ反応をするのですよね。
でもそれ以上に攻め様を愛しく感じてしまうのは
過去の思いが自分でも気が付かないうちに深層で
育っていたのかも知れませんね。

二人の思いが近づいて恋人同士になった時に
トラブルに巻き込まれて受け様は危機に陥ります。
これは、お約束みたいなパターンですよね。
そして過去と同じように受け様が撃たれてしまう。
攻め様は今度こそ決して放さないと・・・
ヴァンパイアの王道だとそこで受け様永遠の命を授かる事が
多いのですが今回はあららぁ~そうなの?って感じ。
まぁ、ハッピーには違いないですけどね。

ショートのお話は攻め様のお世話をする陳雨の話です。
主人である老燁に命の灯が消える前に同族になることで
助けられた陳雨の恋が始まるかも知れないと言う内容です。
続編は出たなら読んでみたいと思いましたね。

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