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表題作天使のアルファベット

恢梨 曖の保護者代わりの従兄
曖 中学生

あらすじ

中学生の瞹(あい)は保護者代わりの従兄・恢梨(かいり)と二人暮らし。カッコよくてオトナな恢梨には甘えてなつく瞹は、ある日学校で教師に触られた途端、嫌悪感にキレてしまう!! 暴力的な破壊衝動――これは単なる潔癖症なのか、それとも…? かつて大学で遺伝子を研究していた恢梨は、嫌な予感に胸騒ぎを覚える。そして、毎晩瞹を抱くことで、瞹の興奮を抑えようとするけれど…!?

作品情報

作品名
天使のアルファベット
著者
川原つばさ 
イラスト
極楽院櫻子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199001192
3

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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

面白かったとは言えないんだけど、面白かったw

近未来SFなんですが、中身はリアルに遺伝子のお話に触れられてて、そこでちょっと厳しいものがあったかも。
特にラストでのまとめ方に作者さんの知識不足が垣間見えて、モニョモニョしました。
こういうお話って、たとえば鈴木光司のようにフィクション的要素をガンガン加えて力技で理論を構築するか、あるいは瀬名秀明のように深い知識を持って書くか、そのどちらかじゃないと厳しいんじゃないかなと思いました。
これを書かれた時代と違って、数年前にヒトゲノムの解析も終わっちゃってるしね。結果確認できたのは、遺伝子レベルではウニもヒトもあんまり変わらんという事実w
そういや当時、ヒトゲノムの解析により世界がひっくり返るほどの革命的な“ナニカ”が起きると多くの人が信じてたなぁ…なんてことも思い出しました。

すいません、BLのレビューぽくなくて。
肝心のラブなんですが、こちらも中途半端な印象がありました。
遺伝関係の話はほどほどにして、主役ふたりの恋の話をもっとじっくり読みたかったなと思いました。
壮大で壮絶な人生を歩んでるふたりなのに、そのあたりの説明があっさりしすぎてる気がしました。

ただ、総合的には面白かったです。
作者さんの「これを書きたいんだ!」という熱い意気込みみたいなものがバンバン伝わってきましたし。
キャラの性格も好きだし、全体的なストーリーの流れも好きでした。
肉付けの足りなさ感じるけど、面白かったです。

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