ハピネス

商業誌番外短編集。

いろんな作品（すべて前世紀の商業小説）の番外編が入っています。本編未読もいくつかあります。


１編目『Happy Happy Birthday』・２編目『一緒に暮らそう』・３編目『真夜中のラーメン』（『不条理の関係』より）

村上×翔太です。

１編目が本編終了１年後（？）の村上の誕生日・２編目が翔太２２歳で就職を機に押しかけ同居・３編目が同居して働き始めた翔太が酔って帰って来た日を村上視点で。

なんですが・・・ゴメンナサイ。『不条理～』の２人も、シリーズ本編の村上も虫唾が走るくらいに大キライなので、もういっそノーコメントで。


『不機嫌の理由』（『平八郎天下御免！』『空に還る風（１）（２）』より）

朋哉×平八郎。３０代半ばになった２人。

本編ラストで言っていた通り（そして、スピンオフ『不条理～』では実行していた）、マンションの一応隣室同志に住んでいます。
平八郎視点（一人称）で『不条理～』で出て来た（朋哉が翔太に語った）朋哉の大学時代の浮気にさらっと触れてたり、見合い写真を巡るちょっとしたすれ違いがあったりしますが、お約束通りあまあまに収まります。

しかし、いろいろあっても１０年以上ずっと一緒にいるんだね。

このシリーズ、本編は不愉快な要素が多過ぎて困りものなので、たとえ短編でもこういう番外編は安心して読めて嬉しいんです。←そもそもそれが目的でした。


『 シアワセの顔』（『土曜日のウソツキ』より）
『日曜日のミラクルチャンス』（『月曜日のアルマジロ』より）

どちらも本編未読です。


『スイートクリスマス』（『恋愛ごっこ』より）

二階堂×昴です。

クリスマスネタ。

相変わらずプレゼントセンスのない二階堂が昴に買ったのは？
あまあまで可愛いストーリーです。


『恋人になる日』（『バイバイ正義の味方』より）

本編未読です。


『覚悟の行方』（『甘える覚悟』より）

信司×馨です。
義理の叔父と甥（信司の兄の結婚相手の連れ子が馨。その後離婚）のＣＰですね。

恋人同士になったものの、初めてのＨがちょっとツラくてその後を拒んでいる馨。でもいざ手を出されなくなると・・・

ちょっとすれ違って、和解（？）して・・・ちゃんとＨもしてます。あまあま。


もともと、こちらは平八郎シリーズ本編（朋哉×平八郎）の番外編『不機嫌の理由』が読みたかっただけなんです。

あちこちに書いたものの寄せ集めって感じなんですが、トータルでも思ったより楽しめたかな。半分以上は本編既読でしたから。