茶鬼
上質の紙を使い、書籍扱い、そしてピンナップにもできる美麗なカバーをつけて毎月発行されるこのgateauだが、実際のところ
今回なら7本の収録で千円近くもする値段。
連載はあるとはいえ、毎号載っているものもあれば突然の休載も少なくはなく作家目当て買いの本となっていると思われるこの本には致命的になっているのではないだろうか?
コミック単行本では一迅社は、独自の作家発掘や作品発表で目のはなせない出版社であるが、雑誌として見たときにとても力としては弱いと思われるのだ(個人的見解)
それが、今回巻末に毎月発行のところ次号は5月の発売になり、そして、夏には雑誌を始めると投稿作品を募集する広告が。
gateauも改装するのでしょうか?ちょっと停滞を感じる本だけに、期待を。。。
さて、連載について
いちばん気になるのは秀良子作品ですね♪『STAYGOLD』
姉の息子(13歳)に好きだと言われた叔父というシチュのお話です。
もう子供?まだ子供?自分が13歳の時はどうだった?
ませて大人な考えの13歳に翻弄される叔父はどうなっちゃうの?そして13歳の中学生はどんな成長を遂げるんだろう?
まだまだこれからです。
双璧でとても気になる作品はウノハナさんの『ホームタウンブルーバック』
ずっとずっと幼馴染の穂のことが好きだった気持ちを閉じ込めてきた勇十が穂に告白したことで、動揺する穂なのだがそれは彼に改めて勇十との関係と今までを考えさせるきっかけとなるのです。
今回は、勇十がね男らしくてちょっと悲しいけどとってもよかった!
告白以来久々にあった穂に告げる「ちゃんと振ってくれよ」という言葉。
ウノハナさんの絵の良さである男っぽい体つきの後ろ姿(注:ジャージなのが萌え)から発せられる色気は勇十をより男らしく見せるのです。
さて、ぼちぼちいい感じに?
すっかり切ない真剣恋愛路線になったありいめめこさんの『ひとりじめマイヒーロー』
あの、あの!クマ殺しと異名をとった物事に動じない豪快で俺様の康介が胃炎でダウン。
勢多川との恋愛をそれだけ真剣に考えているってこと。
本当は二人とも好き同士なのに。あと数か月待てば卒業があって、晴れて堂々とおつきあいができるはずなのに、どうして?
切なさクライマックスです!
山田パピコさんの『恋する二人の体温』はとうとう最後を迎えました。
臭いフェチの神部の好みにあって、うまくいきそうだったはずの宅配便のお兄ちゃん高橋君だったのだが、とあることですれ違い神部の意地っ張りで別れることになってしまい。
神部のセフレだった横山のしようがないな~作戦「今から9Pするからおいでよ」は笑ったですが、この本の中唯一がっつりエッチ見せますw
好きになった人は幽霊だった!?椿木トリコさんの『スリープマイディア』はちょっぴりダークで執着愛を見せて、え、まだ決着がつかないの?いったい志野はどうなってしまうの?涼の思いは?また最初に戻るの?不思議ファンタジーワールドがまだ続きます。
人物の書き分けがあまりつかないのか、涼と北斗が先生がなんとなく似ていてそのあたりにイラ?
高岡七六さんの『戦国Busho Love』は変態比べで下ネタ全開して、久々に笑いました(!?)
そして、間もなく2ヶ月連続刊行になるばんこ。さんの『アルティメット・ラヴァース』が導入部分の掲載です。
俺様傲慢な格闘家と、彼に不本意ながら食われてしまった整体師。
単行本を期待していましょう♪
今回はこんなラインナップ。
自分的に秀さんとウノハナさん狙いなのですが、毎回悩みながら出ては買ってしまう。。。月刊誌の罠にはまっております。