暴君ときどき激甘♥年の差ラブ!

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表題作ふたり暮らしは不埒で甘く

神崎泰心,26歳,次期副社長,女ったらしの兄の親友
桜井真紘,17歳,兄の海外赴任で同居する受験生

その他の収録作品

  • 毎日がドルチェ・ヴィータ
  • あとがき

あらすじ

兄の親友・泰心とひょんなことから同居することになった高校生の真紘。泰心は大手商社の次期副社長で無駄に男っぽくてセクシーだけど、生活能力0の女ったらし! しかも真紘を抱き枕にして、ファーストキス強奪♥軽くお触り♥までしちゃって!!
 だけど慣れない生活と不安な大学受験を前に、辛くても元気に振る舞う真紘を、泰心は温かく包み込むように甘やかし始めて…? 
 オレ様御曹司×純情高校生の年の差ラブ♥

作品情報

作品名
ふたり暮らしは不埒で甘く
著者
海原透子 
イラスト
椎名秋乃 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048913393
3

(8)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
23
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

女ったらし卒業のきっかけは健気な17才

兄の親友で女ったらしの攻め様と受け様の希望で同居する事になるお話で、
受け様の兄が海外赴任になり、両親が既にいない受け様は、兄と一緒にロンドンに
いく事になるのが困り、兄の親友の攻め様にしばらく同居させて欲しいとお願いするが
あっさり子守は面倒だと却下、それに兄も女ったらしで生活能力の無い攻め様なんて
絶対ダメだと言い始め、それを聞いた攻め様は逆に受け様の面倒を見ると天邪鬼発言。

受け様にはどうしても入りたい大学があり、兄と海外へは行きたくない一心で攻め様と
同居することになるが、同居し始めは毎日女性から電話や訪問を受ける乱れぶり。
しかし、いずれ会社のトップになる為に女性関係を綺麗にして、見合いをするように
攻め様の親に言われているらしく、意外にもその通りにしている攻め様。

初めは女性とのだらしない関係や言動、生活態度に呆れてていた受け様なのですが、
ある日攻め様のいない時だけにくる、無言電話が怖くて眠れなかった受け様は
その事を攻め様に話す成り行きになり、翌日にはすっかり解決してくれる攻め様を
頼りになると見直す。
受け様が眠れなかった時に抱き枕宜しくされて、寝ぼけた攻め様に女性と間違われ
ファーストキスを奪われた受け様はその時からちょっと攻め様を意識してしまう。

同居初めはそれ程受け様に関心が無かったような攻め様も次第に受け様に対して
ブラコン兄気味に色々面倒を見て構ってくれるようになり、受け様の大学進学の夢を
何故この大学なのかを聞いた攻め様はますます受け様を甘やかすようになります。
女ったらしだった攻め様が受け様の健気さや頑張る姿に心惹かれ、自分自身も受け様に
負けないようにと仕事も頑張り、生活の乱れも正していく。
受け様と出会った事で攻め様が成長するようなストーリーでしたね。

後半で受け様も攻め様を好きになり、でも攻め様が見合い相手と交際していると聞き、
片思いの苦しさに逃げようとする受け様ですが、必死で探す攻め様と二人の思いでの
場所で出会い、誤解が解けてのハッピー展開のストーリー。
書下ろしもあって、メロメロに溺愛されて甘やかされる甘いストーリーでした。

7

泰心…良いヤツ…

結構あっさり両想いになるタイプの同居モノです。最初の印象が良くない二人の場合、お互いに惹かれ合っていく過程を読むのが楽しみなので、そういう点ではちょっと物足りなさを感じましたが、ラブラブな二人の日常を垣間見る気持ちで読めるライトな作品だと思います。

真紘は可愛らしく、頭が良くてちゃんと努力する子なので好感が持てました。泰心は最初こそ粗雑な雰囲気ですが、どちらかというとデキる大人の男の描写が多いので、「女たらしの御曹司」というキャラ説明はちょっと違うような…。それゆえ、真紘の兄ちゃんがそこまで心配する理由が最後までピンと来ませんでした。

1

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