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表題作STAY(3)

天間章/ボーカリスト
和泉淳平/ギタリスト

あらすじ

人気ユニット『STAY』が解散してから二ケ月が経って、和泉はロンドンへ旅立ち、天間も新しい仲間と新たなバンド結成の準備に追われる毎日を過ごしていた。
そして、光と影のように片時も離れることのなかった二人は、互いがどんなに必要な存在だったか、改めて思い知らされる。
失って初めてわかるもの―それは愛する人への本当の思い。
大好評シリーズ、第3巻、ついに登場。

作品情報

作品名
STAY(3)
著者
結城惺 
イラスト
橘皆無 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044134068
3

(1)

(0)

萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

1年の別れ

STAY2巻からの続きで、天と和泉のユニット「STAY」が解散、和泉はイギリスに行ってしまう…という別れのお話を2人の視点で別々にえがいています。

2巻で両方とも解散と別れに納得がいったと思っていたら、天のほうがまだ勘違い?していて、あなたわかってないじゃないという気分になりました。
「離れるのはお互いのため」だとじっくり話し合ったと思ったのに。
和泉が恋人なんだけど、もうどうしようもなくお母さんに見えてしまうときがあります。
そういうのも含めて、この2人が愛らしいとは思いますが。

にしてもやっぱり天の音楽に対する姿勢が今回もわかりづらく、そこだけがどうしてもこのシリーズで好きになれません。
音楽が大好きなはずなのに、アイドルから歌手になりたくて和泉と2人事務所を飛び出したはずなのに。
和泉がいなくなってからは仕事であれこれ決めなくちゃいけないことも「どうでもいい」ってマネージャーに言ってるし、あなたの仕事でしょう、あなたは好きで歌手をしてるんでしょう??て思います。
このへんをもっとつめて欲しかった。

1年合わないと決めた2人ですが、結局休暇をとって天が和泉に会いに行きますので、そんなに寂しい思いはしていない感じでした。
和泉視点のほうは普段はしっかりモノの和泉の不安定さが伝わって、次第に前向きになる天とは反対の寂しいお話です。

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