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表題作屈折した彼の愛情

市ノ瀬慧,事務所の新人で高校からの天敵,22歳
相沢大地,芸能事務所に所属する大学生,22歳

その他の収録作品

  • 屈折した僕の本質
  • あとがき

あらすじ

大学に通う傍ら芸能事務所に所属し表舞台に立つことを目指す相沢大地は事務所の新人として同級生の市ノ瀬慧を紹介される。高校時代から何かと自分の邪魔ばかりしてきた慧を敵対視している大地はなかなか結果のでない自分とは違い、着々と仕事を増やす慧に焦り、勢いから慧に勝負を持ちかける。負けたら勝った方の言うことをひとつ聞くという条件を慧から追加され、オーデションで勝負をすることになり…。

作品情報

作品名
屈折した彼の愛情
著者
南野十好 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778116514
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

タイトル通りだけど

高校1年の親友がある出来事で顔も見たくないくらいの天敵になってしまう。
いつでも合えば嫌味的で見下した冷笑を投げかけるかつての親友慧。
事あるごとに全てを邪魔されて妨害されていると思い込み会えば感情が爆発し
いつでも罵倒&ケンカ腰になってしまう大地。

一生の夢だと頑張っている俳優への道を一歩ずつ頑張る大地の前に再び現れるのが
天敵の慧で、今度は俳優への道を邪魔されてしまうと思い込む大地。
もっとも思い込みだけでなく、慧が芸能事務所に来てから、大地は事務所の雑用を
させられたりと入ったばかりの大地はオーデションにも受かり邁進してしまう。

バイトでもなんでも初めは大地が入ったところへ必ずと言っていいくらい慧が来て
全てのおいしい所取られる感じです。
それが、実は男同士だから報われないと思い込んでいる慧の親友がダメでも憎まれても
忘れられないくらい嫌なやつだと思われて側にいる方がいいと思いつめるくらいの
隠れた愛情が裏にある。

ある意味一途で一歩間違えばヤンデレ系になる設定ながら、攻めの慧は基本気弱な
ネガティブ思考のヘタレさんなのでそこまでは行かない訳ですが個人的には
やるならとことんしちゃえと思わなくは無かったです。

オーデションを受かる受からないの賭けをして、買ったほうの言うことを聞く流れで
大地が負けて慧に抱かれる。
そこで恋愛感情が大地に起こる前に、大地が今まで顔を見れば突っかかっていたのを
少し冷静に相手を見始めて、過去にまで記憶をさかのぼり始めた時に慧の隠された
気持ちに気が付き始め、最後に再び勝負をかけてオーデション勝負する二人。
好きな気持ちを素直に出せなくて、屈折した愛情を示す慧は好きな子程苛めたい感じとも
違うヘタレさんなので個人的な好みの問題で双方共にあまり萌えませんでした。

6

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