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この雑誌の中で高久先生の「僕はすべてを知っている」
をどうしても読みたくて、毎号購入してしまいます。
いろいろと楽しいお話がたくさんありましたが
気になったものだけいくつか挙げたいと思います。
「僕はすべてを知っている」高久尚子
このところ、朝帰りの多い金沢先生。
加賀さんとのことをちょっと疑う犀川先生に誘われて
飲みに行った先で、酔いつぶれてしまう金沢先生。
そんな金沢先生を迎えに来たのは加賀さんで・・・
酔って意識がもうろうとしている金沢先生にキスする加賀さん。
お互いの気持ちに薄々何か感じ、二人共自分の気持ちにも
少しづつ気づいているように私には見えました。
とうとう飲み友達から一歩進んだ関係になってしまうのか・・・
犀川先生のお話も良いのですが、私はどちらかというと
金沢先生と加賀さんのお話の方が好きです。
とても自然な感じで、お互いに医師でお互いにいろんな悩みを抱えて
主治医と患者でありながら、心許しあえるような
そばにいて安心できるような存在。
そんな人が恋愛対象にならないわけがないでしょう。
もう、時間の問題ですね・・・
「マザーズ スピリット」エンゾウ
冒頭カラー、新連載です。
大学の教務事務の筒月は、遠い小さな島国から来たルター族の留学生を
自宅でホームステイさせることになり
空港に迎えに行って、自宅に連れて来るところまでが今回の流れです。
自分の意志ではなく、半ば無理やり学校に押し切られるような形で
引き受けた留学生ですが、ルター族の彼はなかなかのイケメンで・・・
だけど、日本語はもちろん英語も喋れない、母国語はルター語?なのかしら
とにかく前途多難な幕開け・・・といったところなんでしょうが
そのイケメン留学生と筒月の間に何かLove的なものが芽生えるのは
確かでしょうね・・・(#^.^#)
今回は何一つ色っぽいことはありませんでしたが、これからこの二人に
なにやらいろいろとありそうな匂いは、プンプンしました。
次回が楽しみです。
「課長、結婚しましょう!!」せいか
こちらも冒頭カラー、新連載です。
男やもめの青木課長。
部下の水野はとっつきにくく、仕事はできるのに部内での評判も悪い。
青木課長の趣味兼ストレス解消はスイーツ作り。
亡くなった奥さんが好きで作っていた形見の道具を捨てられず
娘と一諸に作り始めたのがきっかけ。
青木課長の作ったお菓子を食べた水野が
本当は大のスイーツ好きだったことを青木課長に告白。
自宅に招かれ、手作りスイーツをごちそうになって・・・
このお話も、まだまだ色恋はありません。
最後の最後になぜか水野が課長にプロポーズしたところで次号へ続くとなります。
普段は仏頂面の水野が、なぜスイーツ好きなのか
なぜ、課長に突然プロポーズしたのか・・・
その辺りが、次号で明らかになってくるのかなぁ・・・
初めて読む作家さんなので楽しみです。
★日高ショーコ「憂鬱な朝」第30話(35頁)
コミックス5巻後から3話目。あの夜会で、久世家の後ろ盾となるかわりに「桂木には死ぬまで私の許で働いてもらう」と暁人に告げた石崎家当主。
約束通り石崎家の助力で、旧領地に鉄道会社を興す目処が立ち、暁人は鎌倉へと発つ前に桂木高之や雨宮と諸々の話を詰めていきます。
桂木の教育のおかげで当主らしい振る舞いは身についたものの、暁人の目的を果たすには、その先を目指さなくてはいけない。
しかしそうしてる間も、暁人は桂木に会いたいと強く思います。少しでも長く触れたい、声が聞きたい、「俺がお前から離れる前に・・・」と。
場所が変わって西園寺に祝いの品を届けにきた桂木。
その際、桂木は西園寺と世間話をしますが、言葉を交わしてるうちに、暁人を恋慕う気持ちと、離れてると寂しさに耐えられない辛さを、つい洩らしてしまいます。西園寺は、暁人の方が長い間その辛さを抱えていたであろうこと、それでも負けなかったことを告げます。その上で桂木に、孤独の意味を知ってしまったのなら弱音は吐露したほうがいいと助言します。
西園寺が去った後、彼に手渡された嘉世子からの手紙に目を通す桂木。
薄々予想はしてたのでしょうが、そこに書かれていたのは暁人の留学についてのことのようでした。
夜会後、桂木と暁人がお互いに変わったと感じた理由が明らかになった回だったと思います。ただ、5巻にあった英国留学の話が再浮上するとは・・・。
★左京亜也「年頃のオトコノコとアレ」第4話(16頁、扉絵なし)
自室でのソロプレイ(ひとりH)を同級生に目撃されてしまった主人公が、その同級生にデュオ活動を迫られる日々をおくるというコメディです。
この同級生の篠原が、なかなか堂々とした変態くんです。
登下校のバスでは人目も気にせず桜井に痴漢。学校ではお触り。
室内での活動も、回が進むごとにエスカレート。
でも篠原の言い分は桜井が好きだからじゃなく、あくまでエロ目的。
というのも、ソロプレイを目撃して以来、桜井のヤラシイ姿が頭から離れず、夢に出てくるほど妄想が止まらなくなってしまって・・・(あの日、篠原は彼女とデートだったのに、初Hで全く反応せずに失敗 → 振られました)
桜井は桜井で、拒否するものの、毎度気持ちよくなって理性が吹っ飛ぶ。
前回の活動で、自分の風邪が移った篠原のお見舞いに行った桜井は、もうデュオ活動はしたくないと宣言します。
この活動を除けば、篠原は優しくて、イイ奴で、だから中途半端な今の関係を続けるのが嫌で、率直な気持ちを打ち明けたのに。正直だけど無神経な篠原の反応に、思い切り傷ついて部屋を飛び出した桜井が可哀相でした。
★やまねあやの「クリムゾン・スペル」第43話(10頁、扉絵なし)
アスタドールに捕らえられたバルトを器にして、ついに目覚めた魔神。
姿はバルトのままですが、鋭い目つきで薄ら笑いを浮かべる顔はまるで別人。苛立ちや怒りを鎮める方法はひとつだけだと、アスタドールの手を払い、背中から翼をだして飛び去ろうとします。(白い羽毛ではなく、黒い翼手でした)次号はカラーで登場予定。
★隆巳ジロ「チキンハートの妄想恋愛」前編(24頁)
半引きこもりの弟を、姉が社会復帰させようと自分のサークルに強制参加させる話。主人公の弟は、逃げたら(姉に撮られた)女装写真をバラまくと脅されて仕方なく参加。
ところが登山とハイキングのサークルで、体力の無い主人公にとってはまさに地獄。その上、サークルに紛れこんだストーカー女から狙われてるサークル代表を守るようにと、姉に命令されて・・・。
話は面白かったのですが、黒髪の人が途中で白くなったりと、マンガとしては少し読みにくかったです。
今回はレビューしてませんが、楢崎壮太さんの「食べられちゃう系男子」も面白かったです。
[次回予告]
表紙を飾るのは日高ショーコ、巻頭カラーは左京亜也。果桃ばなこ「おしかけダーリン(仮)」が新連載。木下けい子「ひねもすのたり君と僕」が再登場。読み切りに、大槻ミゥと砂河深紅。他、やまねあやの、高久尚子がカラー。せいか、ひなこ、エンゾウ、ヤマヲミ、梅沢はな、楢崎壮太、山田まりお(4コマ)など。(敬称略)