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表題作ビタミン愛は勝利の呪文

高岡正則/会社員/27才
野上恵/高校3年生/18才

あらすじ

好きだったお隣のお兄ちゃんと9年ぶりに再会した恵。ずっと忘れられなかった想いが溢れ出して_。

作品情報

作品名
ビタミン愛は勝利の呪文
著者
ふゆの仁子 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872787733
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

無自覚な理性的ショタかも

年の離れた幼なじみ同士の再会ラブストーリーです。
それも単なる再会ものと言うよりは攻め様の無自覚の
深層心理的な長年の片思いが実る話かも
片思いしてることすら気が付いていないけど・・・
そして9歳の時から攻め様に片思いし続けている受け様は
かなり一途なんですが、見た目も態度もクールで冷静です。
とても高校生とは思えない悟り君です。
対する攻め様は一見するとかなり出来る大人なんですが
自分でも無自覚なヘタレさんでショタですね(笑)
4歳違いの兄弟のお隣さんで二人にとっては大好きな9歳上の
お兄さん的攻め様なんですが、この攻め様幼い時の受け様に
アブナイ感情を抱いていたんですよね。
それも一番小さな受け様相手に、それでもそんな時に同級生に
告白され、付き合うようになるとその疾しい気持ちも本人気が付かづ
忘れているのですが、その相手が受け様兄弟に似ているんです。
そして受け様は自分でなくて兄に似ていると思っています。
攻め様はもちろん無自覚ですから付き合っている相手の後ろに
別の人間を見ているなんて思ってもいないのですが
恋人はそれを知っていて別れる事にしたんですよね。
そして受け様は恋人に捨てられた攻め様に身代りでもいいからと
抱いてもらう、それも自分の好きな気持ちを押し殺して・・・
受け様もちょっとした誤解はありますが、攻め様は本気で無自覚
簡単に言えば3歳の受け様を可愛いと思う気持ちがスライドして
面影のある恋人と付き合い、その恋人に本質を見抜かれ去られ
自分の気持ちの整理もつかないうちに流され受け様と関係をもつが
受け様にも身代りだと勘違いされ、去られて初めて己の気持ちと
向き合ってみると、自分が誰を求めていたかが10年近くたって
わかるお話なんですよね。
それでも受け様がある程度の年齢ですから犯罪者にはなりません(笑)
やはり二人が幸せになる為にはこのくらいの時間が必要だったんだと
思えるようなストーリーでした。


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