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絵が苦手だったのですが、有名作だし読んでおかねばと思って読みましたが、私には刺さらなかったです。
私に読解力と、作品の余韻を汲めなかったのが
いけなかったのかしら?
メリバはそれしか選択肢がなく2人が選んだ結末なら好きなんです、バットエンドでも。
最終的に死でも。
それがお互い望んでいるなら。
でも、違う感が脱ぐえなくて。
自分の子供を行為に参加させるとか、見せるとか
そこが地雷でした。
近親相関でも、そこは嫌ではありませんでした。
私はハラダ先生もダメなので、この手の鬼才は
向いてないことがよく分かりました。
有名作品低評価すみません。
義理の兄と弟。禁断の関係の終着点はまさかの事実が明らかになり、息を呑む展開に最後まで一気に読んでしまいました!
1冊丸ごと、どこを読んでも覗いては行けない、足を踏み入れてはいけない所に間違って入って盗み見ているような感覚になる背徳感で溢れています。
目隠しのまま目が見えない状態で犯される背徳、誰かに見られながら行為をする背徳、結婚して子どももいるのに男性と関係を持つ背徳、兄弟と身体の関係を持つ背徳、、とあげたらキリがないほどの道理ならざる内容ですが、不義理が明らかになると同時に衝撃の事実がわかり、更にこの作品を禁断のストーリーに昇華しています。ここまでいくと、もはや見事と言わざるをえません。
兄弟の身体を絡めるシーンは繊細なタッチで描かれているのに異常に官能的で美しいです。
そして、描き下ろしで再び唸りました!
仄暗く官能的背徳感溢れる兄弟BLを読みたい方にはおすすめです!
上巻のときから思ってたんだ、このまま2人が生きて一緒にいられるわけないと
どうにか妻にバレて関係が破綻するか、弟に妻ができて秘密のまま関係が続くのか…
そう思っていたけど、バレたけど逃避行しちゃったのね
そうかー、逃避行ね、最高かよ…って思ったのもつかの間、やっぱりお兄さん亡くなってたね…
亡くなる間際のうつくしい笑顔、妻に宛てた手紙の、弟を愛していたという告白が、つらいけれど綺麗な終わり方だったと思った
甥っ子が継承していた暗転は、今後どういう展開になるのか、結局父とおなじ道を行くのですね…という気持ちになった
メリバ作品をそんなには読んでないですが、なかなかこの作品程のインパクトを残せるものは無いんじゃないかなと思います。
絶望感と高揚感とが同時に湧き上がるような感情を味わっています。
やはり片方が居なくなるというエンディングは個人的には残念なのですが、この2人の場合少しの間だけでも自分の立場と気持ちに折り合いをつけてお互いに愛を確かめ合えた、そこに救いがあったなと思います。
眼帯の浮浪者風の男、あれって上巻で少年期の竹蔵にイタズラした男ですよね?
どういう事なのか、何か深い意味があるのかまだ読み解けてないので再読が必要かなと思ってます。
父親と叔父の関係をくまなく理解していた要がその性癖をしっかりと継承しているのがタイトルに繋がってるんですよね。
この辺りの物語はまだ終わらないという感じ、仄暗さにゾクゾクが収まりません。
かつて通しで読んだはずなのに、なんだか展開を忘れているところがありました。上のレビューで「よくある話」と言っちゃってますが、ラストがまた「よくあるラスト」で…こうするしか話は落ちないけれど、それは逃げだよなとも思うし、これぞ様式美でもある。これで竹蔵が女だったら自分は歯牙にも掛けないであろう作品なのに色々とぐだぐだ思えるのは明日美子先生の本だからです。展開を忘れていたのは自分好みじゃないからなんでしょう。どこまでいっても2人は幸せに暮らしましたとさ…が好き。