• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作大富豪のペットは猛獣らしい。

ハリム,アラブの大富豪,28歳
赤江虎太郎,大学事務職員,24歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

赤江虎太郎、大学職員二十四歳。家族は弟一人。彼女ナシ友達ナシ、趣味はバーチャルペット飼育。
真面目一筋の虎太郎の秘密は……感情が高ぶると虎の耳と尻尾が出てしまうこと!
その秘密を砂漠の国から遊学のためやってきた極濃ハンサム、大富豪のシーク様、ハリムに見られてしまった。
珍しい猛獣を飼うのが大好きなハリムに『飼われる』はめになった虎太郎。
傲慢かつ強引な手懐け作戦のあれこれに、虎太郎のガチガチハートもほぐれだし……。

作品情報

作品名
大富豪のペットは猛獣らしい。
著者
ウナミサクラ 
イラスト
月之瀬まろ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784879198846
2.2

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
8
評価数
5
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

アラブの大富豪と無表情な大学職員

大学職員の虎太郎(受け)は、感情が揺れ動くと虎の耳としっぽがはえる特殊体質。その体質のことはもちろん誰にも秘密だったが、ある日耳としっぽが出た姿をアラブから視察留学に来ていた大富豪のハリム(攻め)に見られてしまった。ハリムは珍しい動物を飼うのが趣味で、受けのことも飼いたいと言ってくる。当然お断りだったが、財力と権力で徐々に外堀を埋められてしまい…。


なんかいろいろ大げさすぎて「ん?」と思うような描写が多かったです。攻めが大富豪なので、受けの家の周囲半径2キロを一晩で買い占めた、とか言うんですが、えっそれは無理じゃない? と。百歩譲って土地は買えたとしても、住んでる人は立ち退かせられないでしょ。
そういうしょうもないことでリアリティがなくなるのはもったいないなぁ、と思います。せめて受けの住むマンションだかアパートだかを買い占めるだけにしておけばよかったのに。

受けに虎耳虎しっぽ設定はもふもふ好きだし楽しかったです。感情がセーブできない状況になると耳としっぽがはえるのですが、身体能力もネコ科になって、屋上から落ちてもくるくるっと着地できるとかいう設定です。そっちの設定が、そのときと、弟が害されたと思って怒り狂った時くらいしか活かされてなくて、もったいなかった。
弟といえば、弟の名前が2箇所ほど兄の名前になってました。そういうところも惜しい。

全体的に、もうちょっと(まともな編集さんの)手が入れば良くなるかんじの作品でした。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP