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  • 普通の俺が四人の王子様から求愛されてしまった件

普通の俺が四人の王子様から求愛されてしまった件

futsuu no ore ga yonin no oujisama kara aisareteshimatta ken

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表題作普通の俺が四人の王子様から求愛されてしまった件

シャルク 小国の王子様で4人兄弟の一人
柳井馨 中東の小国に休暇旅行で来た地味リーマン

その他の収録作品

  • 四人の王子様たちのその後の件
  • あとがき

あらすじ

俺、柳井馨は存在感の薄い地味なリーマン。
そんな俺が休暇を利用して訪れたのは、遺跡で知られる中東の小国ネムル・アルカト王国だ。
ところが、どうやらこの国では俺の冴えない容貌が「完璧な美」に見えるらしく、
入国するやいなや超絶ハンサム王子のシャルクに一目惚れされ王宮に連れてこられた挙句、遺跡の案内まで買ってでられて…。
四人の腹違いの王子様に囲まれ…突然の“モテキ"に、どーする俺!?

作品情報

作品名
普通の俺が四人の王子様から求愛されてしまった件
著者
ウナミサクラ 
イラスト
藤村綾生 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781610511
3.5

(6)

(0)

萌々

(3)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
21
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

所変われば何とやらでした

日本ではどこにでもいるような地味で目立たないリーマンの馨が
10日間の休暇を利用して観光旅行に着た場所が中東の小国で観光地としては
かなりマイナーな遺跡観光目的で空港に降り立った馨。
何故か日本では誰にも気にかけてもらえない、家族にすら忘れられる存在感の
薄い馨が小国に入ってからみんなにじろじろ見られ、果てに顔まで赤らめられるという
仰天の展開になり、ガイドを待っていた時に偽ガイドに危うく連れ去られそうに
なったところを王子のシャルクに助けられその場で求愛されるとんでも展開。

所変わればなんとやらで、地味で目立たない日本では埋没してしまう容姿が
シャルクの国では絶世の美女に見えると言う美醜に対する価値観の違いが読みどころ。
日本ではそれこそシャルクは絶世のイケメン王子様なのが、小国では不細工顔。
母親が違う4兄弟のなかで1番国では不細工、日本では1番イケメン設定。

そして4兄弟なんだけど、他の王子と思われる兄弟は王子ではないみたいでしたね。
母親の地位で位が決まる感じなのでしょうか、一人は軍人で司令官のガルブで
鬼畜横暴で王子をどこかでバカにしていて、馨を罠に嵌めて強姦する御仁です。
初めから敵愾心があるように馨に対峙しますが、実は馨が好きなのに素直じゃない。
唯一の悪役でしょうね。

そして王子の側に仕えているアスワド、控えめで無口なのですが、この人も兄弟。
もう一人がまだお子様で国の神官になるべく勉強中のマース、子犬のように
馨に懐いていますが、将来は馨と恋人にと思っています。
4人の立場の全然違う王子様に好かれてモテモテ期に入った馨と本命シャルクとの恋。
言葉とお国柄の風習違いで勘違いから抱かれてしまう馨なのですが、
結果的にはこのシャルク王子と相愛になります。

そして、この二人はある意味似たもの同士で、互いに自国では目立たない存在で
地味な凡人系で自分に自信が無いと言う所。
お互いに見た目でネガティブになりがちなのですが二人が出会ったことで
それぞれが自信を持ち、深い愛情を手に入れるお話でした。

3

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