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表題作「していいよ。」

川西笙一 サラリーマン
志麻城史耶 書店員

あらすじ

彼女の浮気現場に乗り込んだら、そこには同じ考えの男が多数!まさかの四股のうえに振られた加西は、もうひとりの元彼とヤケ酒を飲みに行き、その場のノリでラブホに入ってしまう。翌日、正気に戻った加西は慌ててホテルを飛び出すも、昨夜の記憶が途中から無く…。一冊まるごと!加西(いいひと)&志麻城(小悪魔)のドタバタラブストーリー!『「していいよ。」』1~3、『コドモのつもりはないけれど』1~2を収録した完全版。

作品情報

作品名
「していいよ。」
著者
すずはらりつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一水社(光彩書房)
レーベル
光彩コミックス Boys Lコミック
発売日
ISBN
9784864163385
3.7

(7)

(2)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
25
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数1

剃毛あり

サラリーマンの笙一(攻め)は、付き合っていた彼女の浮気を突き止めるべく張り込んだホテルで同じ彼女と付き合っていたという志麻城(受け)と知り合い、意気投合してホテルに行ってしまう。酔った勢いで一夜を過ごし、翌朝青ざめて逃げ出したが、後日偶然再会してしまい、「俺にも攻めさせてくれる約束だったよね」と脅されて…。


付き合っていた彼女が四股をかけていたせいで知り合った受けと攻め。穴兄弟の同類意識で意気投合し、酔ったいきおいでホテルに。
元カノが毛を剃っていたのが攻めの趣味によるものだった、という話の流れで受けの毛も剃っちゃったりなんかして、一夜を共にします。

まあ、流れはわかるのですが、あんまり気持ちは理解できないというか…。彼女の浮気を突き止めようと張り込みまでするような人たちが、そのまま男とホテルに行ったりするのも理解できないし、そのあと受けが攻めに執着して脅す流れになるのもよくわからない。攻めに執着するならなぜ元カノには執着しないの?
そもそも受けの性格に統一性がないです。何事にも執着が薄そうな、感情が豊かじゃないキャラで、なのにそれが元カノの浮気で張り込みをしたり、新たな彼女ができそうな攻めを脅してまでも身体の付き合いを続けようとするのが納得いかないというか。
攻めも、ノンケで彼女がいたけど受けと寝てしまい、会社で別の女の子と仲良くなって、でも受けに見つかってまた関係を持っちゃう。受けに会うせいで会社の女の子(すごくいい子)とのデートを断るのに、立て板に水のように滔々と嘘の言い訳をならべたてる。受けのことを「高校のサッカー部の後輩だよ」とか、「親が上京してきたから案内を」とか「伯父が入院して、親の代わりに付き添わなくちゃならないんだ」とか。人間的に好きになれないなぁ…。

でもくっついたあと、攻めの実家に2人で行く展開があって、そのあたりは割と可愛かったです。攻めの家族が面白いし、受けもいいかんじの健気さが出てきて微笑ましかった。
気持ちが通じるまでがしゅみじゃない、通じてからが萌で、トータルで中立です。

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