「年下の男性」書き下ろしペーパー

風邪を治す良い方法

本品は『年上の男性』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編終了後、畔上視点で
風邪ひきの畔上の世話を焼く知己のお話です。

知己とデートの約束を日、
風邪をひいて咳が出た畔上は
知己にうつしたら悪いからと中止を連絡します。

普段から節制を心がける畔上なので
ここ何年も寝込んだとこはありませんが
知己は心配だから行くと言ってききません。

知己がやってきた時にも
リビングで新聞を読んでいたほどで
知己には起きている事を咎められてしまいます。

しかも知己は大量の荷物を抱えていて
看病しようと張り切る様子がみてとれて
笑みがこぼれてしまいます。

薬も飲んでいないと言う畔上に
知己はキッチンで何やら作りに行きますが
戻ってきた知己が持っていたのは
茶色いドロッとしたモノでした。

畔上のために
林檎をすってくれたようなのですが
思っていたモノとは違うモノになったと
がっかりしています。

母親に訊けば良かったけど
急に林檎が茶色くならない擦り方を訊いたら
何か言われそうだし

落ち込む知己に畔上は

それ、食べたい。食べさせてくれ

知己に向けて
あーんと口を開けてねだりします。

完食するまで付合った知己ですが
食べさせ終わると
今度は寝ろ寝ろとうるさくなります。

それならと隣に座っている知己の膝に
頭を預けて横になる畔上に
知己の方が慌ててしまい･･･

風邪をひいてしまった畔上を
知己が看病しようと張り切るお話です。

いつもしてもらったてばかりの畔上に
自分ができる事があるのが
とっても嬉しいのですが
思ったように上手くは出来ません(笑)

でも畔上にはそんな知己が
可愛くてしかたないっていう
ほのぼのしたお話です。

畔上は自立している大人なので
人に世話を焼いてもらった事なんて
あまりなさそうだし

家族にかまいまくられている知己は
世話される事には慣れていて
やり方は判っていてもやれるかどうかは
別問題だねって雰囲気が微笑ましく

知己の膝枕にこれなら治りそうだと
風にかこつけて甘えてくる畔上に
知己の方がタジタジしてるオチまで
とっても楽しく読めました♪