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丸ごと1冊表題作です。
藤也(受け)がメインですが、将臣(攻め)の視点も入っているので、言動が分かりやすいです。
藤也は路上で会った将臣にマンションに連れて行かれて、酔っぱらったところを強姦されます。藤也は、叔母に頼まれたバイトとして、所属モデル「ショウ」の付き人をすることになっており、翌日に事務所に行くとそこにいたのは将臣で…という話です。
将臣はモデルだけでなく、政治家の息子でもあり、注目されることに飽きています。そんな中、物怖じせず、素直で単純な藤也を気に入ると、だまりたり取引条件にしたりして、強引に抱きます。
本来なら将臣は横暴で嫌なキャラなのでしょうが、襲われている藤也があっさりとした性格なので、それほど鼻につきません。藤也のエッチよりゲームが気になるという幼さは大丈夫かと心配にもなりますが、自己中心的な将臣をふりまわすには、それくらいでちょうど良いとも思います。
185ページという短さの中に、将臣を狙うストーカーの話もあり、テンポが良くてあっという間に読み終えてしまいます。ただ、将臣がモデルらしい仕事はしている場面はなく、業界モノが好きな方には物足りないかもしれません。