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表題作月と水の夜(1)

その他の収録作品

  • はるひこ
  • ゆうこ

あらすじ

川に落ちた少年・吉晴と、彼を救った二人の青年…河童の魚吉と清太…との絆を描いたノスタルジックストーリー。新装版。

作品情報

作品名
月と水の夜(1)
著者
梶原にき 
作画
梶原にき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344800649
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

月夜の誘い

夏休み祖母の田舎の川辺にて、
月のきれいな夜に出会った
少年と2匹の河童達とのお話です。

河童がこんなに黒髪の美しい人型だったら、
ぜひともお近づきになりたいものです。
夜の森の静けさや川面の黒く揺らぐ様は、
人間と違う世界に暮らす彼らの
純粋さと儚さを際立たせます。

ここに交錯するのは、
河童の魚吉に対する少年の父が長年秘めてきた想いと、
同じく河童の草太に対する
天狗の女の子の素直になれない愛情表現。

少年が出会った河童の魚吉と草太は
お互いを想い合っているようで、
主に勝気な魚吉の分かり易い言動から
その好意はだだ漏れです。
物静かな草太は、自分に向けられる好意を分かっていても
自身の気持ちを掴みかねているようで、
どうにもじれったい2匹の関係です。

さて、老いらくの恋。
はじけた少年の父を見てみたいような気がします。

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