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表題作ご指導のほど!

夏目海斗 気弱な部下,α
冬川雪彦 上司,Ωであることを隠している

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:おまけ

あらすじ

"α(アルファ)の鑑"のような存在として社内に君臨する超エリート営業部長の冬川(ふゆかわ)は、隠れΩ(オメガ)。
気が弱くて仕事もできない部下の夏目(なつめ)を、
世間がイメージする"典型的なダメΩ"として目の敵にしている。
しかし発情期(ヒート)中のある夜、フェロモン抑制剤を切らせたタイミングで、
なんと夏目に襲われてしまう。夏目は実はαだったのだ!
しかも、夏目のうっかりで番(つがい)にもなってしまって!?
「不本意な番」の二人の行く末はーー?
ギャグ×エロス×ドラマで攻め立てる、鬼才・やみとが描く新感覚リーマンオメガバース!

作品情報

作品名
ご指導のほど!
著者
やみと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423502
4.2

(67)

(37)

萌々

(16)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
276
評価数
67
平均
4.2 / 5
神率
55.2%

レビュー投稿数7

祝『東京オメガバース』単行本化!! モヤシ部下α×エリートΩ上司

『東京オメガバース』創刊時より注目していた作品です。
上記の雑誌が電子配信のみで展開されている為に読むことが出来ず、発売日を待ち望んでおりました。

一言で申し上げますと……
「想像以上に良くてびっくりしました」
テンポよく展開されるストーリーに、あっという間に引き込まれ 気付いたときには1冊読み終えておりました……
やみと先生は「オメガバース」という設定を良く理解された上で お話を描いて下さったのではないか、と感じます。

α部下の夏目くんが 可愛い見かけによらず、絶倫の怪力で 食べ物の趣味は渋い(初版限定ペーパーによる)というのがツボですね!!
Ω上司の冬川さんの 仕事のときのキリッとした表情と、夏目くんの前での蕩けた表情の対比も素晴らしいです。

オメガバースのドロドロとした性差別に関しては詳しく描かれておらず、オメガバース作品を初めて手にする方でも「オメガバース」という設定を理解し、その世界観を捉えやすい作品だと思います。

10

ポンコツαがスパダリαに成長!!!!!

超エリート営業部長の冬川さん(完璧すぎて周囲にαだと思われているΩ)と不器用で仕事が出来ない部下の夏目くん(周囲にΩだと思われているα)がうっかり番になってしまうという笑いあり涙ありエロありのラブコメディです。

夏目くんは作中でポンコツ扱いされていますが、番になってしまった冬川さんに「もしもの時は責任をとります」と言ったり、抑制剤が使用できない冬川さんのもとに駆け付けてくれたり、冬川さんに認めてほしいがために営業トップを狙ったり(狙うだけじゃなく、ちゃんと以前より仕事が出来るようになっています!かっこいい!)、私と冬川さんからするとスパダリです。潜んでいたαのDNAが冬川さんと番になる事で姿を現したんですね。

過去に春園さん(冬川さんの昔の上司でβ)に「ボクらは割り切った関係なんだから」と言われてしまい、辛い思いをした冬川さん。その悲しみから夏目くんと関係を持ち始めてからも「俺は独りのままでいい」「あんな思いをするくらいだったらもう人を好きになりたくない」と自信が無くなってしまい、夏目くんからの告白を突っぱねてしまいます。(不謹慎ですがこの時の夏目くんの泣き顔が可愛すぎです)

そんな事があってから暫く会話をしていなく、仕事がダメダメになってしまう2人。夏目くんはミスが続き、冬川さんはうっかりシュレッダーにネクタイが巻き込まれてボロボロになってしまう始末……お互いが居ないとダメになってしまうところが、やっぱり2人が番だという事を感じられ、この場面は少し微笑ましかったです。

Ωという性別を受け止め、人一倍努力をして部長まで上り詰めた冬川さんと、冬川さんに認めてもらえるように頼ってもらえるように努力する真っ直ぐな夏目くん。この2人が結婚して子供が産まれたら、きっとすごく良い子に育つと思います!続編希望です!!新婚生活〜子育て編待ってます!!

余談ですが冬川さんが「俺」で夏目くんが「おれ」なのがすごく納得できました。夏目くん笑顔も泣き顔も天使で本当に大好きになりました…

6

電子書籍版には【帯・カバー下描き下ろし・特典ペーパー】未収録です

もう一度繰り返しますが、
電子書籍版には【帯・カバー下描き下ろし・特典ペーパー】未収録です。
何故こんなに言うのかというと、それを知らずに読み始めた私は、最高の読了感を迎えた後、最後の最後に、上記の内容の記載をみて、大変に気分を害したからです。商品購入ページには、その記載はなかったので。とてもとてもショックを受けました。
せめて、カバー下描き下ろしは見たかった……電子書籍版を買う方、本当に注意してください。

何かと頼りないけれど、やっぱりαだから身体能力が優れに優れている攻・夏目。
これぞα!という容姿端麗さ、能力の高さに巧妙に隠したΩの本性がえっちすぎる有能エリート上司受・冬川。

冬川部長、めちゃくちゃ可愛いです。
努力の人なので、自分の性別にとっては当たり前の発情期も、薬と根性で捩じ伏せます。女も抱きまくり、仕事もバリバリで、周囲からαだと思われている冬川部長。本当に素敵です。
抑制剤をよくトイレで打ち込んでるんですが、その姿も大変えっちです。夏目くんに、是非乱入してきてほしかった笑!

夏目くんは、なにかと真っ直ぐなので、隠しごとも下手くそだし、一生懸命に頑張ってるのも好ましいしで、冬川部長もどんどんその可愛さに夢中になっていくところが可愛かったです。
冬川部長、魅力しかないのに、自分の魅力に自信をなくしたりしてるところもめちゃ可愛いです。

当て馬・過去の上司、今の取引先、引き抜き相手の春園さん。
すごく悪い男……!
過去に、冬川部長を抱いている時、春園さんは指輪をしたままなんですが、そこの描写がなかなかえもいです。
冷たい金属の温度にハッとして、奥さんを気遣う冬川部長に対し、割り切った関係だと冬川部長の気持ちを切り捨てるような春園さんの台詞。
まだ、可愛げのあった素直さも垣間見えた冬川部長が、αに見えるように武装し始めたのは、このこともきっかけかもしれないと感じました。

えっちシーンは、大変冬川部長がえっちです。
肉厚ムチムチで、いろんなアングルから堪能できます。必見です。

これから昇進していくと言われている夏目くんに、追い抜かれないように冬川部長ももっともっと頑張っていくんでしょうね。
冬川部長には、これからも一番でいて欲しいので(プライドの高さが本当に可愛い)、その時の頑張りなど、続編があったら是非みたいー!!!と思ってしまう作品でした。
夏目くん!!!冬川部長を幸せにしてあげてください!!!!

1

ギャグエロオメガバース

すごくおもしろかったです…。

説明書きのとおり、表紙の黒髪エリート上司が受けです。尻にしかれている茶髪の可愛い子が攻めです。
もうこの設定だけで萌え…。

αとして振舞っているΩのエリート会社員冬川と、
周りからΩだと思われているへたれ部下夏目のお話。

最初は発情にあてられてレイプに近い形で関係を持ち勢い余って番になってしまうのですが、
そこから恋に発展するまで丁寧に描かれています。
すれ違いやら喧嘩やら当て馬やら、いろいろあって結ばれる過程に涙。。。
ラブラブエッチもあるので、エロ的にもストーリー的にも大満足です。
オメガバースなのに重すぎずギャグ調な描き方も個人的にグッド!!!好きです。
夏目にモーションかける冬川さんが面白かったです。

受けの心情の変化もさることながら、攻めの成長にも注目できる一冊。
個人的に、冬川さんと過去に身体の関係にあった、当て馬の春園さんが好きです。

夏冬春ときたら、秋はいないのかな?

6

生き方は 自分で選べる

あらすじも全く知らずに読んだので、割と読み始めてすぐに"アンタがΩかいっ!"って笑ってしまいました笑。確かに帯に"超エリートΩ上司"ってありましたねヽ(´ー`)

自信のなさげなαの部下と、自信しかないΩの部長…その対の性格な部分にはそれぞれ理由があり、そこがすごく共感できてグッときました。
αの夏目は、昔発情したΩの友人にあてられて傷付けてしまった過去を悔やみ、"αだから仕方ない"や"Ωが悪い"と言われたことに恐怖心を感じてしまいました。αだから優遇されてしまうこと、Ωに発情してしまうこと、その辛さは、"贅沢な悩み"ともとれるかもしれませんが、属性ではなく"人として"大切なことをきちんとわかっている人だなって感じて、とても好感が持てました。自分が自分でなくなるような恐怖…にも感じられ、オメガバースならではの抗えぬ欲望のようですごく興味深いなと思いました。
一方上司でΩの冬川さんは、"1番の自分が好き"と堂々とする自信家で、実際すごくカッコイイです。他人と比べて劣る部分は差を埋めればいい、そのために努力を怠らない人です。過去や性別など、変えられないものもあるけど、自分の手で変わるものの為なら辛いことはないと思える人です。みんながそう思えるほど強くないだろうし、実際冬川さんだって強くなくて、"強くありたい"と思っている人なんだと思います。自分に恥じない生き方って難しいですよね。冬川さんの今があるのは、もしかしたら、元の上司でかつて冬川さんの憧れだったβの春園さんの影響もあると思います。春園さんは、当て馬的存在として、冬川さんの元セフレで憧れで、今は夏目のライバル的存在?ですが、優しさと闇の両者を持ち合わせているような人です。

α、β、Ωが"そう見えない"からこそ、各々の属性に対するコンプレックスや悩みが伝わってきて、すごく面白いなと思いました!!おススメです(^^)

5

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