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玉兎は四人の王子に娶られる

tamausagi wa yonin no ouji ni metorareru

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表題作玉兎は四人の王子に娶られる

ルアン、清貴の側人
吾妻清貴、金の星にトリップした大学生で玉兎、20

同時収録作品玉兎は四人の王子に娶られる

カヤ、マヴイボルジ王国王太子、18
吾妻清貴、金の星にトリップした大学生で玉兎、20

同時収録作品玉兎は四人の王子に娶られる

アスラン、カヤの異母兄で執務代行
吾妻清貴、金の星にトリップした大学生で玉兎、20

同時収録作品玉兎は四人の王子に娶られる

ハヤット、カヤの異母兄で王子
吾妻清貴、金の星にトリップした大学生で玉兎、20

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

満月を見つめてはだめ――そう言われて育ってきた大学生の清貴。
だがある晩、見えない力に引っ張られ落ちた先は…金の星、マヴィボルジ王国だった。
王宮に連れていかれた清貴の前に現れたのは、王太子のカヤ、カヤの異母兄で執務代行のアスラン、
同じく異母兄で謎めいたハヤット、そして側人のルアン。
先王が後継を指名する前に亡くなってしまい王宮では次期王探しのさなか。そんな折、清貴の愛した者が王となるというお告げが…。

作品情報

作品名
玉兎は四人の王子に娶られる
著者
天野三日月 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784815532048
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

BL版かぐや姫

5Pですか。と期待して購入。確かに色々出てこられました。変なところで引っかかってしまって、申し訳ないです、中立です。BLはファンタジーだ!な本編290P弱+あとがき。

小さな頃から月に惹かれていた清貴。なぜか引き込まれるような感じがしたり、呼ばれているような感じがしていたのです。親からは月を見ないでと言われていたものの、ある日ふと満月であることに気付いてしまって身を乗り出し手を差し伸べると目に見えない何かに引っ張られてしまい、気付くと森の中で・・と続きます。

登場人物多いので全員。ルアン~ハヤットは表紙にいます。
ルアン:受けの側人。黒髪、緑の瞳。
アスラン:淡い赤い髪、水色の瞳、眼鏡さん。国王代理。
カヤ:金髪、紫の瞳。王太子。
ハヤット:水色の髪、濃い青い瞳。王子の一人。
アザミ:うさ耳、よく喋る。
チロ:白炎。玉兎を守る聖獣。しゃべらない。

**ひっかかったところ

馬に乗られるんです、受けさんが。初めて。で結構な距離を移動されるんです。
馬乗るの大変だよ?乗って移動するなんて、出来ないべ?降りた後、下半身ガクブルだべ?と、どーしても引っかかってしまってダメでした(涙)
4人のイケメンさんに各々愛されて、途中3P(久々の二輪挿し!)もあって、どろんどろんな部分があって楽しめる部分もあるかと思うのですが、申し訳ない、その他の部分が色々難しかったです。自分の固い頭が憎らしい。

へんなところでこだわっちゃって、なかなか読み進めにくかった1冊でした。残念。

2

受けの尻軽感がハンパ無いかも

作者さんの商業デビュー作になるそうです。
デビューおめでとうございます。

で、思った所を正直に言わせていただくと、こう全体的に掘り下げが甘いと言いますか、薄味と言いますか・・・。
申し訳ないんですけど。

ただ、トリップ先で主人公は特別な存在、そして4人のイケメンからモテモテ、ついでにエロエロと、ストーリーとしてはとても好みだったりします。
いや、ベタなのが大好きだったりするので。
そんなワケで「萌」とさせていただきました。


内容ですが、異世界トリップもので、攻め四人×主人公と言う受けハーレムものになります。

幼いころから月に心を惹かれる大学生・清貴。
ある晩、月に魅せられて手を伸ばした所、不思議な力に引き寄せられて異世界である「金の星」にとばされてしまいます。
「青の星」から来た客人として、王宮で保護された清貴。
王太子であるカヤ、カヤの異母兄で執務代行のアスラン、同じく異母兄で王子のハヤット、そして清貴の側人として面倒を見てくれるルアン。
四人からそれぞれ口説かれる事に。
更に、清貴は「玉兎」と呼ばれる神の一員で、彼が愛した者が王になると言うお告げが下りー・・・と言うものです。

あのですね、ストーリーとしては好みなのです。
が、失礼ながら、こう色々掘り下げが甘いのです。
主人公の清貴ですが、突然異世界に飛ばされたのです。
が、目の前にウサ耳の少年が表れようが、突然王太子であるカヤに襲われようが、すごくフラットに受け入れちゃうんですよね。
何だろう・・・。
こう、突然犯された人間と言うのはショックを受けるもんだと思うんですよね。
でも彼は恥ずかしがってるだけだったりして。
犯されてもいいと思う程、カヤに惹かれてるとも感じられないですしね。
もうちょっと心情なんかを一般の感覚に合わせてもらって、丁寧に掘り下げて描写してもらえないと、読者としても違和感ばかりで全然共感する事が出来ない。
だから主人公に魅力を感じ辛いのです。
これ、攻め四人も同じ状態で、キャラとしての生身の魅力が弱いんですよ。
う~ん・・・。
それぞれちゃんとキャラ付けはされてるんですけど、生きているキャラとしての掘り下げが甘いとしか言いようが無いんですけど。

あと、設定自体もご都合主義と言いますか、こう、あまりに上手く行き過ぎてて、何らかの試練みたいのが欲しい。
申し訳ないんですけど、あまりに順風満帆では物語として面白みに欠けちゃうんですよ。
頑張る主人公が好きなので。

で、あれこれもと本当に申し訳ないんですけど、作品のキモとなるのが主人公が誰を選ぶかなのです。
が、清貴なんですけど、流されるまま四人それぞれと寝てしまう。
ついでに3Pなんかもやってる。
これが5Pものならそれでいいのですが、彼にはちゃんと想いを寄せる相手が居るのです。
好きな相手が居て、あちこちで抱かれてると、尻軽感がハンパ無いんですけど!!

とは言え、ストーリー自体は好みなのです。
主人公が特別な存在と言うのも心惹かれるし、いい男四人が、それぞれ牽制しあったりして主人公を取り合うと言うのも萌える。
そして、そんな攻め達それぞれとのエロも萌える。
いや、受けが熱く口説かれ強引に抱かれちゃうと言うのがツボなのです。
ベタベタ大好き。
とある人物の意外な正体にも「おおっ!」と驚かせてもらえましたしね。

まぁ、そんなワケで「萌」評価です。
う~ん・・・。
キャラの掘り下げなんかを丁寧にしてもらえれば、もっともっと魅力的な作品になると思うんですけど。

5

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