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にいちゃん コミック

はらだ 

もはやBLじゃねえ

 初レビューです

「神」が付くのに十分面白いですし、とても考えさせられました。ただその「神」は「萌」の延長ではなく、単純な読み物としての面白さだと感じました。そういう意味で「中立」とさせて頂きました。

 ただやっぱり、これとても面白いです。初めはエロ度「変態」につられて手にとったのですが、物語が進む中で過去のトラウマを主人公にぶつけて犯す「にいちゃん」すらも可哀そうに思えて、世の中の不理解に苦しむ様は所謂「腐女子狩り」に通ずるものがあるのでは?と勝手に思ってました(笑)。
 
 当然大人が子供に手を出すのは犯罪ですし、いまだに同性愛は禁断の愛です。しかしこの作品ではそれがなぜ悪なのか、なぜ禁断なのかと問われていて、全ての愛が許されるべきではないと思います(それならば近親相姦もOKになります)が、自分の批判が正当であるとするならば、この『なぜ?』に対してはっきりと答えを持つ、それができなくてもそれについて考える必要があると強く感じました。