初のCanna×はらだ。衝撃の禁断愛、ついに解禁…。

にいちゃん

niicyan

にいちゃん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神251
  • 萌×243
  • 萌26
  • 中立32
  • しゅみじゃない51

174

レビュー数
71
得点
1537
評価数
403
平均
4 / 5
神率
62.3%
著者
はらだ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784829685907

あらすじ

幼い頃、よく遊んでくれた年の離れた近所のにいちゃん。優しくて、面白くて、何でもくれる名前も知らないおにいちゃん。でも、にいちゃんに触られているところをお母さんに見られて、にいちゃんどこかに行っちゃった。にいちゃん、どこに行っちゃったの…?
BL界の鬼才・はらだによる初Canna Comicsがいよいよ発売!
「…ねえ、にいちゃん。にいちゃんのこと許して理解できるのは世界で唯一、俺しかいないよ?」

表題作にいちゃん

景,にいちゃん(近所のお兄さん)
ゆい,小学生→高校生

その他の収録作品

  • ゆい(描き下ろし)
  • カバー下:相関図

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数71

ダイバーシティとは何か。

多分、他の何人かの「しゅみじゃない」評価をした方達と同様に、最初一読した際は、まさしく「しゅみじゃない」評価をしたかったのだと思う。
はらだ先生の衝撃作は、一度寝かせて。半年くらい経ってから再読すべきかもしれません。
私の様なビビリーは、そうして耐性を身に付けてから、再読すべし。

さて。最近すごいな、と思ったことがある。
幼ないお子さんを持つお母さんが、「幼稚園や小学生の教師になる様な人は大体、ソレなんだってー。」と、笑顔で言うのだ。ソレというのは、小児性愛者の事である。
幼ないお子さんを持つ身として、「怖くないの?」と 尋ねると、彼女たちはまた笑顔で応える。
「怖いよねー。」
だからどうだ、ということでは無い。
彼女たちは、ソレがあるという事を予期した上で、どこか「仕方ないよねー。」とも思っているのだ。
それはそれとして、「気をつけないとねー。」と言えるぐらいには受け入れているのだ。
そんな話を聞いていて、恐ろしいなぁ、と思いながら、彼女たちの逞しさと強さにどこか救われる気もしたのだ。

ダイバーシティが声高に叫ばれるこの時代に、にいちゃんこと「景」が、大人の社会から見て、「被害者」だった筈なのに。その「変態」を矯正する、と親たちから責め立てられていることに、違和感と痛々しさを感じる。この事それ自体がホラーなんじゃないかと思うのだ。
特に後半は酷い。性的マイノリティーや、性癖を決して認めず、ひたすらその心を痛めつける、景の親。
景は完全に病んでしまっていて。クスリと煙草と、そしてゆいに囚われてしまった。
ゆいは、にいちゃんを手に入れる事が出来た。けれども、それは決して幸せとは言えない。
とても小さな世界の中だけで、ゆいに飼い殺しにされるだけなのだ。いつまでも。

にいちゃんこと、幼ない景を倒錯的な愛欲の世界に導いたマイコの父は、アッサリと事件を忘れ、
驚いたことに新たな家庭を作り、子供を成している。大体そんなものなのだろうという、虚しさ。
父にとって、遠い昔の思い出しもしない事。
それでも大切に鍵をかけてしまっていた景の写真。
事件を紐解くかの様に、マイコとゆいがにいちゃんと対峙していく様子はミステリーの様で、
面白くもあったのだけど。彼らが辿り着いた真実が残酷過ぎて。
私はとても悲しかった。

ダイバーシティとは何か。
身近な人たちのそれを受け入れることは出来るのか。
ダイバーシティとは何か。
彼等と共生していくことは、本当に可能なのか。
はらだ先生の作品は、ヒリヒリとした痛みを伴って、それを投げつけて来るかの様だ。

1

BLはファンタジーで読んで欲しい作品

闇が深い作品ですね

エロは、変態度が高いし
リベンジポルノがすごい
社会的に物申す!の様なこんな愛も良いのか?
考えさせられる物語でした
現代では、こんな事あったらいけませんが
マンガ、BLはファンタジーという事で読んで行けるんですよね

お話が終わったあと、気分が爽快とはいかず
何回も何回も読み返し、作品の意図を把握していこうか思っていました
作者さんの物語はいくつか読みましたが考えさせられるお話が多いですね

悲しいです

1

もはやBLじゃねえ

 初レビューです

「神」が付くのに十分面白いですし、とても考えさせられました。ただその「神」は「萌」の延長ではなく、単純な読み物としての面白さだと感じました。そういう意味で「中立」とさせて頂きました。

 ただやっぱり、これとても面白いです。初めはエロ度「変態」につられて手にとったのですが、物語が進む中で過去のトラウマを主人公にぶつけて犯す「にいちゃん」すらも可哀そうに思えて、世の中の不理解に苦しむ様は所謂「腐女子狩り」に通ずるものがあるのでは?と勝手に思ってました(笑)。
 
 当然大人が子供に手を出すのは犯罪ですし、いまだに同性愛は禁断の愛です。しかしこの作品ではそれがなぜ悪なのか、なぜ禁断なのかと問われていて、全ての愛が許されるべきではないと思います(それならば近親相姦もOKになります)が、自分の批判が正当であるとするならば、この『なぜ?』に対してはっきりと答えを持つ、それができなくてもそれについて考える必要があると強く感じました。

4

うーん…

読後感が悪いけど、読んだ後にいろいろ考えてしまうということはそれだけの技量があるということなのかなと思いました。

3

悩み、葛藤、答えのループ

病んでる話が読みたくて、ついに手を出してしまいました。

この作品、病み、の部分は前半のみだったと思います。受けを一方的に犯す所まで。
そこまでは自分の世界に入り込んでしまった大人の病みの感情を一方的にぶつけていた話。

攻めの過去が明かされてから、受けが考えを持つ所からはしっかりと社会の中で一生懸命考えた上での行動。
世界には二人だけみたいな狂気的な感じかと思ったら、二人とも社会の中での自分の立ち位置を確認しながら、客観性もしっかりと持っている。

世間の目、親の目、逃れたくとも社会で生きている限りつきまとう視線。その中に放り込まれる自分という人間。
考えすぎたら動けないし、まったく考えずにも居られない。それでも前進するしかないし。

どんなハンディキャップにも通ずる悩みや葛藤を描ききった一冊だったと思います。
正解はないですね。誰にも正解は出せない。自分の中で出した答えが全て。
素晴らしい作品でした。

3

問題提起が深かったです。

読む前は抵抗があったのですが・・・

「どうして子供の恋は恋と認めてもらえないのか」
「大人の男性が男の子が好きだという事は矯正されないといけない事なのか」
読んでみたら、問題提起がナチュラルにストーリーに組み込まれていてすごいと思いました。

また、主体的な悪という感じがなく、過去の経験からそうなってしまうしかなかった。と言う雰囲気も独特で感銘を受けました。

にいちゃん、ゆい、まいこ。
みんな、強いところ弱いところ両方あって、状況によって強さが出たり、弱さが出たりするところに人間のリアリティを感じ、表現力がすごいなと思います。

当て馬だと思っていた、まいこにも人格を感じるところ(それどころか、ストーリーが進むと物語のキーマンになっていきました。)も好きでした。BLに出てくる女の子(=とりあえず出しとく感)の概念を大幅に覆されたところが良かったです。

私はにいちゃん、ゆいの関係についてはハッピーエンドだと感じたのですが、後は周りの環境がどうなるのかが気になるところです。

4

好き嫌い

人によって好き嫌いがはっきり別れる話だと思いました。
ゆいがにいちゃんに再開してからにいちゃんに支配されていく感じが好みでした。
その後にゆいが逆に兄ちゃんに支配していく感じがすごく良かったです。
リバ苦手な方は注意です。

2

近親相姦もの?とか決めつけて倦厭してません^^?

私の人生で1番最初に購入したBL作品です!!!
買わねば…!!!という使命感に駆られました!
(もしかして主人公ラリってるやつか?という先入観は馬鹿でした。どうか最後まで読んでくれ…!)
加えて、BLCDの方も素晴らし過ぎたため、本当に本当にもう…傑作過ぎる1作かと。運命を感じた作品です。この時代に生まれてこれて、「にいちゃん」に出会えて、感極まりまくり続けております。言葉にし切れないのが悔しい程の感動を覚えました…!!!(興奮しまくりの感想ですみません…)
とにもかくにも!
私には刺さりました!刺さりまくりました!
はらだ先生だいすき過ぎて辛い…泣

2

衝撃の問題作。目がそらせない現実感。

はらだ先生のショタは衝撃的で現実的な作品でした。
BLらしく美化したきれいなものは一切ないお話しで、読後のモヤモヤ感が半端ないです。
一応ハッピーエンドです。

近所の優しいにいちゃんの事が好きな小学生のゆい。両親が共働きで友達もいなく、一緒に遊んでくれるにいちゃんが大好きですが、それはもちろん性的な好きではないように見えます。
一方、近所のにいちゃんはゆいを明らかに性的な目で見ていて下心で優しくしてる感じです。

やらしい事に興味のでてくる子供のゆいを誑かして、セックスに持ち込むにいちゃん。すんでの所でゆいが逃げ出し未遂に終わりました。
しかし、ゆいはにいちゃんを裏切ってしまったと後悔して高校生になっても、女の子には興味がもてずに、ずっとにいちゃんの事が好きです。

高校生になり偶然2人は再会します。
にいちゃんがずっと好きだったゆいは、にいちゃんから逃げ出した事を謝ります。
しかし久しぶりに会ったにいちゃんは、ゆいとの性行為を録画して脅すクズ男でした。

にいちゃんからの性行為の強要で、呼び出されるも、自分の気持ちを証明する為に耐えるゆい。
しかし次第に、にいちゃんは自分の事を恨んでると分かります。
またにいちゃんは、昔自分も同じ目にあってて、自分がされたトラウマをゆいにしていたのでした。

両親との確執や、世間の目のトラウマ、普通に対するコンプレックスなど闇の部分がてんこ盛りです。

にいちゃんが小さい頃に悪戯した(本人達は愛しあってたらしいけど、精通もまだないような子と性行為しちゃイカンだろ!)、おじさんやおじさんの娘、舞子ちゃんの存在。

一番悪いおじさんは、他で家庭持って平穏に暮らしてして、悪戯されたにいちゃんは20年近く苦しんでたのが、現実的なのかもしれないけど、救いがなくてやるせなかったです。
虐待されて育った子が大きくなって自分の子供を虐待したのを見てるような、やるせない気持ちです。
もちろんゆいに同じ事をしたにいちゃんもただの被害者でなくクズ男ですが。

ゆいのにいちゃんへの一途な思いは、本物だけど、ハッピーエンドで良かったけど、せめて幸せな感じで終わって欲しかったな。

描き下ろしでゆいが両親の前で、普通を装いその事に苛立って、薬を飲もうとしてる終わり方は、はらだ先生っぽくぞくりとしましたが。

普通とはなにかを問題提起してる感じにBLの現実的な部分を読んだ感じがして、考えさせられる問題作だったのでこの評価にしました。

4

はらだ先生の脳内はどうなってるんだ!

はらだ先生の作品ということで、即購入。やはり今回も、いい意味で、予想を裏切られました。読んでいて、はらだ先生はどういう頭をしているのか、毎回不思議になります。

最初は、小学生との絡みからスタート。小学生もありだなと思っていしまいました。にいちゃんとの関係を、ずっと後悔していた、ゆいと、ゆいの親から、変態呼ばわりされた、ゲイで、ショタの景。
どんな形でも、愛を貫き通す、ゆいの執着心。惚れますねぇ。
ゆいに、復讐するために、会っている景。これもまた面白かったです。
2人のいびつな関係に、とても心惹かれました。

2

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