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矢代の心情が一番読み取れる巻

怒涛の囀るの6巻、伏線回収巻です。それだけで買う価値があります。
メインストーリー?である抗争が一区切りです。

ついに矢代は決意し、平田の心情が語られます。
男たちは何をこだわらなければ生きていけないのか、
それがずらりと並びます。矢代、百目鬼、平田、三角。
今回はひたすら三角さんがカッコいいです。
でもこの物語の主軸の抗争の原因でもある
三角さんの矢代へのこだわりは一体何なんでしょう。
その辺りをぜひスピンオフでヨネダ先生にお願いしたいです。

そして今回この巻を読み解く上で一番重要なのは
「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」です。
是非とも再読をお願いしたい。
矢代と百目鬼の関係が気にかかります。
矢代は最初から表情がさえないまま、
冷静には見えますが誰も皆拒否して、
自分だけでどんどん決めてしまい突っ走ります。
それでも百目鬼のキスを思い出したり、
百目鬼との情事を思い出し、ズク!とうずくのです。
気持ち(心)と身体が完全にバラバラになってしまった矢代。
5巻の百目鬼とのメイクラブで、おそらく「漂えど~」の
アイデンティティクライシスをまた感じたにちがいありません。
百目鬼は矢代の心を救えるか、矢代は素直に百目鬼を愛することが
できるようになれるだろうか?

今回助演男優賞は七原、ノミネートに甘栗ですかね。
読み切りの飛ぶ鳥は言葉をもたないでの七原が
矢代を意外にも理解していて、百目鬼のアシストにかっています。
7巻新生百目鬼に期待です。
絶対百目鬼はカッコいくなって帰ってきます!(強く希望)

全く予想できなかったストーリー。
ヨネダ先生の物語作りは二次元ではなく構造的建築物、
まさに先生は物語のアーキテクトです。
無駄なコマは一切ありません。比喩表現、対比表現、わざと余白を残し
想像力をかきたてます。
影山×久我、百目鬼×葵 考察したくなる気持ちがマックスです。
この作品を知らなかったらそれは私の人生ではなかったと大声で言えます。
BLのみならず、近代日本文学の金字塔です。
リアルタイムでこの作品に出会えたことを感謝します!
そして百目鬼、矢代の命を助けてくれてありがとう!