囀る鳥は羽ばたかない(6)

saezurutori wa habatakanai

囀る鳥は羽ばたかない(6)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神206
  • 萌×29
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

1

レビュー数
48
得点
1072
評価数
220
平均
4.9 / 5
神率
93.6%
著者
ヨネダコウ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
囀る鳥は羽ばたかない
発売日
価格
¥666(税抜)  ¥720(税込)
ISBN
9784813032205

あらすじ

これまで守り通してきた一線を、ついに越えてしまった矢代と百目鬼。
百目鬼は矢代がかけがえのない存在であることを、矢代は百目鬼への感情の正体と、自らをかたちづくる矛盾の正体に直面する。
大切だから、離れない。
大切だから、手離す。
平田との抗争が切迫する中、百目鬼を捨て、ひとりでけりをつけようとする矢代だったが……

命をかけた抗争の行方は?
矢代と百目鬼の関係は?
怒濤の新展開!!

表題作囀る鳥は羽ばたかない(6)

百目鬼 力(25歳・ 元警官のヤクザ)
矢代(36歳・ドMで変態のヤクザ,真誠会若頭)

その他の収録作品

  • 飛ぶ鳥は言葉を持たない

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レビュー投稿数48

ここがクライマックス

確実に大団円へ向かっていると感じる第6巻でした。
ここがクライマックス、ここまで来ればあとは幸せなエピローグ、と信じられるような。

いちばんの感動は影山に『お前はなんで俺じゃなくて久我だったんだ?』と聞いたシーン。
ふとそんなことを口にしてしまうほど、矢代の心はほどけていたのかと涙が出ました。

葵ちゃんにとっての百目鬼のような存在が矢代にはいなかった。
誰も「お前は悪くない」「悪いのは義父だ」と判断を下してくれなかった。
幼い矢代は『可愛い奴だ 可愛い…』と言う義父に“愛情”があるとすがりたかったのでしょうか。
「自分は可愛がられている」「これは愛されているがゆえの行為だ」と。
だから呼応すべく『痛くないと感じないんだ――俺』と自己暗示をかけたのに、義父は容赦なく去った。
矢代の愛されたい、愛したい想いは行き場を失い、やがて向けられた好意に吐き気をもよおすようになる。
すがったら最後、孤独な結末が待っていることは経験済みなので。

何かを大事に思いすぎると、それが壊れるときが来るのを恐れているのか、待っているのかわからなくなることがありますよね。
今は幸せだが、この幸せが永遠に続くはずはない、壊れるときは必ず来る、明日かもしれない明後日かもしれない、気づかないうちに壊れていたらどうしよう、え~い、だったら先に自分で壊してしまえ! みたいな。

『俺の人生は誰かのせいであってはならない』。
あくまで主体であろうとした矢代の防衛本能は、自分=主体より大切な百目鬼という存在の出現で溶解しつつあるように見えます。
ずっと平気で素を見せてきた相手連中に愛されて、相変わらずご主人様な姿をさらす矢代が可愛くあったかくてたまりません。

当然もうひと波乱あるでしょうが、作者がどんな着地点を用意してくれるか楽しみにしています。
三角が『平田にはそれなりに情もあった』と言うあたり、まだ語られていない逸話も?…と期待を膨らませてみたり。

3

百目鬼が諦めないでくれると信じます!

6巻電子待ちわびていました。
発売にあたり1〜5巻を読み直して待機。

平田の拗らせ愛に驚愕…
三角さんにトドメさされりゃ死んでも本望だったろうに。
平田の、歪みまくった形でしか現わせない想いからすると平田も酷い生い立ちに違いない…などと思ってしまったがだからといってやはり同情には至らずザマァな感情が勝ってしまった。ヒールとしてはめっちゃ強烈だったよ平田!

そして矢代な
既刊を遡れば影山先生のコンタクトレンズをケースごとくすねて後生大事に保管していたり先生の実家の地上げを阻止するために奔走したり寝ている百目鬼の頬にキスしたり、なんていじらしいんでしょう!どれも相手の知らないうちにこっそりとひっそりと。自他共に認めるドMの変態ネコながら中身は処女の乙女じゃないですか…
こういうところ見ていると人を愛する、の根本的なところは分かっているのだと思うのだがいかんせん酷い育ち方のせいで自己肯定感が低過ぎるのであろう
己が愛される事には免疫がなさ過ぎるんだよね…
矢代にとって5巻の様なセックスを認めるのはアイデンティティの崩壊だものそりゃあ怖くて仕方ないだろうよ

こんなに苦しい切ない両片思いがあっただろうか…
落としどころが皆目検討つかないけれど矢代を救えるのは百目鬼だけだと信じてる!(逆も然り、百目鬼のトラウマを救ってくれるのも矢代であってほしい)
矢代がどんなに意固地に遠ざけようとしても諦めないで欲しいし諦めないでくれると信じたい。

仄暗い空気感の中でも矢代の軽口や七原のキャラや甘栗ちゃん達の滑稽さに救われましたw
やっと6巻が読めたのにもう7巻が待ち遠しい…

3

鸚鵡はよく言えども飛鳥を離れず。飛ぶ鳥は言葉を持たない。

数回読み直して、え⁈ と思って。直近の5巻を読み直し、更に遡って既刊を読み直し。
もう一度、ラストに to be continued とあるのを確認して。まだ続くのだとホッとする様な。
何だか惜しい様な。それほどまでに。ここで終わってしまったとしても。
素晴らしいと思わずにいられないのだ。

1巻からずっと。「男の嫉妬ほど手に負えねーもんはねぇ。」と、矢代のモノローグにあったように。
平田のどす黒い執着は人を殺し、自分をも破滅に追い込んで行く。
ただ、三角さんに認められたかっただけ。
「そんなに三角さんに愛されたかったですか?」という、矢代の言葉に激昂する平田。
平田自身もおそらく気付いてなかったであろう、その気持ち。感情。それは性癖などでは無く、
ただ三角さんへ向けられた激情。もちろんそれは叶うこと無く。ただ葬り去られる事になる。
幕引き。先代が亡くなり、三角さんは跡目を継ぐ。黒羽根の墓に報告する三角さんと、黒羽根の姪。
黒羽根に結びつく縁。いつか。三角さんが片腕と言う、黒羽根とのエピソードを見てみたい。
矢代をして、「仮性ホモの集まり」と言わしめた極道の世界において。
そんな生き方をするしかなかった平田。彼の絵図は脆くも崩れ去り、何も遺す事は無い。

百目鬼の腿を撃ち抜いてまで。彼を手放したかった矢代。
それでも、頭の側を離れないと決意した百目鬼。百目鬼が矢代を愛すれば愛するほどに、矢代はそれから逃れようとする。互いの愛情が深ければ深いほど、捻れていく想い。
自分が死ぬ事で終わらせたかった想い、愛。
ずっとすえたような匂いをさせていたであろう矢代の。身体からほとばしるものは何か。

七原ことななたんの、矢代や杉本との掛け合いにはホッとさせられます。
今回の白眉は彼の台詞。「杉本、俺はウソ言ってねぇよな。」
矢代の安否を心配しているであろう百目鬼にかけた言葉「心配すんな、頭はお前よりは元気だからよ。」この時、きっと矢代も危なかったとは思うけれど、百目鬼を思ってかけた言葉。
七原が色々言いつつも、矢代を「かっけー」と慕い、弟分の百目鬼にも心を尽くす優しさにグッと来ます。涙。
それにしても。ヤクザだというのに、ナースステーションが美しい矢代を巡って浮き足立っているというのが可笑しくて、癒されます。絵的には、実は矢代の美しさは1巻に比べると損なわれている様な気もしていて。矢代の綺麗さは、実は百目鬼ヴィジョンだったのかなぁ。なんて思います。

けれど。ラストの、事務所で100万するという鸚鵡を飼っている矢代は、時間の経過を感じさせて、尚、美しい。髪を上げた彼の美しさは、筆舌に尽くしがたい。
鸚鵡はよく言えども飛鳥を離れず。
飛ぶ鳥は言葉を持たない。
そして…、白鷺は塵土の穢れを禁ぜず。

6

苦しい

映画みたいなストーリーはよかった。
でもBLなのにBはあるけどLがない。。
いつになったら二人は愛せるか
受けが攻め以外の男とやるのを見るのが辛い。。
ビッチ受けが苦手だからかもしれません
早く幸せになって欲しいとは望まない
一度でも二人の心が通じ合う場面がみたい
ファンの方にはすみません。
私には合わなかったかも。。

5

ウッソ気付かなかっ・・

やっと出たよ電子読みv

もうホント面白かった!面白かった!カッコ良かったっ!

読み終わってすぐ掲載誌の検索しました。だってこの続きがすぐ読みたい!読まずにおれるかってラストで、その勢いで探したんですがいい結果得られず…寂しい。

もっとこの世界読みたい〜っ
前巻から続き、やっと本題の片がついてスカっとしました。今まで、その渦中に巻き込まれながら三角さんとか天羽さんとか竜崎とか色々な人の馴れ初めを知り、すっかり身内のように感じてしまっている『囀る鳥隊』。矢代はたぶん、みにくいアヒルの子でしょう(笑)

この続きどっかで読めないの!?
矢代のスリーピースもっと拝ませて欲しい!
スーツ姿の美しさはため息もの。
服着てたって矢代のセクシーさは、ヌードに勝るとも劣らない。
そんな訳で、このページの説明読んで初めて気付きました。
「ウッソ気付かなかった!エロ度無し!?」です。
そういえばそうだった…?いやそう言い切る自信がない。だってめっちゃセクシー…(笑
もうホントここまでくるとエロの有り無し関係なく面白い。
いい男は脱がなくても目の保養です。
続き読みたいけど、しょうがないからもう一回読もうっ


5

ゾクゾクした

いやー平田でした。
平田と矢代、平田と三角…。
この2つのやり取りゾクゾクする程良かった。

矢代とのやり取りは、王道というか、裏をかいて出し抜いて表面的な大打撃を与えてっていうドキドキの楽しさもあり。
平田には常々死んで欲しいと(ごめんなさい)思っていたのでへへーんザマァやっと貴様の窮地が拝めるぜ!(性格悪いですねすいません)って読んでました。(その後の矢代と
百目鬼にハラハラしましたが)

しかし平田最期のシーン。
自分が死ぬと分かっていてなお、どんな形でも三角の視界に入っていたい、俺を見ろ!と全身で叫ぶ平田に三角の放った一言。
強烈!!でした。
こうなると「三角さん!あんたの人たらしが招いた事なんやでー」とも言いたくなる。
ああ平田…大嫌いだったけど生まれかわったら三角さんの髪の毛とかになれればいいね。
しかしこの後に及んで情けかけられて生き延びるって展開はないだろうと思っていたけど、ここまで無慈悲な最期が描けるとは…まるで虫ケラ扱い。
死体も写さず小さな新聞の記事だけで表現したのが容赦なくて徹底していていいなぁと思いました。
作者ヨネダコウさんのプロフェッショナルに脱帽です!

ところで
最後の左頬に傷のある人誰ー?メッキーなの?素直にそー捉えていいの?それとも手離したはいいが寂しすぎて錯乱した矢代が誰かにコスプレさせてるとか?(ねーわ笑)
なんだか随分と立派なヤクザっぽい光沢のあるスーツなんて着ちゃってるように見えるけど…
片や「社長」と呼ばれる矢代。
片やヤクザ色強めな百目鬼。
どういう状況で時間はどのくらい経ったの?
気になるーー

でもなんとなくこれからは2人の恋愛を深く描いて下さる予感は勝手にしてます。
対談されてた草間さかえさんもつぶやいておられましたけど私も正座して7巻待ちます〜。

5

苦しい....

誰か何か言ってくれ。と他の方がレビューで書いてらっしゃいましたが、私もそんな感想でした。
とにかく苦しい。頭がおかしくなりそう。
1巻〜5巻も何十回も読み返すほどハマっており、6巻も何度も読み返しましたが、百目鬼が矢代の涙を想い出して何かハッとした顔をしていましたが、どう捉えたのか.....どう捉えたんだろう?
七原は矢代の事を意外にもよく分かっていたみたいで、七原のあの言葉に百目鬼が何か新たに決心をした事は伝わりましたが....百目鬼が未知数過ぎて.....先が全く読めません。
続きが待ち遠しくて他の事が何も手につきません。
ヨネダ先生の他作品を見て面白かったので、囀る1巻は安易な気持ちで手に取ったんですが、こんな気持ちになるなんて....
矢代の幸せがどんな形なのかは分からないですが、矢代の感じる幸せに1番近い形になって欲しいと願ってます!
百目鬼の献身的な愛が報われる事も願ってます!

6

大胆なストーリーに繊細な伏線が散りばめられています。

待ちに待った6巻です!迷いなく神!です。
エロは過去の回想程度でガッツリはありませんが物語は大きく進みます。
矢代は百目鬼のことを蹴飛ばしたり言葉で傷つけたり、酷く扱って遠ざけようとしますが、空気を読まずに必死に食い下がってくる百目鬼を心のどこかでは必要としてるのが痛々しくて切ない。
極道パートとしては平田との決着は一応つきますので、次はいよいよ百目鬼とのメンタルパートかと思います。今から7巻が楽しみです!

2

終わりと始まり

様々な伏線と、登場人物の想いが絡み合い、怒濤の決着を迎える巻です。
そして新たなスタートの巻でもあります。
まずは未読の方はここまで読んで欲しい。
次が待ちきれなくなりますから。

矢代の強さと脆さ、百目鬼の一途さと怖さ。平田の憎しみと悲しさ。相反する想いがぶつかり合って、一度では読み解くことができないストーリーになっています。
神です。

1

矢代の心情が一番読み取れる巻

怒涛の囀るの6巻、伏線回収巻です。それだけで買う価値があります。
メインストーリー?である抗争が一区切りです。

ついに矢代は決意し、平田の心情が語られます。
男たちは何をこだわらなければ生きていけないのか、
それがずらりと並びます。矢代、百目鬼、平田、三角。
今回はひたすら三角さんがカッコいいです。
でもこの物語の主軸の抗争の原因でもある
三角さんの矢代へのこだわりは一体何なんでしょう。
その辺りをぜひスピンオフでヨネダ先生にお願いしたいです。

そして今回この巻を読み解く上で一番重要なのは
「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」です。
是非とも再読をお願いしたい。
矢代と百目鬼の関係が気にかかります。
矢代は最初から表情がさえないまま、
冷静には見えますが誰も皆拒否して、
自分だけでどんどん決めてしまい突っ走ります。
それでも百目鬼のキスを思い出したり、
百目鬼との情事を思い出し、ズク!とうずくのです。
気持ち(心)と身体が完全にバラバラになってしまった矢代。
5巻の百目鬼とのメイクラブで、おそらく「漂えど~」の
アイデンティティクライシスをまた感じたにちがいありません。
百目鬼は矢代の心を救えるか、矢代は素直に百目鬼を愛することが
できるようになれるだろうか?

今回助演男優賞は七原、ノミネートに甘栗ですかね。
読み切りの飛ぶ鳥は言葉をもたないでの七原が
矢代を意外にも理解していて、百目鬼のアシストにかっています。
7巻新生百目鬼に期待です。
絶対百目鬼はカッコいくなって帰ってきます!(強く希望)

全く予想できなかったストーリー。
ヨネダ先生の物語作りは二次元ではなく構造的建築物、
まさに先生は物語のアーキテクトです。
無駄なコマは一切ありません。比喩表現、対比表現、わざと余白を残し
想像力をかきたてます。
影山×久我、百目鬼×葵 考察したくなる気持ちがマックスです。
この作品を知らなかったらそれは私の人生ではなかったと大声で言えます。
BLのみならず、近代日本文学の金字塔です。
リアルタイムでこの作品に出会えたことを感謝します!
そして百目鬼、矢代の命を助けてくれてありがとう!

8

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